香港巴士鐵路旅遊協會 HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION
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巴士バス バス停とバスターミナル
バス停の名前へ深入り
 香港では永い間「バス停には名前が無い」と言われ続けてきました。実際のところバス停にはただポールが立っているだけで、ポールにはそこに停まる路線番号は記してありましたが、「本町一丁目」とか「東消防署前」などという名前は付いていませんでした。

 地元の人は多少不便でも、市街地では番地を街路を基準に表記するルール(これは日本以外の多くの国での市街地の番地表記ルールでもありますが)になっていますから、バスの走る道に対して直交する道路の名前でおおよその位置は特定できたのでしょう。それに、そもそも香港の路線バスには車内放送などという代物が無いのですから、バス停に名前があっても無くても余り問題は無かったのかもしれません。

 ところが、20世紀の最後の頃になってぼちぼちバス停に名前が付き始めました。たいてい、近所の道路の名前(多くの場合そのバス路線が横切る道路のです)がバス停名称になっています。

 しかし、これで安心するようでは香港で生きてはいけない!

★香港バス停名の不思議が始まります。
 

 不思議その1  同じ場所のバス停でも、バス会社によって名前が違う
違うバス停名
 初めて見たときは「何だ、こりゃ!?」と我が目を疑いましたが、本当なんです。昔と違い香港でも複数のバス会社が同じところを走っているケースは増えています。それでも、バス会社相互の連携は無いのでしょうか。

←まあ、写真をご覧ください。

 これは湾仔の皇后大道(Queen's Rd.)にあるバス停です。聯發街と船街はクイーンズロードに続いて交差する道で、バス会社によってバス停の手前の道を名前にするか、先の道を採るかの違いが出てしまった例です。
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 不思議その2 ひとつのバス路線に同じバス停名が2つある
地図同じバス停
 彌敦道、佐敦方面から尖東に向かうバス、重慶大廈あたりで車内前方の電光表示が「麼地道・Mody Rd」と出て、バス停に停車。乗り続けると左折して梳士巴利道〜左折して漆咸道南と進み、香港理工大学に向かいますが、漆咸道南のバス停(余仁生あたり)で、また「麼地道・Mody Rd」と電光表示が出ます。

 路線が南北にU字を描くようになっており、道の西側と東側の入口を通るわけですが、つまり電光表示は「バス停の名前」というより「その場所の名前」という感覚なのかもしれません。他の場所ではまだこのケースは見かけていませんが、少なくともこの路線においては「ModyRoadっていうバス停で降りて…」という説明をすると誤解や混乱がおきそうです。
203番、又一村〜尖沙咀(東)、2003年6月8日

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