早稲田
東京染ものがたり博物館
所在地:新宿区西新宿3−6−14(都電面影橋駅)
入場料:無料
開館:10:00〜12:00,13:00〜16:00 土曜・日曜閉館
    (工房は第3土曜のみ開館)



東京染ものがたり博物館
 


 神田川に沿って歩いているとこの博物館はある。実は僕の住居はここからほんの2、3分のところにあって、この博物館の前もほとんど毎日のように通っているのだが、実は今回初めて訪ねた。ここは大正3年に創業された東京染小紋の老舗「富田染工芸」の工房があり、隣接する建物に博物館がある。
 



展示室
 


 入り口を入るが、どうも人気がない。地下の和室の広間が展示室のようだが、その部屋の明かりすらついていない。あれ、臨時の休みかな? でも、入り口には特にそう断られていないから、かまわず地下に下りて行 った。そこには所狭しと染物が机の上に並べられている。地味なものから色鮮やかなものまで、様々な小紋や江戸更紗。明治年間に染められた日露戦争の構図の小紋という変り種が目を引く。
 



 鮮やかな江戸小紋
 


 ここの博物館の見所は隣の工房での染物の実演。残念ながら、毎月第3土曜日のみ(要予約)だとかで、今回は観ることができなかったが、せっかく家の近所にあるのだから、またの機会に訪れてみようかと思う。
 



 


 帰り際に、博物館の入っているビルを何気なく見ると、「エド・コモン西早稲田」とあった。「江戸小紋」をカタカナとローマ字で書くと、なんだかまるで外国語の表記のように思えてしまうから不思議である。
 
  

(2005年8月9日)


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