山吹の里の碑
という和歌を踏まえ、「実の」と「蓑」を掛けていたということを知る。古歌を知らなかったことを恥じた道灌は、それ以後歌道に励んだという…。 この場所から、もっと東のほうに行ったところに新宿区山吹町があり、そこからこの辺りまでの一帯を通称「山吹の里」といったそうであるが、それもやはりこの伝説にちなんだもの。近くには「山吹の里公園」もある。 ただし、この話の舞台となったとされるのは、ここに限らず、荒川区町屋、横浜市金沢区六浦、埼玉県越生市などの各説があってはっきりしない。ちなみに越生には「山吹の里歴史公園」がある。 もちろん、どこが正しいかをここで詮索する必要は無いし、各場所についてはそれぞれ思い入れがあって良いと思う。僕はこの場所からほんの数分の所に住んでいるのだから、当然豊島区高田説に全面的に賛成である。 この「山吹の碑」は1686(貞享3)年に建てられたもので、最初は面影橋の辺にあったそうだ。
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山吹の里公園
(2006年5月 4日)
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