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2001年4月〜6月までのロック情報

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最近のロック界での出来事をこのコーナーでは紹介していきたいと思います。
このホーム・ページに出てくるミュージシャンや関連のある出来事を中心に取り上げる予定です。
更新は週1回の予定です。

更新日:6月25日

3大テノールが北京で競演

国際オリンピック・デーに当たる23日、北京紫禁城広場で世界3大テノールのドミンゴ、カレーラス、パバロッティが競演。
2008年のオリンピック開催を悲願とする北京市が、誘致PRのために3大テノールの競演を実現させた。
パバロッティ氏からは、公演前の記者会見で「五輪の開催が北京に対して”今までとは違った感覚”をもたらし、”世界平和の重要な一歩”となることを期待している」との発言を引き出すなどPRには成功したようである。

更新日:6月17日

レッチリが麻薬治療組織から栄誉を受ける

レッチリは、11月に行われる第2回MAP AwardsでBuddy Awardを受賞する予定。
この賞を贈るのは、Musician's Assistance Program(ミュージシャン支援プログラム)という組織で、麻薬とアルコール中毒の治療をするために設立され、レッチリのメンバーはこのMAPを長く支援していたことが評価されたようだ。
レッチリ自身麻薬中毒に苦しみ、結成時のメンバーで親友でもあったヒレルを麻薬で失っているだけに、この賞の受賞を素直に喜んでいるのではないだろうか。

更新日:6月11日

U2のボノ、ワシントンD.C.でアピール

現在Elevationツアーで全米を回っているU2であるが、ボノはオフである6月1日を利用して、ワシントンD.C.で行われたエイズ会議に出席したり、大統領首席補佐官代理と会談したりと忙しいオフを送った。
ボノはエイズ会議で「債務免除の最も特筆すべきことは、両党連立した動きであるということ」「エイズ問題、そしてアフリカについてホワイトハウスの人々とここで討議が進行しています。これは大統領、政府にとって本当に非常に重要なことなのです」と発言。
ボノはこの問題について、米政府は米国民に対し状況を明確に説明して、もっと一般の協力を得る必要があると訴えている。
「中世のヨーロッパで人口の3分の2の命を奪ったペストの流行以来の、人類にとって最大の脅威であることを説明し伝えること。そうした(ペストの流行のような)ことが現在の我々の時代に起こっていて、(この情報を)米国の人々に伝えるためにはそれ相応の舞台と脚本が必要であり、舞台が整えば彼らは必ずこの難題に立ち向かってくれると信じている。ぜひ大統領から情報を伝えてもらいたい。エベレストを見せてくれれば、我々は登るさ」といったことを語り再びツアーへと消えていった。

更新日:6月2日

エミネムの豪州への入国に待ったが

フジ・ロックに参加が決まっているエミネムだが、その後にまわる可能性のあるオーストラリアで、彼の入国を阻止しようとする動きがあるようだ。
家族団体や女性団体、同性愛者の陳情団が政府へエミネムの入国を許可しないように圧力をかけていて、もしエミネムが入国してもコンサートは18歳以上にしか見れないようにするよう働きかけている。
何処へいっても問題が起きるエミネムだが、今回の騒動は果たしていかに。

ゲイがテーマのウォタパラヴァ・フェスティバルにペット・ショップ・ボーイズが参加

『ウォタパラヴァ・フェスティバル』なるゲイを主題としたツアーが全米で行われる。
7月13日にフロリダ州マイアミで幕を開けるこのツアーのトリとして、ペット・ショップ・ボーイズが決定。
ニール・テナントは今回の出演に関して、「ウォタパラヴァは個性と自由の祭典であり、各自が望む通りに生きていくための力になるものだ。性別を論点にしたものではない」と語っている。

更新日:5月22日

元レイジのザックとチャック D.がムミアのアルバムに参加

元レイジのザックとパブリック・エネミーのチャックDが、6月25日にアメリカで発売されるムミア=アブ・ジャマールのアルバム『175 Progress Street』に参加。
2人は、“Mumia 911 Unbound Allstars”として参加し、楽曲を提供している。
彼のアルバムにはその他にエッセイ、ラジオでのコメント、インタビューが収録されている。アルバム・タイトルの『175 Progress Street』とは、ムミアが'81年に警官の殺害容疑で逮捕された後に収容された刑務所の住所のことである。

パール・ジャムがブリッジ・スクールに出演決定

パール・ジャムは今年行われる第15回ブリッジ・スクール・べネフィット・コンサートに出演することを明らかにした。
ブリッジ・スクール・べネフィット・コンサートは、サンフランシスコにある身体障害や言語障害などを持つ子供たちの教育施設、ブリッジ・スクールのための基金への援助を目的としてニール・ヤングが主催するイベント。

マリリン・マンソンが再びデンバーでの公演を決意し波紋を起こす

オズフェストに参加するマリリン・マンソンだが、以前お伝えしたようにデンバー公演へは参加しないと表明していたが、ここにきて一転出演を決定した。
今回のこの決定に対し、教会指導者団体や銃撃事件の遺族は「市民に平和と敬意を」と訴え、新たにウェブサイトを開設。さらに、平和を求めるデモ行進も数回行なうそうだ。
それに対し、マンソンは自身のオフィシャル・サイトで「抗議に対する返答として、自分の曲と、教え多き聖書の朗読を比較できるようなショウを提供しよう」との声明を発表した。

