第9回義太夫教室発表会 はなつる会
2014年(平成26年)8月30日(土)@山本能楽堂

 
今年も 山本能楽堂で
 
舞台稽古                                            舞台の準備もできました。


英大夫、開演の挨拶です
  
三味線の準備 竹澤團吾さん                       鶴澤清丈さん
   
   脇正面席・お客様と出番を待つ出演者                          正面席・大勢のお客様がご来場下さいました

1. 桂 南光
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ」


三度目の「はなつる会」で「酒屋」を語らせていただきますが、こんなに難しいとは思いませんでした。又、このお園の思いが理解できないと言うか、こんな女性は今の日本には、どこを探してもいませんな。        
2. 伊藤 惠 
 絵本太功記「十段目A」

九十六歳の母、酒屋の「去年の秋のわずらいに、いっそ死んでしもうたら」を突然一緒にハモる。自分で「子供時分以来、七十年間一度も思い出したことのない言葉なのに」と驚く。九十年間やと突っ込みつつ浄瑠璃の力はすごいと実感。初めて若武者と許嫁二人、嬉しさと難しさと。お師匠様、先輩方のおかげでようよう頑張ります。


3. くまざわ あかね
 絵本太功記「十段目B」


初参加で無我夢中だった去年。次回は、みなさんの義太夫を客席でゆったり聞かせていただこう…と思ってましたが、気がつけば今年も舞台に上がることに。
すっかり義太夫熱にとりつかれてしまいました。

 

4. 豊田 公美子
 絵本太功記「十段目C」


4年前は客席で、自分で浄瑠璃を語ることになるとは思いもせず聴いていましたが、先輩方の熱意ある語りに胸をうたれて翌年の発表会の参加を決めました。
もう三回目の舞台、義太夫に出会えたことに、師匠をはじめ皆さま方に感謝し、元気一杯がんばります。

5. 小林 健
 絵本太功記「十段目DE」


前回休場で、満を持しての発表会、気ははやれども、「音感の無さ」と、語学学習同様「年齢」という厚い壁にぶつかっております。

6. 高橋 伶瑚
 義経千本桜道行 忠信物語


お師匠様はじめ皆様のお導きによりこの日を迎えることが出来ました。
お稽古の成果を発揮出来るよう精一杯頑張ります。
 


7. 松本 哲朗
  壷坂観音霊験記「沢市内の段サワリ」


一口 義太夫という妖怪がとりつき放れようとしない。コレがまたいとおしくて無邪気になれるから不思議である。人生の終わり近くになってこんなのと出会うとは、はて面妖な。
末永いおつきあい、お願いいたします。

8. 武田 わか子
 義経千本桜道行 忠信物語

父が生前組んだ「毎日新聞最後の活版」を見に行って、奇しくも毎文さんへ迷い込み、お師匠様のご真影発見。「越路さん直伝てことぉ?!」と飛びつきました。バリアフリーな皆さまに、甘えてばかりでごめんやす。

.桂川 あかね
  艶容女舞衣「酒屋の段サワリ」

今年も義太夫と謡で出演させて頂きます。「酒屋=お園」と「井筒=紀の有常の娘」は、偶然ですがどちらも「人待つ女」。節を覚えるのに精一杯な私ですが、微妙〜な女心をどこまで表現できますか?。頑張ります。

≪お楽しみ≫ 太棹三味線    「堀川猿廻し」ツレ弾き
 大川 貴子・豊田 公美子

10. 梶谷 佳代
 絵本太功記「十段目A」


遠くから憧れて眺めていた霊峰「太十」は、麓から茨の道でした。
出だし、地の底を這うような低音の後、十次郎の詞はフゥフゥ息切れするほどの高音…と、水風呂とサウナの交互浴に身も心も鍛えられつつ、導いてくださる皆様に感謝しております。

11. 森山 健
 絵本太功記「十段目B」


海外留学や子育てを経験したせいか、前回の舞台の前より、太十の台詞が心の深い部分に響くようです。それが語りで表現できているかは、怪しいものですが、、、。
今日は、おっしょはんの熱心なご指導への感謝を込めて、精一杯語ります。

12. 山尾 とも子
 絵本太功記「十段目DE」


初めての個人稽古のとき、師匠に「いよいよDEやな」と言われ、身が引き締まる思いがしました。いくつもいくつも山を越えて、今日の本番をめざしてきました。舞台の上で完全燃焼したいと思っています。
 
13. 飯田 郁子
 絵本太功記「十段目DE」

二年ぶり、五回目の発表会です。やっと「操のクドキ」まで到達しました。ここまでこうしてこられただけでも、私の人生の大きな財産です。再びこの場で語ることが出来る幸せをかみしめながら舞台に立ちたいと思います。

