ご挨拶

東京半田錫工業協同組合
代表理事 松尾 卓

平素より、東京半田錫工業協同組合に格段のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
当組合は、1951年5月に東京を中心とするはんだ製造業者により設立されました。
はんだは、古くはローマ遺跡から錫鉛合金のはんだが発掘されるなど、長年にわたり低温の導電性接続材料として使われてきました。
特に戦後、我が国の高度成長期に電子電機業界は目覚ましい発展を遂げましたが、その構成材料の一つであるはんだ分野において、当組合はその発展の一翼を担ってきたと自負しております。
そして21世紀になり、環境問題に端を発し、鉛を使わない鉛フリーはんだに対する要望が生まれ、産学官連携により実用化がなされ、以後急速な広がりを見せることとなりました。
その他にもはんだ業界では、はんだ付け部品の微小化に伴うマイクロソルダリング技術、さまざまな温度域の製品の要望等課題が尽きることはありませんが、組合において取り組むべき課題が生じた際には、当組合の分科会である技術委員会等の活動を通し引き続き問題解決を図っていく所存でございます。
2023年1月には、門前仲町の旧ハンダ会館を建て替え、新しいビルを竣工いたしました。
これを契機に会員間の結束をさらに強め、組合並びに業界発展のために努めてまいります。 皆様の一層のご指導ご支援をよろしくお願いします。
令和5年 10月