カレーが食べたい

年始回りをしていたら、突然、カレーが食べたくなった。
といっても、正月からカレー屋なんか、そうそう開いていないので、いつものように自転車でウロウロと走り回って居りましたが、あいにくとカレーを食わしてくれそうな店が見つかりませんでした。

しょうがないので、365日営業のチェーンレストランに入り、入り口で、
「カレーが食べたいんだけど、ある?」
若いバイトらしい女の子が、
「はい、ございます」
で、わたしはシズシズと御案内されて、席に着きました。
やがて、というか、かなり待って、お品書きがきました。
彼女は、厨房方へ戻っちゃいましたが、どこを見てもカレーが有りません。

やがて、彼女が来ました。
「カレーがないんだけど、、、、」
「あ、カレーはありません」
「だって、さっき有るって言ったじゃないの?』
「お子様ランチの中に、ハヤシライスが有ります」

愚昧な私には、カレーライスとハヤシライスの違いが解りません。
「あ、そう、お子様ランチって定食みたいになってるんだよねぇ」
「はい、そうです」
「じゃ、他の物は要らないから、ハヤシライスだけ、皿に盛ってください」
「はい、解りました」

彼女は、行ったきりかなり時間がたって、
「ハヤシライスだけ、盛り付けるということは出来ません
「え?なんで? ハヤシライスはあるんでしょ?」
「はい、あります」
「じゃ、できるじゃないの?」

彼女は、もどって、しばらくして手ぶらできました。
「あのぅ、、、出来ません」
「なんで?」
「ハヤシライスだけ盛り付けると値段が決まらないのです」

わたしは気のながいノンビリ性格ですが、かなりイラついてきました。
こうなると、どうしてもハヤシライスが食べたくなりますなぁ。

「じゃ、さぁ、、、お子様ランチを持ってきて」
「はい、解りました」

また、また、しばらくして、彼女が手ぶらで来ました。

「あのぅ、、お子様ランチは大人には出せません」

ここまでが、笑い話みたいな実話ですが、ここから先は読むと不愉快になるので、止めた方が良いdすよ。
それでも読む?
読んだ後は、うがいでもしてください。



普段なら、ここで、「チョット、店長呼んで!」
というとこですが、お正月からこれ以上不愉快な気分になりたくないし、周りにも他の客が居るし、わたしは黙って出てきました。

だから、わたしはチェーン店(レストランに限らず)って行かないことにしてるのです。
こんな店の、店員や店長を相手してると腐った豆腐をいじっているような気がして、精神衛生上よくない。
昨年(2009)末、某大手宅配業者を相手に非常に不愉快な思いをしたことが有りますが、日本全体が柔軟性が無くなってますな。
だから、自殺者が増える。

参考資料
1.
素顔のスペシャル・フォース 日暮雅通訳 東洋書林刊 2002
2.不揃いの木を組む 小川三夫著 草思社刊 2001

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