ボノ、アフリカ諸国の債務帳消しを引き続き求める

U2のボノとライヴ・エイドの創始者であるボブ・ゲルドフが4月27日にアフリカ諸国の近年の負債を帳消しにするよう債権者に働きかける活動をしている団体、ドロップ・ザ・デットへの援助を続けることを発表した。
ドロップ・ザ・デットの前身であるジュビリー2000のころから盛んに運動をしているボノたちだが、ジュビリー2000の時に決定した帳消し分ではサハラ近隣諸国の累積債務の25%しか減らすことができないと主張。
2500万人のアフリカ人がエイズに感染する中、サハラ砂漠近隣諸国では世界銀行やIMFを含む国際的な債権者に国内のヘルスケア予算より多額の支払いを余儀無くされていると指摘し、さらなる負債の帳消を主張していくと述べた。

アメリカの姿勢に待ったをかけるデーモン・アルバーン

ブッシュ米大統領が決定した京都会議での地球温暖化防止条約の離脱問題に対して、ブラーのデーモン・アルバーンが、アメリカの政策を変えるためのキャンペーンに協力すると発表。
彼はこのキャンペーンの提唱者であるエジンバラの政治家ナイジェル・グリフィスと会談し、「すべての国々が温室効果ガスなどの削減に協力するべきだ」と語った。

R.E.M.が南ア自由の日ライヴ出演

4月29日にロンドンのトラファルガー広場で行われた、「South Africa Freedom Day Concert」のヘッドライナーとしてR.E.M.が登場し、ネルソン・マンデラやトニー・ブレア英首相の前で約30分間、7曲を演奏した。
このコンサートは、4月29日はネルソン・マンデラ氏が人種隔離国家から黒人として初めて大統領に選ばれてから7周年を祝う日であり、マイケル・スタイプは「今日の南アフリカの真の変化を示すのに、南ア口頭弁務局の外で演奏する以上にふさわしい方法は思いつかない。ここは長年の抵抗の象徴であり、おかげで最終的に変化がもたらされたのだから」と出演の理由を語り、「世界史の中で重要な意味を持つこの日のために僕らが力添えできるとはこの上ない光栄だと思っている」とも発言。
このイベントの収益はネルソン・マンデラ児童基金とプリンス・トラスト協会に寄付される。
だが、このコンサートのために渡英する際、ギタリストのピーター・バックが飛行機が離陸すると同時に乗務員に対し侮辱的な態度を示し、その行為は次第に悪化。
同機がヒースロー空港に到着すると客室乗務員2名に迷惑行為をしたとして即座に逮捕されたというエピソードのおまけがついている。

更新日:4月29日

U2が銃規制でC.へストンを批判

4年ぶりの世界ツアーをスタートさせたU2は、銃規制を訴えるために「Bullet The Blue Sky」の演奏前に、全米ライフル協会会長で「ベン・ハー」などでおなじみの米俳優チャールトン・ヘストンが銃を擁護する演説の映像を、皮肉混じりにスクリーンに映し出している。
U2を支持する会場が多い中、南部や中西部(もともと銃の所持に肯定的な地域)での公演では同曲の演奏はしていない。
本当に米国内での銃規制を求めるなら、銃の所持に肯定的な地域でこそこのような映像を流してもらいたかったものだ。

ヨーロッパの野外フェスに口蹄疫の影響が...

イギリスを発端とした口蹄疫の影響が、夏のヨーロッパでの野外フェスに影響を及ぼしている。
イギリスでは5月に開催されるマッターリー・ボウルでのホームランズ・フェスティバルがその影響を受けて中止に追い込まれるという噂もある。
その他にも、8月のレディング・フェスティバルなどの開催も危ぶまれており、今年のフェスティバルは開催されても観客の動員などに問題を残しそうである。
また実際に中止になったフェスティバルもある。
5月24〜26の予定で開催されるはずだったオランダ最大のヘヴィ・メタル・フェスティヴァル、ダイナモ・オープン・エアが口蹄疫の拡大により中止されることに。
モーターヘッドやメガデスの出演が予定されていたが、口蹄疫の影響は現時点では受けていないものの、地元議会は危険を犯さないため中止を決断した。

更新日:4月14日

プライマル・スクリームが労働党のテーマ・ソングを?

