カトマンズ
ダッチンカリ
  Dakshinkali



ダッチンカリ寺院
 


 カトマンズの南にあるダッチンカリ(ダクシンカリ)寺院。アクセスはバスで1時間半と割りと不便なところにあるので、ネパールに住んでいた2年間の間にここを訪ねることがなかった。そこで、2009年8月にネパールを再訪した際に行ってみることにした。
 毎週火曜日と土曜日の午前中はには、ヒンズー教徒が数多く訪れ、生け贄を捧げるという。そこで土曜の午前中に出かけた。
      



バスで到着
バスの前が今回案内してくれた元学生
 


 ダッチンカリのアクセスはあまり良くない。そこで、ネパール人の元学生に頼んで連れて行ってもらうことにした。
 カトマンズからマイクロバスでバルクーへ行き、そこからダッチンカリ行きのバスに乗り換えた。さすがは土曜だけあって、バスはかなり混雑している。
 アクセスは1時間半という話だったが、途中でバスが30分以上も
停まるというアクシデント。どうやら別のバスが故障していて停まっていたためにすれ違うことができなかったようなのだ。
 ともかくも、バスは9時頃にようやくダッチンカリに到着した。 
  



ダッチンカリ寺院へ向かう参道
 


 バス停からダッチンカリ寺院までの参道には様々な出店が出ている。花輪や食べ物など、供え物がほとんどである。
   



 


 かと思ったら、アクセサリーなどのお土産物の出店も結構ある。
    
◆ダッチンカリ寺院(Dakshinkali Mandir)



ダッチンカリ寺院が見えてきた
 


 5分程歩くとダッチンカリ寺院が見えてきた。
  





ダッチンカリ寺院
 


 なるほど、ヒンズー教徒が列をなしている。
 ネパールの人びとは僕ら日本人からすると信じられないくらいに信心深い。
   





ヒンズー教徒が列をなす
 


  ダッチンカリは南のカーリーという意味で、女神カーリーを祀っている。カーリーとは“黒”という意味もあるが、その名の通りか鬱蒼とした森の中にある。カーリーはヒンズー教の最高神シヴァの妃だが、血と酒と殺戮を好む戦いの女神である。
 ダッチンカリ寺院の中にはヒンズー教としか入れない。僕は当然ヒンズー教徒では無いので、こっそりと周りから中を覗くほかない。
    





ダッチンカリ寺院の内部
 


 ただ残念ながら生け贄の様子はよくわからなかった。
  
◆マタ寺院(Mata Mandir)



マタ寺院への階段
右に立つのが元学生
 


 ダッチンカリ寺院の裏手の丘の上にはマタ寺院がある。
 細い階段を上り切ると、寺院が見えてきた。
  



マタ寺院
 

 
 マタ寺院は丘の上にあるので見晴らしが良く、きれいな景色が一望できる。
 



マタ寺院から見た景色
 

 
 マタの丘を降りる途中にある茶店で一休みした。
 ミルクティーと、チウラやアル(じゃがいも)、アチャール(漬物)などのカジャ(軽食)を。
   





 

 
 もときた道をダッチンカリ寺院の方へ降りて行った。
 
  



マタ寺院方面からダッチンカリ寺院を見下ろす
 


 一緒に行った学生からとあることを聞いた。このダッチンカリ寺院は実はデートスポットとしても有名なのだそうだ。ネパールは男女交際に関してはかなり厳しい。そこで若い男女は、お参りに行くのだと親に行ってここを訪ねるんだそうだ。ひょっとしたらそんな若いネパール人カップルもこの集まった人々の中にいるのかもしれない。

 1時間ほどダッチンカリ寺院に滞在してカトマンズへと戻った。帰りは車の事故も無く、1時間半ほどで帰りつくことができた。
        
  



行きのバスの荷棚にいた鶏
おそらくは生け贄用
 

(2009年9月5日)

 


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