香港巴士鐵路旅遊協會 HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION
お気に入りのバス路線へ トップページへ
お気に入りのバス路線 78K
お気に入りのバス路線へ 上水〜禁區界線〜(沙頭角)
乗車日:1997.8.4
記 者:[001]


 香港(特別行政区)と中華人民共和国広東省の境界は今でも自由に行き来できない。香港側には境界手前に緩衝地帯とも言うべきものがあって、その緩衝地帯の境をを「禁區界線」という。ただ、往来自由だった頃頃から香港と中国の境界東端に沙頭角という街があって、境界の不思議な商業が栄えていたりした。
 今でも、沙頭角へは新界の上水から路線バスが出ている。KMBこと九龍バスと緑のミニバスがあるが、残念ながら「沙頭角行き」のこれに乗っても沙頭角には行けない。
沙頭角への途上にある禁区の関門 香港が中国に回帰したばかりの97年夏に、上水駅からKMBの78Kバスに乗って沙頭角に向かった。草原とも田園ともいえるような田舎道を30分くらい走ると、停留所でもないのに停車。警察官(というか、市街で出会う警官と比べると、まるで軍人という服装)がバスに乗り込んできた。見慣れぬものはIDカード(外人はパスポート)チェック。
 その警察官が出て行って、更に10分ほど走ると禁區界線で、全ての車は手前で一旦停止。1台ずつ鉄骨の門柱まで進む。再び警察官(ここは普通の警官の服装)が乗り込んできて、やはり見慣れぬものはIDカードチェック。そして、地元住民以外は下車させられてしまう。沙頭角の住民以外は禁區界線を越えて香港域内の沙頭角には行けないようだ。香港が中国の一部になっても変わらず厳重な境界の光景だった。

【写真:沙頭角公路の禁區界線にある関門。これ以上先は通常入れない。禁區内の住民だけを乗せて78Kバスはこの先へ】


トップページへ お気に入りのバス路線へ 巴士 バスへ サイトマップへ  Links リンクへ

当協会ホームページの文章、データ、写真、地図、イラストなどすべての内容は当協会もしくは内容提供者の権利に帰属します。いかなる方法であっても無許可の転用、利用、引用を禁止します。 All parts of this website may NOT be reproduced in any form without written permission of HKPTA.
Copyright(C)Hong Kong Public Transport Tourism Association
香港巴士鐵路旅遊協會
All rights reserved. 版權所有