新しい電気冷蔵庫を購入 | ||||||||||||||||||||||||||
掲載日2013年12月25日 斉藤 清 | ||||||||||||||||||||||||||
1997年(平成 9年)、3ドアの内容積335㍑の電気冷蔵庫を購入して、翌年、現役を引退し 安曇野に移住した。その引っ越しの時にその冷蔵庫を持って来て、16年も使っていた。その間、 特に故障もなく使い続けていた。 国産電器メーカー製の3ドア型だった。最近、電気製品で省エネ型の新製品がどんどん出廻っ ており、大々的に省エネで数年から10年で元が取れるから買い換える方がお得と宣伝してい る。これから何年生きてそれを使えるかも分からず、故障や小さな部品のトラブルで故障する ことも考えられるので、僕はこの宣伝には乗らないことにしていたが、16年も使った電気冷蔵 庫は廃棄し、新製品を購入してしまった。 家電品は多種多様あるが、電気冷蔵庫に限っては、ここ10年の性能アップ(特に消費電力が 1/3以下と格段に小さくなった)が著しいので、その効果を確認するため購入したのである。 |
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上の写真は商品カタログから引用した。 | ||||||||||||||||||||||||||
新しく購入したHITACHI製の電気冷蔵庫(6ドア、内容積441㍑) 昨年、電気冷蔵庫部門で、(省エネ大賞)を受賞した。 |
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キッチンに鎮座した新しい冷蔵庫。 手前の下段は炊飯器、中段は両面焼き フィッシュロースター、上段はオーブンレンジ。 |
ドアの中心部にあるスイッチと表示器。 |
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冷蔵庫内容積1㍑あたりの年間消費電力量(kWh/L)の推移。 出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー2008」 |
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旧品 | 新品 | |||||||||||||||||||||||||
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旧品と新品の比較
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定格内容積1㍑当りの年間消費電力量は、旧品は588/335=1.76kWh/L、 今回購入した冷蔵庫 は、190/441=0.43kWh/Lと上図の年間消費量の推移の2005 年の0.49kWh/Lより更に12%下がっている。 定格庫内容積は旧品の1.3倍と大型になったが、一年の電力消費量の減少は 約588-190=398(kWh)、電力消費量は実に旧品の1/3になった。 電気代を23円/kWhとすると、23X398=9,154円の節約になる。実際の使用電力量は カタログ値の1.2倍くらいになるらしい。 新しい冷蔵庫は、135,000円で購入したが、135,000/(9,154x1.2)=12.3(年) 電力の省エネ効果を回収するには約12年近く掛り、その効果は殆ど期待できない。しかし古い 冷蔵庫は、16年も使っていて何時故障してもおかしくないものになっていること、新しい冷蔵庫は、 「真空チルドSL」という真空の力で酸化を抑える真空チルドが更に進化。光触媒の効果で炭酸ガ スを生成し、野菜の呼吸や、肉や魚の表面の酵素などの働きを抑制し、眠らせるように保存する 「スリープ保存」で鮮度の低下を抑制できる。また、冷却器に付着する霜(フロスト)を有効活用して 庫内を冷やす「フロストリサイクル冷却」や、断熱性に優れた「フレックス真空断熱材」など様々な 省エネ技術が利用されている、などなどの宣伝文句に釣られて購入してしまったのである。 製氷室が完全に分離しているので、氷に匂いが移らないのが良いと思った。 |
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