青年(?)の主張「脱衣麻雀と私」
私はもともとHな話や下品な話は嫌いであり、過激なエロ本やエロビデオが嫌いだ。低俗な話に花を咲かす事
に不快を感じるし、エロ本やエロビデオの多くはあまりに卑猥でわいせつな表現が多く、興奮するよりも先
に気持ち悪くなる、不愉快に値する物である。
しかしだからといって女性の裸体に興味がないわけではない。非常に興味がある。
だが先に言った通り過激すぎるものや露骨過ぎる卑猥な表現が嫌いなのである。
そんなシャイな私だったが、密かに気になっていたものがあった。それは清らかさと同時にエロスをも兼ね
備えた世紀のゲーム、「脱衣麻雀」である。
麻雀に勝つたびに1枚、また1枚と服を脱いでいき、恥じらいの表情を見せるその姿に、当時中学生の私は激
しく興奮を感じたものだ。スト2全盛期のゲームセンターでスト2を見つつ密かに横目で脱衣麻雀の筐体をチ
ラチラ見ていたということは言うまでもない。そしてこう思った。「あぁ、いつか他人の目を気にせず遊ん
でみたい…。」
そんなやりきれぬ気持ちだった私の前に、ついにその機会が訪れたのだった。
1994年に各社が一斉に家庭用ゲーム機を発売したいわゆる次世代機戦争。その中の注目のマシーン、セガサ
ターンである。セガサターン(以後SSと略す)はアーケードゲームの移植が多いと言うセガの売りを持ってい
たゲーム機であったが、規制がゆるくソフトな表現ではあるが年齢制限付きのHなゲームを出すことができた
のだ。
しかし当時の私は別に年齢制限のソフトに気も止める事もなく、この時期にメガドライブ(以下MDと略す)に
興味を持ち始め、SSのカードリッジの差込口にMDのゲームが出来ると思い込んでSSを買ってしまったのであ
る。
MDのゲームができないと知ってSSを買ったことに後悔していたが次第にセガのソフトの面白さに気付き始めS
Sを買ってよかったと思うようになっていった。
そんなセガサターンライフな日々を送っていたある日、私はSSの雑誌を買うことにした。その雑誌には脱衣
麻雀を初めとしたムフフな画像が多く載っていて、非常に気になり買ってしまったのである。ムフフなゲー
ムや脱衣麻雀の記事を飽きる事無く見つめた私。そしてその日以降年齢制限ソ
フトがずっと気になっていた私はついに年齢制限ソフトを買うことになった。脱衣麻雀ではなかったが、脱
衣麻雀より恥ずかしいとあるきゃんきゃんでバニーなHな恋愛シミュレーションゲームである。
勇気を振り絞りショップに足を運んだものの、私は「まだ18歳未満なのに買っていいのだろうか。」「もし1
8歳未満とばれたらどうしようか」など不安と緊張の中店員に声をかけた。しかし意外なほどあっさりとソフ
トを買えた私は、すでにその不安感を克服していた。そしていよいよ憧れ続けた脱衣麻雀を買うことになる
のである。
初めて買うことになった脱衣麻雀は「アイドル麻雀ファイナルロマンス2」であった。中古で3000円と当時と
してはお買い得な値段であったので買ってしまったのである。
しかし私はここで重大なミスに気が付く。麻雀のルールなどまったく知らなかったのだ。少年の頃親父達が
たまに麻雀で遊ぶのを見ていて何が面白いのかさっぱりであった。それどころかテレビのある部屋で遊んで
いたため一向に終わる気配の無く、テレビが見れず、麻雀と言う物に嫌気をさしていた。
そんな麻雀に嫌な思いがある自分がついに麻雀を遊んでみる事になる。さっぱりだった。わけがわからず、
何をどうしてよいかわからなかった。
しかし私はめげなかった。
美女の脱衣シーンを見ると言う何者にも負けない屈指の精神があったからである。そうしてなんとか試行錯
誤している時、ふと同じ牌を揃えてみるとあがれる事に気が付いた。そして牌の同じ種類を連続した数字で
そろえると上がれる事にも気が付いた。そして…。
ついに麗しい美女の脱衣シーンを拝める事が出来たのである!それはシャイな私にとってなんとも言えない
程セクシーなポーズであり、また不思議と健全さを感じさせ、その独特の色気は私を大いに興奮させてくれ
るものであった。
私はこうして美女達の裸体を見ようとしているうちに麻雀というものを大雑把に理解できた。恐るべき強固
な精神、と言うよりは執念と言った方がいいだろう。そして必死に理解しようとする力。自分自身恐ろしい
ほどの理解力であった。普段から嫌なものにはあまり向上心が見られなかっただけに自分自身に対する驚き
は大きい。そして麻雀というものを大雑把に理解した時、「麻雀」と「脱衣」が不思議とマッチしていると
言う事に気付き、脱衣麻雀と言う物に少しこだわるようになったのである。
脱衣麻雀は良い!あがった時の達成感に脱衣シーンを見せるなど巧みな組合せ
としか言い様が無い。その影響でご褒美が適度ないやらしさでもとても興奮できるのだ。それと同時にご褒
美の女性の脱衣画像の多くにはむしろ清潔感さえ感じられる。
そして思うのだ。未成年に過激な表現を含んだものは時としてその人の人格に悪影響を与えてしまいかねな
い。この清々しいお色気を持った脱衣麻雀こそ思春期の未成年が遊ぶべき、見るべみものではないであろう
か。楽しくも頭の運動にもなり、適度な規制、適度ないやらしさを兼ね備えた脱衣麻雀は年齢規制品と言う
物の良い例ではないのであろうか。
私はこの素晴らしい規制の教科書である脱衣麻雀が今後発展していく事を願ってやまない。
※この文章はある程度大げさにしたもので管理者が丸々このような性格と言う事ではありません。(^^;
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