「ようこそ広島へ」
全約10分


皆さん御機嫌いかがですか?花本マサミです。
今日の私のお客さんなんですけどね、非常に若い方をお迎え致しました。
姫乃樹リカちゃんでございます。

宜しく御願いします。

なんかホントあなたは、リカちゃん人形ピッタリよねぇ。

アハハ…小さい頃よく…

言われたぁ?もぅなんかこのままもぅ着せ替えして床の間へ飾っときたいやねぇ。

…ありがとうございます。

ねぇホント可愛ゆうございまして。16歳。

ハイ。

出身は大分になるわけね。

そうです。

どういうきっかけでこの世界入った訳?

小学校六年生の時に…

六年!この…この時はもういたのだ?

いいえ。あたしお父さんの仕事の都合で、転勤で十一箇所ぐらい引っ越して、
東京にもう九年くらい住んでるんですけど…


あぁ、なるほどなるほど。

東京の某TV局でちびっ子歌合戦ってありますねぇ、

某TV局じゃなしでアレはどこなんだ?

テレビ東京です。

あぁ、東京ローカル、テレビ東京。うんうんなるほど。

東京のTV局で、オーディション受けたんですね。お友達と一緒に。
お友達に誘われて、出たんです。
それで、オーディションで受かって、出演しまして、で、放映された次の日に、
今の事務所の社長さんから…


あの中牟田っていう人…

ハイ。

あの人、呉出身なんだ。

そうなんですよね。

私も呉だ。

あ、そうなんですか?

呉出身は優秀なのが多い!

あ、ハイ。

それと、人の良い人が多い! あぁ、それでスカウトされたと。

ハイ。

その、ちびっ子歌合戦の時、何歌ったの?

松田聖子さんの、大好きな松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」っていう…

松田聖子って好きなの?アレ、あなた?

ハイ。

うわぁ、僕は余り好きでないのね。

素敵ですよ。

あんなにならないでね。

アーン…(^^;

アレを越してよね。あんなモン。

頑張ります(^^;

うんホントもう、ね。お母さんだからアレ。

そうですね。

あぁそう、あぁそれでスカウトされて。

ハイ。

はぁー、それとあのぅ非常に恵まれてるでしょう?
広島なんかもしょっちゅう来てたんだってね。

そうです。たくさんイベントの…、などで呼ばれまして。

するとリカちゃんなんかが舞台上がっただけで皆もうイイわなぁ。可愛いから。

いやぁ、とんでもないです。

あのぅ、アイドルというのは、
まず第一に可愛くないと、僕、アイドルでないと思うのね。
そりゃそうですもん。
って今頃居るよねぇ、
「アイドルです」って何処から見てコイツが可愛いんだっていうのが。

ウゥ…そうですね(^^;

ヒトの事は言えんもんねぇ16じゃ。ヘヘヘ、なるほどねぇ。

ハイ。


   ♪~BGM「硝子のキッス」~♪

それでまぁ当面は歌手として…

そうですね。

テレホンカードではモデルとして。

ウゥ(*^-^*)そうですね。

リカちゃんのテレホンカードは高いんだって?

お陰様で(^^)

大学生なんかはね、
あなたがステージに立って歌ってるのなんか見てるとね、思ってるんだよ
[俺が将来大物になってね、姫乃樹リカとね結婚してやろう]なんていうね…

エエェー(^^)

そうなのよ。だからリカちゃんっていうのは、
そういった意味で、広大でも東大でも法政大学でも、
学生諸君に、励みをね、与えたワケよ。ワハハハハ。

励みになってもらえると嬉しいですね。

いぃや、なります。なります。
さあ、それから今度、リカちゃんはデビュー前にもう人気が凄く在るんだけど、
デビューがいよいよ、レコードが2月の3日。

ハイ。そうです。

「めぞん一刻完結編」の主題歌になるわけですねコレ。

そうです。

「硝子のキッス」。

とっても良い歌なんです。

どうだった?やっぱりこう、自分がそんな、あのTV番組ねぇ、出てたんだから
将来やっぱり歌手になりたかったわけでしょ?

もう、こんなちっちゃい頃から歌手に憧れて、天地真理さんの歌とかね、
お母さんに教わって、ピンクレディーとか、キャンディーズとか。
一生懸命歌ってましたね、振り付けして(^^)


あぁそうなの。それで今度は自分がやねぇ、あのキティからプロの歌手…
吹き込みなんてどうだった?この「硝子のキッス」は?

