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  24時間フル活用

 「香港の人は休んでいるときがあるのだろうか?」 香港が好きになって、何回か旅行をするとフト心に浮かぶコトバだ。
 だって、朝から深夜まで街は元気で人々が溢れている。

 尖沙咀北京道のHMVは確か24時まで店を開いていた。デパートだって中環を除けば22時頃までやっている。酒樓と呼ばれる中華料理レストランで閉店時間を意識したことがない。店によっては2時(午前です)閉店というところだってある。酒餐廳なんか早朝から深夜まで、店を閉めているときある訳?といいたくなってします。店内だって、夜23時に家族連れがアイスレモン茶をチューチューしていたりする。

 「ナイトライフ」って中国語では「夜生活」と書くんだけど、香港の夜の生活は映画館に行ったり、外食したり、買物したり、果物を買ったり、つまり昼間の生活とどこが違うの?っと言いたくなる。


 香港の古典的コンビニエンスストア、士多(しいとお)。英語のstoreを広東語に音訳したコトバ。果物、食品、飲み物(含む酒類)、雑誌などなどを扱う、よろず屋。朝から深夜まで営業していて、コンビニが無かった頃から便利な香港のよろず屋だった。最近はコンビニの登場でやや影が薄いが、相変わらず夜中まで店を開いている。
 写真は2004.8、銅鑼湾の士多。
 だから、コンビニが増えても、同じ看板で制服を着た店員がいる店が増えた、というだけで深夜の便利さという点ではインパクトは無かった。
 1990年代中ごろから徐々に増え、その後グンと路線が増えた通宵巴士(深夜バス)。でも、東京の深夜バスは、普通の終バスの後に何本か延長されるバスだが、香港の通宵巴士は深夜から早朝までの間に運転する路線を指す。路線番号の前に「N」が付くのですぐ判る。
 写真はバス停のクローズアップ。ふくろうマークが可愛い。
 今では、新界やランタオ島を含めて深夜バスの路線が広がっている。空港と香港各地の間にも、路線があるので何時に香港空港に着いても交通に困らない。

 歴史的には、戦後の人口爆発によって、ただでさえ狭い香港に人が溢れ、有名な難民アパートに人々を収容してきた香港は相当長い期間にわたり住環境が悪かった。だから、人々は仕事を終え帰宅しても屋外に出ることが多かったという。
 そんな香港の事情のため、夜遅くまで街に出る習慣ができたのだろう。しかも、狭い香港のこと、尖沙咀であろうと、銅鑼湾や中環であろうと、上空には人が住んでいる。つまり都心部にも大勢の人が住んでいるのだ。



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