第97夜 捕まったのはいいけれど…「ギャラガ」

 ナムコのインベーダー型固定画面シューティングゲーム「ギャラクシアン」の続編。
「ギャラクシアン」は、インベーダーゲーム時代から、
 鋭角な動き(縦とか横)しかできなかったシューティングゲームに、
 曲面のスムーズな動きを取り入れたということで非常にインパクトがあり、
 続編にもかなりの期待が集まりました。

 で、鳴り物入りで登場した「ギャラガ」。
 このゲームの特徴は、先代から受け継がれた敵のトリッキーな動きと、
なんといっても一度敵の「ファランクスビーム」につかまったあとに、
その自機を捉えている敵を攻撃中に撃墜すると、自機が2つ横に合体し、
攻撃力が2倍にアップするというパワーアップシステムでした。

 しかし、これには大きな落とし穴があって、
まず、うまく敵のビームに捕まらないといけないし、
しかも、自機を捕獲している敵を制止時にやっつけてしまうと、
そのまま捕らえられた味方は戻ってこられず。
おまけに、捕まえている敵と一緒にやってきた味方を誤って撃ってしまうこともありました。

 そして、なんといっても悲劇的なのが、残り1機なのに、
敵のファランクスビームに捕まってしまうパターン。
あれが出てくると、ついつい捕まりに行ってしまうんですよね。
ゲームオーバーになって、画面中に映っている囚われの自機を見たときの虚しさといったら
それに、パワーアップしていると火力も2倍なのですが、
自分の面積も2倍になってしまうので、けっこう敵弾にあたりやすかったのです。
 パワーアップしないほうがいい!というゲーマーもいたようで。

 ちなみに、この「ギャラクシアン」シリーズには、
「ギャプラス」という続編があります。
でも、さらに複雑かつ難しくなってしまって、ちょっとついていけなかったなあ。