20070621(口調バトン@バージル)


あれは一週間ほど前のことだ。
Lという人物から美味いジン・トニックができるという
ドライ・ジンとトニックウォーターのブランドを教わった。
俺はこれまでジン・トニックを口にしたことは一度もなかったが
確かあのカクテルは奴の好物だったはず。
これを機に一度試してみるのもいいかもしれない。

Lに教わったとおりの品を揃えるため
手始めに近所の店を何件か廻ってみたのだが
どこの店を探してもトニックウォーターが見つからない。
ジンはほとんどの店に置いてあったがどこも750mlのレギュラーボトルばかりで
俺が求めている200mlのミニボトルは置かれていなかった。
やはり片田舎の酒屋やスーパーでは役不足だったようだ。
ここは日を改めて街の中心部まで足を伸ばすことにしよう。

二日後。

休日を利用し街の中心部にあるショッピングモールに足を運んだ俺は
そこの酒売り場でついに探し求めるトニックウォーターを見つけた。
ジンのほうも同じモール内の専門店にミニボトルが置いてあった。
やっと念願の品々を手に入れたついでに
ジン・トニックには欠かせないというライムも買ってしまった。
ロックアイスはここで買うと家に着くまでに間違いなく
溶けてしまうので一旦家に戻ってから近所で買うことにする。

その日の晩。

買い揃えた材料をテーブルに並べてさっそくジン・トニックを作ってみることにした。
事前にレシピを何件か当たってみたのだが
使うジンの量はレシピによって20〜40mlとまちまちで
トニックウォーターに至ってはどれを見ても「適量」としか書かれていない。

・・・・・・結局のところ配合は個人の好みということか。

何せジンはアルコール47度のかなり強い酒だ。
使うグラスのサイズも考慮に入れてまずは控えめに15mlで試してみることにした。

ロックアイスを入れたグラスにジンを入れ
トニックウォーターを泡立たないように静かに注ぎ
仕上げにくし型に切ったライムを添えるだけという
思いのほか簡単にできてしまったそれを期待と不安を抱きつつひと口含んでみる。

口に広がるのは軽やかな甘味とかすかな苦味
そしてジンとライムの爽やかな香り。

ジンの量を控えめにしたせいもあるのだろうがとても口当たりがよく飲みやすい味だ。
甘い味の酒があまり好きではない俺にはまさに打ってつけのカクテルなのかもしれない。
数分後には一杯目のグラスを空け二杯目のジン・トニックを作っている俺がいた。

これはしばらく嵌まりそうだ。


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いろいろとアイタタタな文章ですが何せ絵描きが書いたブツですから大目に見てやっていただきたく(ノ´∀`;)

ゆえ かいとさんが回してくださった「口調バトン」を受けて書いたバージル口調の日記です。
要するに「Lさんが教えてくれたジントニが飲みたくてあちこち探し回った末に
やっと見つけてきたよイェア!ヽ(≧∀≦)ノ」・・・という管理人の喜びを兄に代弁してもらいました(笑
ちなみに探し歩いていたのはボンベイサファイアとシュウェップスのトニックウォーターです( ^ω^ )

文中に出てくるLさんこと花薫-hananokaoriの玲さんには美味しいジントニ教えていただいたり
この日記を基に素敵SSを書いていただいたりしてもうひたすら感謝感謝ですv


玲さんが書いてくださったこの日記のその後はこちら(別窓)