第95夜 「お約束」の快感!『ポリスノーツ』


 確か、この「ポリスノーツ」が最初に発売されたのは、パソコン版、
それもNECのPC98シリーズの最晩年で、CDロム対応だったと思います。
当時、大学生だった弟が、この「ポリスノーツ」をやるために、
その機種を買った、なんて言ってましたから。
 当時は、そのくらいのキラーソフトだったのです。
 それで「ポリスノーツは凄いよ、いいよ」という話をさんざん吹き込まれていたのですが、
僕自身がこのゲームで遊んだのは、実はつい最近なのです(PS版)。
サターン版も買っていたのですが、「バーチャガン買ってから」などと思っているうちに、
遊びそこねてしまい、結局当直に持っていったPSoneでやったんですよね。
 このゲームのストーリーは、
【人類の宇宙開発黎明期に活躍した5人の「ポリスノーツ」(最初の宇宙警察官みたいなもの)のうち、
作業中の事故で30年間ものコールドスリープ状態を経て発見された、
主人公のジョナサン・イングラム(=プレイヤー)が、
すっかり変わってしまった当時の仲間との友情と確執の中、
巨大な陰謀(しかも、昔の仲間たちがかかわっている)
をポリスノーツのひとりであり、旧友であるエドと協力しながら暴いていく】
というものです。
 アドベンチャーゲームのストーリーをあまりバラしてはいけないのですが、
このゲーム、「L.A.コンフィデンシャル」とか「スターウォーズ」のような、
いろいろな映画の影響を受けているようで、思わずニヤリとさせられるようなシーンが満載です。
 まあ、ある意味「ベタなストーリー展開」とも言えて、
怪しそうな人はやっぱり悪い人だし、ひっかかるワナとかピンチから脱出する場面も、
みんな「お約束!」という感じなのですが、それが全然厭味になってないんですよね、
このゲーム。かえって「そうこなくっちゃ!」って拍手喝采。
 「水戸黄門」とか「仕事人」に毎週チャンネルを合わせる人の気持ちも
わかるような気になります。
 一部、「さすがにそれはご都合主義なんじゃないか?」とか
「その証拠はさすがに目先の利益より隠滅しとくんじゃない?」
とか思うところもなくはないですが、まあ、そんな疑問も小さなもんです。
 コントローラーが壊れそうなシューティングモード
(しかし、バーチャガンでやったらムチャクチャ疲れるだろうし、難しいと思うのだけど)
や宇宙開発時代をモチーフにしながら、
実は現代にも通用する奥深いストーリーなど、見所、遊びどころ満載。
 そして、手に汗握る爆弾解体!「ノスタルジア」よりは、はるかに簡単です。
 (でも、途中で時計が速くなるのはサギ!何が起こったかわからないうちに、
1回死んじゃったよ…)
 もっと早く遊んでいたら、きっと僕もこのゲームの信者になっていたに違いありません。
 さすがに、今遊ぶと「ちょっと前のゲームにしては凄いなあ!」
というような感想になってしまうんですよね。残念だなあ。
 それでも、今遊んでも十分面白いですし、なんといってもPS版は安いです。

 しかし、このゲームでのいちばんの化け物は、どう考えてもフローズナーより、主人公ジョナサンですね。

 あれだけ弾丸何発喰らっても死なないなんて、人間とは思えない…