数日前からネット上で噂になっていた "2005-2006年ワールドツアー"
の記者会見が10日、午後1時過ぎからニューヨーク/リンカーン・センターのジュリアー ド音楽院で行われた。過去、1975年ツアーの記者会見では、トラックに乗ってニューヨーク5番街に突然現れ
"Brown Sugar" を演奏するという派手なパフォーマンスを行い、1989-1990年の "Steel
Wheels Tour"以降、列車、船、車、飛行船と、様々な乗り物を使って記者会見会場に現れるという演出を行ってきた。今回、ファンの間では、『今度はどんな乗り物で現れる?』という予想合戦が繰り広げられていたのだが...それを裏切るかのように、彼らの記者会見はジュリアード音楽学院内のバルコニーでのライブで幕が開けられた。演奏曲は、"Start
Me Up"、新曲の "Oh No Not You Again"、"Brown Sugar"
の3曲。バックコーラス、サックス、ピアノといったサポートが一切なく、ミック、キース、チャーリ ー、ロニーにダリル・ジョーンズという編成で演奏が行われた。
演奏後衣装を着替えた4人が、左右に大きなベースボール・タンを掲げた記者会見用テージに姿を現した。
以下、東芝EMIから発表された『ローリング・ストーンズ オフィシャル・ツアープレ ス・リリース』
<ローリング・ストーンズ オフィシャル・ツアープレス・リリース>
ザ・ローリング・ストーンズ・オンステージ・ワールド・ツアー 8月21日、ボストン・フェンウェイ・パーク(Fenway Park)公演から開始!
ストーンズは、ファンにステージに立つチャンスを提供し、コンサート体験と いうものを再定義する。
ニューヨーク(NY)--(2005年5月10日): 本日、ローリング・ストーン ズは8月21日に、自らのワールド・ツアーをボストンの伝説的なフェンウェ
イ・パークから開始すると発表した。北米及びカナダで既に35公演が発表さ れ、バンドはその後2006年夏までにはメキシコ、南米、極東及び最終公演
地としてヨーロッパをツアーする予定である。
ファンは、NY/リンカーン・センターに集まったアメリカそして世界中の何百 人ものメディアと共に、ローリング・ストーンズによる究極のサプライズ・パ
フォーマンスを目撃する機会を得た。お馴染み「スタート・ミー・アップ」の イントロが会場となったプラザ中に流れ、ご存知バンドの"舌"ロゴが描かれた
目を引くバナーが落とされ、築100年を超える名門ジュリアード音楽院のバ ルコニー・ステージで演奏しているバンドの姿が登場した。ミック・ジャガー、
キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッドは夢中になった群 集の前で、新曲「Oh No Not You Again」、クラシック・
ヒット「ブラウン・シュガー」など3曲を演奏した。これは、ローリング・ス トーンズが1975年の記者会見で、NYの5thアヴェニューにトラックで
乗りつけ、「ブラウン・シュガー」を演奏して以来のイベントになった。
"ローリング・ストーンズ・オンステージ"は、改めて彼らのミュージシャンと して、パフォーマーとしての多様性を示すものとなる。スタジアムの壮大なス
ケールの興奮から、アリーナでのスリル感、スペシャルなセットリストで親密 な雰囲気のシアター/クラブまで、3種類のドラマティックなものになる予定だ。
今年のツアーは、ファンが体験するコンサートのレヴェルを次のステージへ引 き上げるものとなり、エレクトリック・スタジアム・コンサートと、クラブの
雰囲気の良さを合わせたものになるだろう。バンドは、ローリング・ストーン ズとステージ上に立つという想像を超えるチャンスを地球の反対側に住む音楽
ファンにもプレゼントすることで、ファンの究極の夢をかなえるはずだ。数百 席が直接スタジアム・セット内に造られ、ローリング・ストーンズが5万人を
超えるオーディエンスに向かって演奏するステージ上で、アドレナリン溢れる 興奮を共感できるという、一生に一度の機会をファンに提供するものになる。
「バンドはコンサート体験というものを定義し直すのさ--ローリング・ストー ンズのステージに立ち、バンド側からスタジアム・コンサートを目にするとい
うスリルに匹敵するものは何もない」と、ツアー・プロモーターのマイケル・ コールは語った。「これはファンにとって、かつてない最高のツアーになるは
ずだ」
"ローリング・ストーンズ・オンステージ"は、ファンが待ち望んできた壮観な ステージセットと、カリスマ的なパフォーマンスを合わせたものになるだろう。
