警察に行ったのに取り合ってもらえなかった
警察に行ったけど軽くあしらわれてしまった
警察に届けたのに相手にしてもらえなかった
それは事件じゃないからと言われた
それは事件じゃないからと言われた
警察に行ったのに取り合ってもらえなかった
警察に行ったのに助けてはもらえなかった
ある晴れた真夏の午後 僕は殺されてしまった
これで事件になるのかい やっと
これで事件になったのかい やっと
さあ 動き出せ 警察
ほら 動き出せ 警察
もたもたすんなよ警察
事件が起こったぞ
警察に届けたのに助けてはもらえなかった
この曲の背景
ラフィータフィー名義のアルバム『夏の十字架』に収録されているこの曲は、TBSテレビのNEWS 23でも披露されたことがある名曲である。
前作『冬の十字架』で「君が代」をカバーして、メジャーでのリリースが出来なくなると、その勢いに乗ってかどうかは知らないが、このように明らかにメジャーではリリースできそうにもない曲を中心にしたアルバムを作成。それが、この『夏の十字架』である。この作品は、またしてもレーベルなどとのトラブルのために、アルバムのリリースが大幅に遅れてしまったようであるが、それだけにこのアルバム自体が日の目を見たことは本当によかった。
この曲はあの桶川・女子大生ストーカー殺害事件がベースになっているのは明らかである。
清志郎自身がこの事件についてどのような形で興味を抱いたかはわからない。しかし、この事件に限らず最近の警察の不祥事の多さに対して、警察に不信感を覚える事が多い中でこの曲はまさに我々の不満や憤りを直接的に訴えている爽快さを持っている。
このように警察に対して堂々と物申す清志郎はさすがである。