出国、いざラスベガスへ

☆出国なり

 午後6時、成田空港を出てアメリカン航空でサン・ノゼ空港へむかいました。
 テンションは最高潮!こりゃ機内でアルコールでもとって騒ぐぞ!(何て迷惑な・・・)と意気込んだのもつかの間、なんとアメリカン航空ではアルコールはちゃっかり5ドルとられてしまうのです。旅費で懐がすっからかんだし、5ドルなんて無理。泣く泣く諦めてなぜかダイエットコークを頼みました。ドクターペッパーなんてのもメニューにあって、さすがアメリカン!
 機内はアルコールがないものの快適でした。機内食はおいしいし(詩月が今まで食べた機内食の中で一番おいしかったです)、なぜかテレビでNHKがやってて、ためしてガッテンとプロジェクトXずっと見てました。

 そうこうしているうちに、サン・ノゼ到着。空港からしてアメリカンって感じで(アメリカなんだから当たり前じゃん)アドレナリン大放出!!
 さあ、乗り継いでラスベガスへ。ラスベガスまでは混んでて連れと席が離れちゃったし、さすがに眠いから寝ようと思った瞬間、隣の体格のいい兄ちゃんがいきなり話しかけてきた。何言ってるのかさっぱりわからん。「I LOVE JAPAN」と連呼された。彼は日本で働くK1選手らしい。ボブサップとも知り合いとか言ってたけど本当なのか?彼はラスベガスが故郷らしい。なんかすごいぞ。日本で言ったらセンター街や歌舞伎町が故郷と言ってるようなもんじゃないか。
 彼とつたない英語で話しているうちに反対側の隣の品のよさそうなおじさままで参戦してきた。
 「ニガタ、ベリーグッド」と連呼する。ニガタってなによ?と思っていたら後に新潟のことを言ってると判明。
 2時間程2人のアメリカ人に囲まれずっと英語でした。英検も持ってない私には拷問・・・。ここにリョーマ君がいてくれたら・・きっと私の英語力は赤也といい勝負ね・・とかアホなことまで考えてしまった。本当にバカ。まあ、楽しかったけどね。
 ラスベガス到着してやっと連れと合流。
 「あんたの席うるさかったよ」といわれました。

 気を取り直してラスベガス上陸。と、空港降りた瞬間スロットマシンが!しかもネオンが光ってるよ。ちょっと、ここは空港だよ。
 なんて、序の口だった。空港の中はショーの広告とかでめちゃくちゃ派手。こりゃ、世界一おちゃらけた空港だよ。時差とか眠気とか一気にふっとんだよ。

 バスでさあ、市内へ。やばい!なにこれ〜。スケールが違う。街の中に自由の女神やらエッフェル塔、巨大ピエロ、海賊船、ピラミッドにスフィンクス、火山、リオのカーニバル・・・なんでもあり。それも、みんな大きすぎ。ガリバー王国なんて目じゃない。(ガリバー王国が潰れたのも頷ける)ここはどこですか?って感じ。だって、ラスベガスにいるだけで世界一周してる気分。

 ラスベガスは一言で言えばおもちゃ箱をひっくり返したような街。なんでもあり。はんぱなことをしてたんじゃ生き残れない街なのです。この街でこれから4日間どうなるんでしょう。考えただけで興奮しちゃいます。

☆ラスベガス食事情

 ラスベガスのご飯といったらなんと言ってもバフェです。バイキングなんだけど、だいたいのホテルで朝昼晩3食やっています。バフェはカジノにお金をつぎ込んでもらおうと低価格でご飯を提供しているのです。しかもソフトドリンクは飲み放題。バフェは高級ホテルでもジーパンやTシャツといった軽装で入れるのがいいです。

 私はまず夕飯にパリスというホテルのバフェに行きました。(パリスはエッフェル塔と凱正門が目印)
 パリスでは南フランスの田舎料理のバフェをやってて、どのガイドブックにも一番おすすめと書いてあったんですが期待通り!
 すっごい品数に最初から一品ずつ取っていった私はメイン料理に行き着く前に満腹に。失敗した。
 肉は食べそびれたんだけど大満足でした。ケーキも20種類くらいあってどれも1つが大きいのです。私はケーキにもありつけなかった。けど、目の前で焼いてくれたクレープは食べました。ブルーベリー入れてもらったら山盛りに入ってて、すっごく目がよくなりそうな気がしました。おいしかった。おすすめ!
 パリスでのバイキングのポイントはメイン料理から攻略すべし。前菜からして食べ放題とは思えないほどレベルの高い料理だからメインはもっとすごいはず。
 あと、雰囲気もすっごくおしゃれです。

