第5回 義太夫教室発表会 はなつる会
@山本能楽堂 
 2010年8月28日(土曜日)
三味線はすべて竹澤団吾さん 写真は今年も、沓内英志氏より提供 
写真の下には舞台に臨む心境の一言コメントです。

敬称略 

    
プログラム

   
当日の山本能楽堂正面                               開演挨拶


1.中村 恒光 (2009年10月入門) 絵本太功記「十段目A」

  

ミュージカルドラマの全ての説明の言葉とこれにつけられたメロデイー、
登場人物の全セリフと歌を、全部ひっくるめて三味線一本を頼りにして情感豊かに一人でやるという、
義太夫の奇想天外の難しさと面白さに魅せられてしまいました。


2.飯田 郁子 (2009年5月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

一観客の立場でしかなかった自分がまさかの大夫(もどき)…。
お稽古を始めて二度目の夏は目の前に積み上がる課題の山にもがく日々ではありますが、
舞台の上ではちょっぴりでも楽しめたら良いな。
英大夫師匠初め、団吾さん、教室の皆様方にはひたすら『感謝』の一言です。
 



3.内田 三枝子 (2010年1月入門) 絵本太功記「十段目A」

  

幼い頃、谷町のお寺で見たのが浄瑠璃との始めての出逢いです。
可愛らしい人形が今も記憶にあり、きっとあれは巡礼のお鶴だったのでは….
当時は語りの意味も分からずただ人形の動きを目で追っていただけでした。
今回能舞台での発表の機会を得て、
只ひたすらに低い音をマスターして、高い音は思いきり声を出して発散させたいと思っています。


4.今村 京子 (2009年5月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

本日は、素晴らしい師匠と素敵な先輩方の胸をお借りし、団吾さんにいざなわれながら、
しばし非日常の瞬間にトリップしたいと思います。
きっと夢のような一瞬のはず。悪夢にならぬよう一生懸命努めたいと思っております。



5.小坂 正実 (2008年5月入門) 艶容女舞衣「酒屋のサワリ」

  

去年初めて出させて頂いて、今回で2回目。
酒屋のさわりをしたいと言って『酒屋のさわり、やるの?あんまり向いてへんけどなぁ。』
と師匠に言われたのが今から半年少し前。さて今日はどんなお園になりますやら。




ここで団吾さん、一休み   今回のお楽しみは・・・・?  
その前に舞台のアレンジを! 特別お手伝いいただいた床世話の広瀬さん。

  



お楽しみ@ 中村 恒光 狂言(創作)

  


6.玉置 滋子 (2009年9月入門) 絵本太功記「十段目A」

  

Γなんで始めたんや」と父に聞かれて「好きやからかな」と私。
「無謀やなぁ」といいながら微笑んでました。当然私は微笑む余裕なくひきつってます。
無謀な挑戦の結果はいかに!



7.額田 裕子 (2008年8月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

お稽古を始めて2年、ますます痛感する義太夫節の濃厚な底なし沼のような世界。
何の因果でこんな大変なことを始めてしまったかと自分の運命を呪いつつも、今日は2回目の発表会!
がんばります!


語りをじっと聴き続ける師匠 英大夫



8.山之内 英明
 (2007年入門) 絵本太功記「十段目C」

  

教室に参加させていただいて早いもので3年目になります。
勤務校が東京駅や羽田空港から遠くなり、思い通りにはお稽古に通えないのが悩みですが、
浄瑠璃が好きという初心を忘れずに続けて参りたいと思っています。




10.猪子 弓子 (2007年10月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

英師匠の熱心なご指導で、義太夫を語る事の楽しさを知り、今回で3度目の発表会。
知れば知るほど、奥深い義太夫節の世界に毎回終わってから反省ばかり‥
でも、この山本能楽堂の舞台は癖になります!



11.紫藤 崇代 (2007年10月入門) 絵本太功記「十段目B」

   

お稽古のたびに、義太夫の表現の深さ、難しさに感じ入ります。
それを自分で表現するにはあまりにも未熟ですが、実践を通して勉強していきたいと思っています。
今年は「婆の心のせつなさ」に迫れるよう、精進します。



お楽しみA 川上 弘恭 歌舞伎・迷ゼリフ

  


お客様風景



12.松下 豊美 (2005年5月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

毎日教室二期生の松下です。この7月は田丸さんとユーラシア大陸の西の果て、ポルトガルのロカ岬を訪ねました。
二人で大西洋に向かって、発声練習をしました。とても気持ちがよかったです。
この勢いで発表会に臨みます。成果の程(?)をお聞きください。



13.藤崎 恵子 (2007年10月入門) 絵本太功記「十段目C」

  

父に手を引かれ初めて文楽を観に行ったのはウン十年前。
大胆にも裃をつけて太十を語るようになろうとは!それが苦楽の始まり。
そこにあると思いきやするりと遠ざかる蜃気楼の如し。
届かずとも、アァ追いかけずにはいられない。



14.金銅 真代 (2008年2月入門) 艶容女舞衣「酒屋のサワリ」

  


英大夫師匠・団吾先生・そして教室の皆さんとの出会いに感謝以外の言葉は見つかりません。
ほんとうにありがとうございます。



15.谷 英知 (2004年4月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

音痴の私もお師匠様、團吾さん、希大夫さんの熱心なご指導でアパートへ帰っても浄瑠璃を一節、
幸せな義太夫ライフを満喫しております。
この一年でご近所が三軒引っ越しました。「アア、コレ声が高い初菊殿」




16.西澤 佐和子 (2007年10月入門) 絵本太功記「十段目C」

  

「父さんの名は十郎兵衛? 母さんはお弓と申します」 「さすがの久吉よく言ったアり」
この二言の浄瑠璃発声の虜になり、英大夫師匠の広い門下に入れていただきました。
あれから三年。酷暑を乗り切るには、お熱い師匠のお稽古がなくてはならない存在になりました。



お楽しみB 安藤 英敏  落語

  


17.小林 健 (2008年12月入門) 絵本太功記「十段目A」

   


太夫の語りの真似事を少しはできればと思ったのが切っ掛けです。
個人レッスンでは、己の無能さを痛感。師匠の「なまっている、やり直し」の連発に目下特訓中。
さて、初舞台はどうなることやら!



