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「待て。」
ターラン「俺は確かに言ったよ?君もザンも「うんうん」って返事してたじゃない」
トゥーリナ「どう聞いても生返事じゃねぇかっ!!」
ターラン 「人の話をきちんと聞かないって言うのは、威張れた事じゃないと思うけど?」
そう言われると、トゥーリナも言葉に詰まらざるを得ない。
ターラン 「割った事そのものについては、単なる過失だから素直に謝ってくれれば許してあげようと思ったんだけど…2人ともお仕置きが必要みたいだね」
「お仕置き:平手で60」
ターラン「じゃあ、まずはザンからだね…おいで」
ザンは力無く、ターランに促されるまま彼の膝に登った。
ターラン「もう、どっちが割ったかなんて聞かないけど素直に謝れなかった事と人の話を聞いてなかった事との罰として60叩くからね。手加減しないよ」
ザン「…はい…」
ターランはザンの返事を聞くと、満足そうに頷いて手を振り上げる。
ターラン「ほらザン、ごめんなさいは?」
パンッ
ザン「あっ…ご、ごめんなさいっ…。」
その様子を、トゥーリナは身を強張らせて見守っていた…。
「お仕置き:平手で40、鞭で20」
ターラン 「…さて、次は君の番だよ。…覚悟は出来てる?」
トゥーリナは答えずターランをただ睨みつけた。しかし、やがて観念したように首を振ると、ゆっくりとタ−ランの元へ近づく。
ターラン 「良い歳をした大人が、他人の話を聞けないなんて、恥ずかしい事なんだよ。それは分かってるよね?」
トゥーリナ「…分かったから、とっととやれよ」
ターランは小さな溜息をつくと、トゥーリナのしていたエプロンの紐をほどき、近くにあった机に手をつかせた。
ターラン 「君への罰は、平手で40。それから鞭で20。回数自体はザンと同じだよ。…手加減しないから、心の奥底から反省するんだね」
ターランはそう言うと、トゥーリナのズボンと下着を纏めて膝の辺りまで引き摺り下ろした。
ターラン「それじゃ、いくよ」
左手をトゥーの腰に添えて固定すると、ターランは右手を大きく振りかぶった。
「こーなー。」
お仕置きを終えたターランは、トゥーリナとザンに、そのまま立っているように指示した。
ターラン 「俺が良いって言うまで、そうしてるんだよ」
そう言って、トゥーリナがしていたエプロンと三角巾を外させると卵の中身(愛称:タマちゃん)を肩にのせ、キッチンへと入って行く。
ザン 「…どれぐらいなのかなぁ…」
トゥーリナ「…俺に聞くな」
羞恥に頬を染め、瞳に涙をためたまま、トゥーリナとザンは時間が過ぎるのをただひたすら待っていた。
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NAME : ザンちゃん
最初はターランがコーナータイムさせられてましたよね。ターランの罰はどうなったんでしょう…もしかしてこのまま誤魔化すのかな…?ずるいよ、ターラン。なんて。
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NAME : ぷよ
ターラン「俺への罰…何の事かな」←誤魔化してます。
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