 まあ、バフェにパリス除いて計4回いったけど(あまりの食べ過ぎに1日2食の生活となった)失敗だったかなというのはエクスカリバー(お城の形のホテル)の朝食位。エクスカリバーはチョコレート牛乳とか子供向けのものがおいてあるから子供連れにはいいのかもだけど種類は少なくて、味は単調。安いからしょうがないんだけど。夕飯はもっといいのかもしれない。

 その点、同じくらいの値段で食べられるフラミンゴ(ラスベガス一古いホテル。フラミンゴのピンクのネオンが目印。中には本物のフラミンゴやペンギンがいる。)の朝食はよかったです。デザートも多いし、アイスのトッピングにm&mがのせられるのも気に入った。

 夕飯ではアラジンとベラッジオに行きました。
 アラジンは各国料理が並んでて、品数がすごい!でも、日本料理コーナーは何か違った。得体の知れない寿司や点心(これって日本料理じゃないし・・)が並んでた。味噌汁は本物だったけど・・。ご飯なんて映画キョンシーに出てくるようなてんこ盛り。しかも箸がささってて笑えた。絶対日本人を誤解してます。
 その他、カリブ海、メキシコ、中東、アジアなど世界各国の料理が並んでて目移りしまくり。
 ベラッジオはイタリア料理メインって感じで店内落ち着いてて、高級レストランにいるみたいでした。ピザの種類が沢山ありました。ここで一番はまったのはパスタとサーモンの寿司。ただ、ベラッジオでは超人気ショーのO(オー)がやってるんでショーの終わる時間に重なってしまった詩月は1時間近く並んだ。

 あとですね、バフェでのおすすめはソフトクリーム。どのバフェに行っても機会が一緒だから味も一緒なんだけどおいしいんだよね、これが。このソフトクリーム製造機を日本に持って帰りたかった。
 まあ、ラスベガスには高級レストランもいろいろありますがそんなの日本でも食べられるし、せっかくラスベガス来たなら安くてボリューム満点のバフェに一度は行ってみるべきです。各ホテルの個性が出て、バフェ巡りはなかなか楽しいものです。

☆お買い物

 ラスベガスはショッピング天国でもあります。
 ブランド品、雑貨、おみやげ、なんでも揃います。
 しかし、街がすごすぎて、物欲が沸かない・・・。こんな衝動買いの女王みたいな私がなんで物欲が沸かないのか。
 結局私が買ったものといえば、Tシャツ1枚にコーラの店で買ったコーラグッズ。まあ、コーラグッズはかなりお気に入り。
 そうそう、ラスベガスにはコーラとm&m’sの店があります。キャラクター商品がかわいいのなんのって!しかも産地直送作りたてコーラが飲めます。ぶっちゃけ味は日本と変わりませんけど話のネタとしては十二分。

