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旅遊香港の旅 旅のエッセイ
城巴(Citybus)に乗るときは手を上げて  [014/2003.1.12]
手を上げて、タガログ語
手を上げて、日本語
2003.01.12. Po Fu Lam, Hong Kong
手を上げて、英語
2005.08.17. North Point, Hong Kong

 香港を走る巴士(バス)の新興勢力のひとつ、城巴(シティバス)は、蒸し暑い香港で100%冷房化を初めて達成したバス会社です。その割に、車体のカラーリングは、黄色をベースに赤と青のラインが入るという、「冷房・涼しい」のイメージからはずいぶんかけ離れているような気がします。

 その城巴のなかで、前面の行先表示器の横に「バスに乗車する時は手を上げてください」と外国語で書かれたステッカーを貼った車両に出会いました。何ヵ国語か違うバージョンがあるようです。上の写真はタガログ語ですね。香港で多く働くフィリピン出身のメイドさんたちに向けたものでしょう。

なるほど、香港では、同じバス停を何本もの路線で共有しているところが多く、ドライバーから見れば、待っている乗客が自分のバスに乗るかどうかを事前に知るためのよい方法だと思いました。

 そして私の予想どおり、日本語バージョンのステッカーを貼ったバスにもお目にかかりました(写真中)。

 この案内は、香港在住の日本人向けというよりもむしろ、短期滞在の日本人旅行客に向けたものと思われます。

 しかしバス停で、系統番号と行先を見ただけで瞬時に自分の乗るべきバスだと判断し、手を上げて停める勇気を持ち合わせている日本人旅行客が果たしてどれだけいるものか、疑問を感じずにはいられませんでした。相手が小型のタクシーではなく、巨大なダブルデッカーのボディなだけに、間違って停めてしまった時の恥ずかしさを考えると……!

 後ろ乗り、前降りはトラムの大原則。と思っていたら、こんなひとこまを見た。
 いつもながらに込んでるトラム、停車場にさしかかると、待っている男の人が見えてきた。足が弱いらしく杖にすがって立っている。どうやって後ろの入口バーをくぐるんだろ…と思ったら、トラムはその男性のまん前に前部ドアが来るように停車した。前ドアなら回転バーがなく、少しは楽だからだ。

追伸:2005年8月に訪港の際、原語(?)である広東語と、英語バージョンのステッカーを付けたバスに遭遇しました(写真下)。

●このページはHKPTA会員[014]馬利奥の独自サイト『馬利奥的香港世界』からテキスト・写真とも提供されています。


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