今年行われる英国の総選挙で、与党の労働党が選挙キャンペーンの公式テーマ・ソングとしてプライマル・スクリームの「Movin' On Up」を採用するかもしれない。
'97年の前回の総選挙で、労働党はディー・リームの「Things Can Only Get Better」で大勝しているが、今回はプライマル・スクリームに白羽の矢が立ったようだ。
ただ、曲の過激さや、バンドのドラッグ問題、メンバーのブレア首相批判などのためにライトハウス・ファミリーの「Lifted」を採択する可能性もあるようだ。

スティングが京都議定書を離脱する意向のブッシュ大統領を批判

国際情勢のコーナーでも紹介したが、ブッシュ政権が京都議定書の不履行を宣言したことについて、熱帯雨林の保護を訴え続けるスティングが、ブッシュ政権を激しく批判している。
スティングは、ブッシュ大統領が経済を優先させ、環境保護に消極的でこの問題の本質を理解していないと批判。
クリントン前大統領らが署名した京都議定書を履行するよう訴えた。

武器所持の罪に問われたエミネムに判決下る

4月10日にマコーム地方裁判所で武器を隠し持っていた罪に問われていたエミネムに判決が下された。
2年間の保護観察と2500ドルの罰金 + 裁判費用5000ドル、さらに武器の所有と過度のアルコールまたはドラッグの摂取が禁じられ、これを破れば5年間の懲役という厳しいものだ。
この判決に不服であれば、控訴もできるエミネムだが、4月23日には同じ容疑の別件で裁判所に出頭しなくてはならない。

更新日:4月8日

レディオヘッドのニューアルバムと来日が決定

昨年『KID A』を発表してその進化ぶりを見せたレディオヘッドが、早くもニュー・アルバムをリリース。
タイトルは『AMNESIAC』で、意味は“記憶喪失者”という意味。6月のリリースが決定している。
今回のアルバムは『KID A』と同時期に録音された音源からのものであり、あえて時期をずらしてリリースされる今回のアルバムの内容には要注目である。
同時に待望の来日も決定! 9月30日の大阪、10月3日の横浜がブッキングされた。

マニックス・イン・キューバ

2月17日に西側のロック・バンドとしては、初めてマニックスがキューバでライブを敢行した。(ソロ・アーティストとしては、79年にビリー・ジョエルがコンサートを開いている)
カール・マルクス・シアターに約5,000人を集めたが、なんとその場には、カストロ議長が姿を現したのだ。
バックドロップにはキューバの国旗が、アンプにはキューバとウェールズの国旗が飾られ「ファウンド・ザット・ソウル」でライヴはスタート。
途中、キューバのエリアン君の問題を扱った「ベイビー・エリアン」ではカストロ議長じきじきに拍手を促すなどといった場面も見られた。
通常アンコールには応えないマニックスだが、この日は2曲をアンコールで披露。キューバでのライブは大成功に終わった。
最後にマニックスの楽屋に訪れたカストロ議長とニッキーとの会話の一部を紹介しよう。
ニッキー:今夜は騒がしくなりますよ
カストロ:戦争ほどじゃないだろう

U2の新作がミャンマーで問題に

U2の新作の中の「Walk On」がミャンマーの民主化の指導者アウンサンスーチー女史に捧げられているため、ミャンマーでは『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』のアルバムの所持が見つかった場合、最高20年のブタ箱行きとなる。
この処置に対して、ボノは「禁止処分は光栄なこと。抑圧者がいなくなれば人々はスーチーの歌を歌うだろう」とコメントしている。
U2はダブリン自由賞をスーチー女史と同時に受けたのがきっかけで、ミャンマーの軍事政権を非難、そのために「Walk On」をスーチー女史に捧げていた。

更新日:4月1日

スティングが俳優R.ダウニーJr.と共演

スティングは3月27日に、LAのビバリー・ウィルシャー・ホテルで開催されたシーダーサイナイ病院のためのベネフィット・コンサートに出演。
この日のトリとして出演したスティングは'40年代の曲を中心にプレイ。
ポリスのヒット曲“Every Breath You Take”で俳優のロバート・ダウニーJr.とのデュエットを披露した。

U2がエレヴェーション・ツアーをスタート

U2がロンドンで行われた2,000人クラスのライブを肩ならしとした後、3月24日のフロリダ州フォート・ローダーデールでの公演を皮切に、エレヴェーション・ツアーをスタートさせた。
ロンドンのギグでは『ヨシュア・ツリー』からのパフォーマンスは見られなかったが、今回は前回のツアーでも披露した「I Will Follow」から、往年のヒット曲「New Year's Day」「Sunday Bloody Sunday」「Bullet The Blue Sky」なども披露。最新シングルの「Walk On」までを熱演したメンバーは本格的に

マリリン・マンソンがオズフェストのデンバー公演不参加

マリリン・マンソンは6月22日に行なわれるオズフェスト・ツアーのデンバー公演への不参加を表明。
デンバーと言えば、99年にコロンビア・ハイスクールで起きた“トレンチコート・マフィア”のメンバーだった高校生がクラスメートを射殺するという事件が起き、犯人がファンだったことでマリリン・マンソンが槍玉に挙がった地。
フェスのスポークスマンはマンソンの参加拒否の理由は「スケジュールの都合のためであり、それ以外の理由は何もない」と同事件の影響を否定している。

ビースティーズ英国のチベタンには出演

2月16日、ビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクが、今年の6月か9月にUKで行なわれる予定のチベタン・フリーダム・コンサートにバンドとともに出演することを表明した。
その他の出演者には、レディオヘッドやR.E.M.の名前などが挙がっているが、アダムは現時点での参加バンドはまだ明らかにはしていない。


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