ふたつの線路は、並んだかと思うと、
瞬く間に、分岐機に吸い込まれ、ひとつの流れになった。
急いで、反対側の窓に目を遣る。
列車の下から現れた線路は、今度は、どんどん下がっていく。
そして、眼下に遠ざかっていく、
その線路の先に、ホームが見えてきた。


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