バンドは、以前の「スティール・ホイールズ」ツアーから「リックス」ツアー で実力を発揮したセンセーショナルなセット、ドラマティックな効果、最新テ
クノロジーを得意とするデザイン・チームと、具体的な作業に取り組む予定だ。
ローリング・ストーンズは、北米ツアー史上最多動員数で第2位という記録を 誇っている。
ファンは、チケットの特別購入、ファン限定グッズを購入でき、また、 www.rollingstones.com でオンラインでツアーの模様を辿ることができる。
コンサートに足を運ぶ人は初めて、ファンクラブのプラチナ会員券を購入する 前に、正確な実際の座席位置を確認でき、チケット代を選ぶことができること
になる。販売されるツアー・チケットは全て、ローリング・ストーンズ・ファ ンクラブの無料バーチャル会員資格を含むものになる。ユーザーは毎日アップ
デートされるツアーのあらゆるシーン、リハーサルや準備段階から進行中のシ ーンまでをも、オーディオ&ビデオ・ストリーミング、ダウンロード、セット
リスト、ニュース等で目撃することが可能となる。
伝説的なローリング・ストーンズのオンステージ・ワールド・ツアー北米公演 はアメリクエスト社(Ameriquest)提供による。「アメリカの幅広い一般層に
もアピールし得るその音楽性で、ローリング・ストーンズは当社アメリクエス ト社のブランド、サービスそしてポジションを戦略的にユーザーへ伝えるプラ
ットフォームになってくれるだろう、『アメリカン・ドリームのスポンサー』 になれて光栄に思う」と、アメリクエスト・モートゲージ社のチーフ・マーケ
ティング・オフィサー、ブライアン・ウッズは語る。「今日の飽和した市場で は、ローリング・ストーンズこそが、数少ないアイコン的なブランドが可能な
やり方でファンにアピールできる。このツアー・スポンサーになることは、ア メリクエスト社にとって、ファンにステージでストーンズが演奏しているのを
見せてあげるという、"夢"を実現する機会を与えるものになる。」
アメリカン・エキスプレスには、カード会員対象に多彩な会員特典を提供して きた長い歴史がある。一連のサービスの一環として、同社はこの度ローリング
・ストーンズとパートナーシップを組み、ローリング・ストーンズの希少なコ ンサート・チケットを、カード会員対象に(公演・会場限定ながら)一般販売
前に先行一般販売するという特別な機会を保証する。アメリカン・エキスプレ ス先行販売期間に販売されるチケットは全て、以下の通りチケットマスターを
通しての購入となる。ボストン公演は5月10日アメリカ東部標準時午後3時 から5月13日同午後9時まで、シカゴ公演は5月11日アメリカ中部標準時
午前9時から5月20日同中部標準時午後5時まで、ニューヨーク公演は5月 11日アメリカ東部標準時午前9時から5月22日同東部洋標準時午後5時まで、そしてアナハイムとサンフランシスコ公演は5月11日アメリカ太平洋標
準時午前9時から5月21日同太平洋標準時午後5時まで受付を行う。
チケットは5月14日にボストン、ワシントンD.C.、アトランタ、マイア ミ、シャーロット、及びカルガリー公演が発売される。これ以外の公演日程は
追って発表される。
全てのファンがバンドのコンサートを見られるようにする、というバンド哲学 に基づき、スタジアム、アリーナ・クラス及びシアター/クラブ・クラスのチ
ケットは幅広い価格設定になる予定である。限定VIP席が設けられる一方、 コンサート会場の残り95%の座席は、スタジアム・コンサートで平均99ド
ル、アリーナ・コンサートで平均110ドルに押さえられ、またシアター/ク ラブ・コンサートでは全席50ドルになる予定である。チケット購入は、スタ
ジアム及びアリーナ公演では会場規模により、一人当たリ6枚以上12枚に制 限される。シアター/クラブ・クラスでは一人2枚に限定される。チケットは全て通常のチケット販売窓口を通じて購入できる。
歴史的でクリエイティヴなパートナーシップを続けるミックとキースは、昨年 の秋から一緒に楽曲を書き始め、以降チャーリーとロニーもその作業に加わっ
てきた。全員が存分に力を注いだフルレンス・スタジオ・アルバム、それも全 て新曲が収録されている新作は、発表されたツアーと連動し、ヴァージン・レ
コーズよりリリースされる。(注:日本発売は東芝EMI株式会社より)
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