あの、レッスンする時間が無かったんですね、ホントに急な感じだったんで。
それで、自分でも凄い不安ですよね、私に歌が唄えるのかな?って。
この、自分の歌…、
だからヒトの歌っていうのは、その歌手の方が歌ってるのを聞いて覚えるけど、
それっていうのは、自分でしか唄えないモノだから、だから凄く不安でしたけど、
お陰様で、だいぶ…


上手くいきましたか。

頑張りました(^-^)v



と言う事でTVをご覧の皆さん、今バックでね、
姫乃樹リカちゃんの「硝子のキッス」がずっと流れているわけなんですけれども…。
さあ、これで念願のね、歌手の仲間入り。で、方々で聞くとアレなんだよ。
ま、僕の友達ってのも、そういう業界の人間多いんだけどね、
今年の1988年は、とにかく一押しなんだってね、あなたが。

…ハァ(^^;…

皆がね、やっぱり業界の連中がね、「いやぁアレはイイ!」ベタ誉めだった。
すると、僕もだって幸せなのよ。
花本マサミの「ようこそ広島へ」にレコードが出る前に出てくれて、
[姫乃樹リカを見初めたのは俺だ]って。ワハハハ。
これがやりたいばっかりにこの番組やってるんだ。ワハハハ。
これから先というと、リカちゃんは当分はその、歌手としてね、
これがどんどん、恐らくもう、それだけのね、
応援をしてくださる皆がいるんだから、一瞬にして火がつくだろうと思いますけど、
この後はやっぱりこう、歌を中心にしてずうっとやっていきたいんでしょ?

ハイ。ドラマとか映画とかにもね、出てみたいし、コンサートもやってみたいですね!

うん。歌手としてはやっぱりこの、LIVEというのがねえ、
これがやっぱり一番でしょうね。

そうですね。

実際にたくさん入ってくれたファンの前でね、これはイイだろうね。

そうですね。握手会とかも凄く楽しいんですよ。
あの、いつも私の事をね、TVとか雑誌とかで見てくれるファンの人が直接来てくれて、
お話しできるでしょ、だからもう凄く嬉しくてね、いつも楽しみなんです。


リカちゃんのファンといやぁ、ニキビ面の男の子が握手するのに
ズボンでこうして手を拭いて…そうだろ?

そうですね(*^-^*)

ズボンでこうやって拭いて…あの心理、解かるんだよ僕も。
それがねえ、僕はもう恐らく、昔はね、
そんな、僕らが少年時代ってのはそういう事は無かったわけね。
ラジオで聞くとか、TVで見るかしか、
こう歌手の人なんかと直接会うっていう事っていうのはほとんど無かったわけ。
ところが今の若い人達はこうしてね、リカちゃんなんかとも握手が出来るんだもん。
するとあの心理も解かるよ僕は。

私もやっぱりそうですね。
あのぅ、まだこういうお仕事してない時に、イベントとかキャンペーンとか行ってね、
握手してもらうとね、やっぱり[キャッ!(*^-^*)]って気分ですね。


誰が好きだったの、その頃は?

その頃ですか?あのぅ、私、割といろんな人が…
あの、TVに出てる人っていうのはもう皆、凄いなっていう事で、
割と行ってたんですよ。あの…デパートの屋上とか。


なるほど。なるほど。しかし今後は、リカちゃんそれは、
楽屋で一緒になったりね、TVスタジオで一緒になったり…。
頑張り屋さんなのかな?負けず嫌いかな?どうかな?

そう…だと思います。

あぁそう。もうねぇ、やっぱりね、負けず嫌いっていう気持ちっていうのはね、
やっぱり持っておかないとダメよね。
ヒトを蹴落としてまでっていう事はしなくていいけどね。
私もこう、絶対に頑張るんだと。

[努力]っていう言葉とか努力している人とか見ると、凄く素敵だから…

そりゃそうだなぁ。やっぱり皆、いきなりポンとね、なったわけじゃなくて、
やっぱりそれなりのいろんな努力ね、積み重ねてきて、
やっぱりあなたの好きな松田聖子にしたって、花開いて、
神田正輝なんていう男と結婚できたわけだから。
ねぇ、するとリカちゃんもまだまだ若いんだから、16なんだから、今からですよ。

やはりね…。

それと、僕がお願いしたいのは、いつまでも残る歌手になっといて欲しいわけね。

ハイ。

例えば今頃ね、ねぇ風船玉とかシャボン玉みたいに、
ポンと出てきて居なくなっちゃうでしよ。
「アレどうしたの?」なんて僕らも聞く事よくあるわけよ。

そうですねぇ。

しかし、そういう事でなしで、ねえ…

長い歌手になりたいですね。

そう!そう、そう、そう。花本マサミがいつまでも自慢できるようにね。

ハイ(*^-^*)

[デビュー前にアレ出たんだぞ]なんてね。
だから息長く頑張って…元気そうだよね。健康そのもの。

そうですね。

それと、やっぱりあなたはね、やっぱり僕は成功すると思うの。笑顔がイイわ。

ありがとうございます(*^-^*)

笑った顔がホント…カメラさん、ちょっと最後はアップにして終わろうや。ねぇ。
笑顔がねぇ、実にイイんだよねぇ。笑顔の良くない若い人っていうのはダメなの。
うーん、まあそういう事で一つ頑張ってくださいね。
今日は、忙しいのにありがとうございました。どうも。

どうもありがとうございました。