18.荒木 薫 (2004年4月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

第1回の発表会(OCATビル市民センター)は「壺坂」でした。
今夏で5回目の発表会、「いろは送り」「酒屋」「尼ケ崎」と毎回英師匠の心からのご指導と激励をいただき感謝です。
一生懸命語ります。



19.北村 伸明 (2007年1月入門) 絵本太功記「十段目C」

  

酒屋のさわり、太十のA、B、Cと進んできました。
義太夫節の深みを実感させて戴き、とても嬉しく思っています。ただ、自分の語りは、浅瀬でオロオロ、ふらふら・・・。
『気を取り直し〜。突っ立ちあがり〜』の気持ちで頑張ります。


20.川口 眞帆子 (2000年入門) 絵本太功記「十段目C後半〜D」

  

越路大夫師匠は「義太夫はとても一生で究めつくせるものではない」とお話しになっていたようですが、
私は尽未来の人間国宝をめざして精進してまいりたいと存じます。



21.津田川 勝 (2007年9月入門) 艶容女舞衣「酒屋のサワリ」

  

日頃、師匠の熱心なご指導を頂き私なりに努力しておりますが、改めて義太夫の奥深さを痛感しております。
本日は未熟ではありますが、練習の成果が少しでも発揮出来ますよう頑張ります。


23.沓内 英志(2005年10月入門) 絵本太功記「十段目A」

  

再び発表会の舞台に上がれることが夢のようです。
前の2年間、発表会の写真の整理をしながら、自分の姿が無かったのが寂しかったです。
でも今年は語ります。山本能楽堂は初舞台となりますが、元気一杯頑張ります。  



24.桝井 二郎(2004年4月入門) 絵本太功記「十段目B」

  
  

門出をヲヲ♪〈チン〉…、悦ぶ程なほオオオ♪〈チン〉弥増(いやます)名残り♪〈チン〉……
〈チン〉のあとの間(ま)のとり方、そしてお姫様の裏声…、アーア 弥増悩み♪〈チン〉



25.田丸 美紀(2005年5月入門) 絵本太功記「十段目C」

  

毎日教室二期生の田丸です。この7月は松下さんとユーラシア大陸の西の果て、ポルトガルのロカ岬を訪ねました。
二人で大西洋に向かって、発声練習をしました。とても気持ちがよかったです。
この勢いで発表会に臨みます。成果の程(?)をお聞きください。



26.森長 かおる(2005年4月入門) 壺坂観音霊験記「沢市内の段サワリ」

  

“壺坂”の「涙の色ぞまことなり」…最初に習った一節です。
今年は初心にかえり、「お里のサワリ」に再挑戦。
お師匠様、団吾さん、素晴らしい仲間、支えてくださっているすべての皆様に感謝の気持ちを込めて
精一杯語らせていただきます。



お楽しみD 今村 京子 琉球舞踊

  


27.秋鹿 真人(2010年入門) 絵本太功記「十段目A」

  

ラジオ番組で出会った英大夫師匠、公開番組の会場だった山本能楽堂。
いろんなご縁で結ばれる、満更悪くない稼業です。
初戦敗退にならぬよう頑張ります。



28.佐久間 裕子(2005年4月入門) 絵本太功記「十段目B」

  

耳を養おう、芝居ごっこもうまくなるかもと軽い気持ちで(スミマセン!)通い始めた教室。
発声ゼミがエライことに..。
お師匠様の熱い指導を思い出しながら、團吾さんのゆりかごに乗って勤めさせていただきます
(恐れ多くも感謝!)



29.安藤 英敏(2004年4月入門) 絵本太功記「十段目C」

  

最初は大きな声が出せたらと云う気持だけで教室に入りましたが、いつのまにやら六年…。
今年も気持ちよく語れたらと思っています。もう、やめられません。



30.大川 貴子(2000年入門) 絵本太功記「十段目D〜E」

  

故・桂吉朝師匠にお誘い頂いて以来・・休んでばかりの不肖の弟子ですが、
英大夫師匠の熱い御指導の下、今日まで続けてこれましたこと感謝申しあげます。
憧れの義太夫を無謀にも人前で発表させて頂ける年に一度の会に参加できて幸せです。



31.川上 弘恭(2004年4月入門) 絵本太功記「十段目F」

  

前回とはなにかが違う語りが出来れば良いのですが、どうか寛いで(ムリかな?)
寛容な気持ちでお聞き願います。



  
全員の演奏が終わりました・・・1時に始まった会も7時になっていました!





この会のために東京から来てくださった大場さん、萩原さん、、ありがとうございます。

  

ひたすら丁寧に弾き続けてくださった団吾さんに、改めて御礼を申し上げます。


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