14. 津田川 勝
 絵本太功記「十段目G」

練習不足で胸はドキドキ、手足は冷たくなっていますが、これがかえってクセになりそうな心地良い(かな?)緊張と、日常を忘れてしまう程に集中するひと時は、この上ない贅沢な時間です。
一言、一言を大切に精一杯語らせて頂きたいと思います。

15. 藤崎 惠子
 絵本太功記「十段目H」

太十に挑んで七年目。進めば進むほどに突きつけられる険しさや、深い霧の中に何度も迷いながら、お師匠様の声に導かれ、お仲間の皆さまに支えられ、これまで!こさせていただきました。義太夫語りを歩んでいく、ああ、なんて贅沢な道のりでしょうか。

16. 青山 受里香
  艶容女舞衣「酒屋の段サワリ」

参加二回目の今年は「今頃はワタシ どこにどうしてござろうぞ」状態。
「節」や音程「オン」?ハラ? 深すぎる義太夫の海に溺れながらの稽古の日々でした。
泣いても笑っても本番、この一瞬を思いっきり楽しむぞ〜!

17. 仲野 徹
 壷坂観音霊験記「沢市内の段サワリ」

そうだ、義太夫ならおう。と、思い立って10ヶ月あまり。
よもやこんなに「はまる」とは思ってもいませんでした。こんなに奥深いとも、こんなに「兄弟姉妹」弟子さんたちがユニークとも、こんなに飲み会が多いとも…

≪お楽しみ≫  独吟「井筒」キリ     桂川 あかね

18井上 由美子
 義経千本桜道行 忠信物語

眼科医という職業柄、視力の弱い方とお話しする事が多く、声で伝える難しさを日々痛感しています。
折角大阪だし、義太夫を習えば!と勧められ、今年一月初等科に入会しました。
初の発表会、温かく見守ってください。

19. 菅原 正孝
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ」

義太夫を始めて二年がたちました。その間に声の出し方がすこし変わってきた気がします。が、これが基礎だと教えられた発声法はまだ彼方。今日のサワリも高すぎる山々。とはいえ山歩きの道中はこの上なく楽しく、この道行きこそが稽古の真骨頂とおもう日々です。

20.金銅 真代
 絵本太功記「十段目E」


今回は、いつもより早く練習を始めました。
婆(ばば)が自分だったら・・・と考えながら、時には涙を流しながら語っていたこともありました。「丁寧に!!」というお師匠様のお言葉をかみしめながら、今年も楽しませていただきます。

21.沓内 英志
 絵本太功記「十段目F」


劇場・教室・ハナヤの稽古場・・・
近距離で通えた有り難さが身にしみる。
再び大阪を離れても 離れはしない義太夫魂 これからも語り続けます?

22. 額田 裕子
 絵本太功記「十段目G」


6度目の夏です。今回語る「G」について、毎日教室でお稽古が始まったとき、師匠が「こんなええとこ語ったらもうやめられまへんで」とおっしゃったことが思い出されます。あああーもう引き返せない、走り続けるしかないのねー。

23.西澤 佐和子
 絵本太功記「十段目H」


七年前、友人の誘いで参加した義太夫発声一日体験教室。
あれから毎夏、発表会に参加させていただけるようになろうとは!
英師匠にご縁を賜り感謝申しあげます。

24.岡崎 ゆう子
 義経千本桜道行 忠信物語


今年三月、何となく見学に行った文化教室のお稽古が、大変なワンダーランドでした。
お師匠様や皆様のパワー、個性に魅せられて・・・・。
人生こんな楽しい事があったとは! 今日も目一杯楽しみます。


25.垣岡 眞弓
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ」

初等科で初心者として気楽に発表会に参加して早三回目。
後から入ってきた方々にどんどん追い越されてしまってます。でもほそーく、ながーく義太夫を楽しんでいきたいと思います。
どうぞ広い心でお付き合いを。

26.小坂 正美
 卅三間堂棟由来「平太郎住家の段」

一年経つのは早いものですね。今年もまた、怖いもの知らずで「柳」をさせて頂きます。
木遣り音頭を目指してまだまだ遠い道のりですが、再来年くらいには辿り着ければと思っております。

27.谷 英知
 絵本太功記「十段目G」


去年の発表会からこの一年、声の出し方がようやくぼんやりわかってきました。
義太夫発声ゼミにも早や十年。わかるのちいと遅いけど。
鈍い私が続いたのもお師匠様はじめ皆様のお陰です。
さあ、いい声出ますように。

28. 冨田 幸子
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ

昨年の初舞台は、大きな声を無邪気に張り上げてただただ楽しんでいられたのだが、今年に入って、いくら稽古を積んでも正確な音程がつかめず、義太夫の難しさが身にしみて感じられる。でも、(否、だからこそ)義太夫は面白い!



