東山 |
五条大橋 |
所在地:京都市下京区/東山区(五条駅1分) |
五条大橋
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京都でかるたの大会(小倉忌慶讃大会)があるので、それに併せて京都へ2泊3日で旅行してきた。今回の旅行では、いわゆる定食コース観光をするつもりで、すでに行ったことのある場所も含め、お決まりの名所を片っ端から見ることにしていた。
まずは、清水寺を目指す。
五条通り(国道1号線)が加茂川を渡る地にかかっている橋…ここはかの有名な五条大橋。
♪京の五条の橋の上…、の童謡でもおなじみ、かの牛若丸(後の源義経)と弁慶が戦った場所。敗れた弁慶が、牛若丸の終生の忠臣となった地である。
しかし、武蔵坊弁慶(〜1189)はその実在性すらも疑われているし、源義経(1159〜89)が牛若丸と呼ばれた少年時代もほとんどわかっていないので、この戦いもまた、単なる伝説であった可能性が高い。とは言え、この橋
の名前を知って渡る人の大半が、このエピソードに思いを馳せるのではないだろうか。
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弁慶と牛若丸のモニュメント
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もっとも、現在の五条大橋は、国道1号線にかかっている橋で、コンクリート製。交通量も相当に多く、往時をしのぶものはまったく無い。ただ、道の真ん中の公園に、牛若丸と弁慶のモニュメントが設置されているだけである。
不思議なのことに、牛若丸は明らかに赤子の姿をしていて、弁慶も子供なのである。
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五条大橋から鴨川を望む
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当時の五条大橋の面影を見たければ、東映太秦映画村を訪ねるのが良いだろう。そこには、江戸時代の五条大橋が再現されている。最も、この橋、時代劇などでは日本橋として登場することも多く、どれだけ本物の五条大橋に近いのかはわからないけれども…。
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太秦映画村の五条大橋
(2006年1月6日撮影)
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それはともかくとして、牛若丸と弁慶の伝説を頭に思い浮かべながら、僕は五条大橋を渡ったのだが、後日ショックなことを知った。
なんと、この五条大橋は当時の場所とは違うそうなのである。
当時の五条大橋がかかっていたのは、現在の四条大橋と五条大橋の間。松原通りにかかる松原橋の辺りだったというのである。
すっかり、モニュメントにだまされていたようである。
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(2006年5月10日) |