☆ショー

 ラスベガスといったらショーでしょ!
 ホテルの前でやってる無料のショーから本格的なのまで。よりどりみどり。

 無料のショーはベラッジオの噴水ショーが有名。一度は見る価値あり。水力がやばい。
 トレジャーアイランドの海賊船ショーは30分くらい前から場所取りが必要だけど見る価値あり!海賊が水の中に飛び込んだり、高いところからジャンプしたり、無料とは思えませんでした。
 リオのカーニバルはショーの最後に首飾りを投げてくれてみんなそれに殺到して、まるでバーゲン会場のような騒ぎになります。
 せっかくラスベガスに来たんだから無料ショーはもちろん、なんか面白いショーをチケット買って見ようってことになりました。
 で、詩月は前述のO(オー)見たかったんだけど日本で頼んだ時点でチケット完売でした。3ヶ月前でもチケット取るのが難しいといわれているO。リベンジにまた行くからね。
 かわりに(と、言っては失礼ですが)モンテカルロでやっている世界でも有数のマジシャン、ランス・バートンさんのショーを見ました。
 バートンさんのマジックはまじすごかった。トランクから美女が6人出てきたり、何もない舞台から車に乗って現れたり、男の子の口からコインを沢山出したり、空中に浮かんだり。文章にするとすごさがなかなか伝わってこないんだけど本当に目が飛び出るくらい舞台に釘付けだった。しかもバートンさん甘いマスクで紳士的。まさにジェントルマン。沢山のアメリカンジョークで観客をひきつけてたけど詩月にはさっぱり何いってんのか理解できず。英語は勉強しておくべきですね。
 ショーが終わるころにはすっかりバートンさんの大ファンに。日本帰って年齢調べて見たら(調べるなよ・・・)44歳でした。ちょっとショック。
 余談ですが、詩月はバートンマジックにすっかりやられ、劇場の隣にあるバートンショップで生写真買おうとして友達に本気で止められました。今、思えば本当にいらない。止めてくれてありがとね。

ランス・バートンの看板

☆カジノ初体験

 ラスベガスといったらカジノでしょ!
 やらずに帰る訳にはいきません。24時間カジノできるんですから。
 さて、最終日、余った5セント玉でスロットにトライ。初スロットです。
 なんと75セント当たりました。5セントがいきなり75セントに!こりゃ、びっくりです。
 小心者の詩月はそれでやめちゃったけど、友達は詩月があてたもんだから、自分もあててやるとかいって結構つぎこんでました。(結局彼女は1セントも当たりませんでした)
 はずれても次やればきっとあたる!と思っちゃうのがスロットの怖いところ。でも、ラスベガスの最高金額はスロットで43億円でているというから一攫千金夢見ちゃいますよね。はまったら本当に怖いですね。

☆眠らない街ラスベガス

ラスベガスの街並みです

 ラスベガスの夜は長い。ネオンで綺麗に彩られた街並み。それを見ているだけで容易に時間は過ぎていってしまう。何をするでもなしに街を歩いているだけで楽しいのです。ラスベガスという空間に自分がいるだけでもうおとぎの国に迷い込んだかのよう。

 夜の過ごし方として詩月が最もはしゃいだのがニューヨーク・ニューヨーク(詩月が泊まっていたホテル)内にあるジェットコースター。浅草の花やしきのジェットコースターを作った会社が作ったんだって。だから、狭いところを走らせるのはお手の物。ラスベガスの夜空を駆け抜ける、回る、落ちる。しかも結構長いからボリュームも満点。フリーパスを買えばその日何回乗ってもただ。めちゃお得。ただ、大きさの割りに迫力満点なのでジェットコースター嫌いの人は小さいからといってなめて乗らないほうがいいでしょう。詩月の友達は絶叫して泣き顔になっていましたから。

 あと、ラスベガスの人は歩きながら、立ちながらビール飲んでる。さすがアメリカン。(しかも昼間から)
 アルコールと聞けば黙っちゃない。早速真似をしてバドワイザーを買ってきて詩月も”立ちビール”(勝手にそう命名しました)。もちろんアメリカンを真似してビンで。
 と、それが落とし穴だった。だって、ビンビールは栓抜きが必要じゃん。これじゃ開かない!慌ててるとさすがアメリカ人。助けてくれてなんと手で開けてくれました。しかも日本人で立ちビールは見たことない、珍しいねといわれた。結構恥ずかしかった。
 でも、いざ立ちビールすると気分のいいこと。日本ではビール苦手な私でさえぐいぐい飲んでしまう。きっと気候にぴったり合ってるんだろうなあ。
 立ちビール万歳!ぜひお試しあれ。
 

☆余談ですが失敗話を

 今回もやっちゃいました。・・・寝坊。
 2日目のアウトレットツアー、申し込んでおきながら、前日の夜更かしと時差ボケがたたり、朝9時半の集合なのに爆睡。ガイドさんの怒りの電話で目覚めました。急いで支度したけど、置いてけぼりに・・・。
 ツアー代金が無駄に・・・。まあ、出発の日じゃなくてよかったよ。今回の出発の日の集合は5時だったけどおかげで、びびって眠れなかったよ。(過去2回ほど帰りの日に寝坊していますから)

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