全自動食器洗い乾燥機の
再度のトラブルと新製品購入

  
 <2012年7月25日>
 
 掲載日2013年6月27日           斉藤 清
 
 2006年5月、H社製の全自動食器洗い乾燥機(型式KF−W70EV)を購入したが、使用開始後5年で起動
スイッチを入れても動作しなくなった(2011/6)。メーカーのサービスマンに来てもらって調査と修理をお願いし
た。
 その結果、ポンプのモーターを制御するマイコン付きプリント基板の中のマイクロ接点が、5か年の使用で、
約5000回ON,OFFし、このマイクロ接点が融着してOFFにならなくなったのが原因だと分かった。対策として
新しいプリント基板と交換して修理が終わった。この修理代金が出張修理費、部品代、技術料で19,740円も
取られたのである。新品を60、000円以下で買ったものを、非常に小さいマイクロスイッチ1個の熔着で、この
修理代は腑に落ちなかったが、その時は特にクレームを付けず修理代金を支払って使い始めた。

   
 交換したマイコン付きプリント基板。
全面がかなり厚い防湿コートされている。
 修理終了した外観。
 
 それから1年と少したった2012年7月20日頃、またトラブルが発生したので、同じサービスマンに来てもら
い点検してもらった。その結果は、今度は高圧水を送るポンプの故障で、ポンプと駆動モーターを交換しなけ
ればならないし、1年前に交換したマイクロスイッチにも異常があるので、これも交換しなければならないと言
われた。 

 その交換修理費用は、なんと35,000〜38,000円になるとのこと、しかも今後1年以上の補償はできな
いとのことだった。この商品の購入価格は60,000円以下だったので、この交換修理費用は納得できるも
のではなかった。

 それでは、新品を買うかもしれないので、カタログを持って来て欲しいと言ったら、H社は、もう全自動食器
洗い乾燥機の生産を中止し、既納品の交換部品しか保管していないとのことだった。なぜこの食洗機の生
産を停止したのか、そのサ−ビスマンから明確な回答をえられなかったので、電器の量販店を数店廻ってみ
た。

 どこの家電品の量販店に行っても、P社製とある魔法瓶メーカーの2社の製品しか展示していなかった。
しかも売り場も縮小されていた。

 僕が購入した当時は、各メーカーが競って全自動食器洗い機の実演販売をしていたが、様変わりなのだっ
た。量販店の方に聞いたら、この製品は故障が多くメーカーも魅力がないのであまり作っていないし、量販店
でもあまり売れていないのだそうである。

 しかし、一度便利な物を導入すると、全自動食器洗い乾燥機をどうしてもまた欲しくなってしまい、P社製の
ものを購入することにしてしまった。

 新しい全自動食器洗い乾燥機を購入してから1年弱になるが、今の所順調に稼働しているので、その記録
を纏めて置く。  
  従来品   新規設置品
購入年月  2006年5月   2012年7月
 メーカー名  H社  P社
 品名  食器洗い乾燥機  食器洗い乾燥機(家庭用)
型式   KF−W70EV   NP−TM5
 機能 (1)12時間放置した汚れも、ナノスチー
  ム浸透洗浄ででこびり付いた汚れを
  落とす。
(2)ナノチタン消臭。
(3)Agイオンコート除菌。
(4)驚くほど節水、1回の手洗いの 1/  15の水(約9.8リットルでOK)
(5)電気代、水道代、手洗いの場合の
  ガス代を比較すると年間ランニング
  コストが55,000円お得。 節水で
  CO2排出量が年間約65%削減。
  (この文言は自分で確認していない。)
(6)10時間タイマー付き。
(7)運転騒音40dB。

このどれを見ても非常に魅力的である。
でも実情は顧客に取って魅力が薄い
ので、売れなくなってしまったのだろう。 
(1)多彩なコース:少量、標準、強力、
  スピーディ、80℃の高温すすぎなど豊富な
  コース。 
(2)プラスチック食器類の低温洗浄ができる。
(3)自動お手入れコース付き。
(4)大皿やラーメン鉢の大型品を洗浄できる。
(5)水の使用量 1回当り約11リットル。
(6)4時間タイマー付き。(H社製は10時間タイ
   マーだったので、深夜電力の早朝起動でき
   たが、4時間では寝た頃に起動するので、
   現在はタイマーは使っていない。寝る時に
   起動することにしている。
   多分ナノスチーム浸透洗浄ができないので
  、長時間タイマーでは汚れが十分落ちない
   のかもしれない。)
(7)運転騒音38dB。 


 電気使用量  最大1240W   最大1180W
大きさ  550mmx335mmx540mm    550mmx344mmx592mm 
 重さ  19kg  19kg 
価格  59,500円(2006年)  54,800円(2012年) 
製品写真   廃棄したので添付せず   
  新しい食洗機の写真(外観) 
 廃棄したので添付せず  
    新しい食洗機の写真(内部) 
     
   全自動食器洗い乾燥機は、使用電力の省エネ効果はほとんど期待できない。
ただ水道使用量はかなり節減できるようである。しかし毎月の生活費の削減効果は少ない。
最近は、毎晩使用している。家事が相当楽になっているのは確かである。

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