≪お楽しみ≫  落語     青山 受里香

30.山之内 英明
 絵本太功記「十段目G」


よく「東京から通うのは大変ですね」と言われますが、お師匠はんに親身にお稽古をしていただくと、いつも次の困難な仕事を乗り越える力が湧いてくるような気がします。
そのパワーを光秀にぶつけてみたいと思います。


31.安岡 真知子
 義経千本桜道行 忠信物語

未知との遭遇−−新しい出会いってなんて嬉しい事でしょう!
お稽古の度にお師匠様から新しい宿題を頂きオタオタと努力する日々、五十年前の修行時代に戻らせて頂きシ・ア・ワ・セ。
ただ飼い猫の迷惑顔がつらい・・・

32. 大谷 武子
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ

三回目の発表会を迎え、やっと入り口にたどり着いた思いです。
心を静め これから音と間の魔境の世界に踏み込めますやら!
お師匠様の情熱のこもったご指導のもと、お稽古に励みます。


33. 松下 豊美
 絵本太功記「十段目F」


毎日教室に通い始めて早10年。当初から変わることなく、本気で熱いご指導を続けてくださるお師匠様には、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
なかなか教えていただいた通りにはできませんが、奮闘努力。
今日こそ、与えられた課題をすべてクリアできますように。

34. 桝井 二郎
 絵本太功記「十段目G」

日課になりつつある夕食前小半時の浜の散歩と発声練習。
「ブル・ブル・ブル、クワー・クワー、シー・シー、オッツメ!ココヲセンドトタタコオウチ」 
向こうから人が。  ブル・ブル・ブル、そう私は怪しい人です。


35. 紫藤 崇代
 絵本太功記「十段目H」

「もう、目が見えぬ……」十次郎のこの台詞に憧れて7年目。
義太夫節には、コツやテクニックだけでは届かない、お稽古の歳月を積み重ねることでしか行き着けない境地があります。今生では「洟垂れ小僧」にもなれないけれど、その頂を仰ぎ見る山の裾野に入れて幸せです。

36. 大川 貴子
 絵本太功記「十段目HI」

「息をつめて情をつむ」竹本住大夫師の御言葉です。
芸道の奥義心得たり!めきめき上達する・・・夢を見ました。
音もとれず間も定まらず悪戦苦闘の末に発表の日を迎えますのが現実でございます。トホホ・・・

37. 尾西 正孝
 艶容女舞衣「酒屋の段サワリ

「酒屋」は義太夫を習った時から一度は語ってみたかった演目です。
ウレシイ でも「お園さん」次にクドキなさる時は、もそっと低音でお願いしますネ。
あとはどっかの議員さんのように無邪気に泣ければと、思っています。

38. 今村 京子
 傾城阿波の鳴門「順礼歌の段よりB]


「発表会に間に合う気がしない」と今年もやっぱり直前で逃亡しようかと思いましたが、よく考えれば、「ここまでできれば完成」などということはないわけですね。
師匠の粘り強いご指導と團吾さんの優しさ、関係者の皆様に甘えて気がつけば6回目!
今年もやっぱり出場させていただきます。ありがとうございます。

39. 森長 かおる
 絵本太功記「十段目F」


今年語らせていただくシーンのひとつ『操のクドキ』は、教室に通い始めた頃にいらした大先輩Mさんが目標にされていたところ。10年かかりやっとたどり着きました。続けられる喜びを噛みしめながら臨みます。感謝の気持ちを忘れずに。

40. 佐久間 裕子
 絵本太功記「十段目G」

とにかく不器用で程々ということができず、悩みの連続。
多少低い声が出るようになると「低いに(ずっと低い状態)」、(イキが)低いと注意されるとキンキン声に。
少しでも、同じ調子ばかりにならずに語れますように。

 41. 田丸 美紀
 絵本太功記「十段目H」

お稽古の録音。自分の声に「ああ、なんて悲惨。めちゃめちゃ」とつっこむ私。ワーッとたまぎる…ではなく、(ウーッと我慢しながら)「それでいい、そやけどな…」と師匠の声が続きます。世界一忍耐強い人、師匠、今年もありがとうございます。そして、ずっとおつきあい下さる團吾さん、皆様、今年もほんとうに感謝です。


42 川上 弘恭
 絵本太功記「十段目H I」
 
「太十」も年を追い奥へ進むにつれ各人物への思い入れが深くなります。それに流され暴走せず『教えて頂いた通り忠実に』を心がけ語りたいと思います。
しかし制御機能に問題が‥‥(汗)


来年につづく・・・・・