駒ヶ根 |
光前寺 |
所在地:駒ヶ根市赤穂29 |
HP:http://www.kozenji.or.jp/ |
光前寺
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2006年10月から12月にかけて僕は青年海外協力隊の派遣前訓練で、長野県の駒ヶ根市に住んでいた。語学を始めとした訓練漬けの毎日ではあったが、休みの日などには、駒ヶ根のあちこちを散策したりもした。
その駒ヶ根にある寺院が「宝積山光前寺」である。
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光前寺参道
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光前寺の開基は貞観2(860)年。本聖上人による。比叡山にて修行の後、この地に光前寺を開いた。本尊の不動明王は、本聖上人が太田切川の滝から授かったものだという。
僕は早稲田実業の卒業生だが、ここ駒ヶ根には早実の合宿所があり、僕も中学時代から何度となく駒ヶ根に来ている。
参道の石垣には、光苔(ヒカリゴケ)が見られる。僕も中学時代にここで光苔を見た記憶があるが、今回僕が訪ねた11月には残念ながら光苔は見ることができなかった。
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参道の石垣
光苔が見られる?
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参道の途中にある三門は嘉永元(1848)年の再建。楼上には十六羅漢を安置している。
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三門
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光前寺の本堂は嘉永4(1851)年再建。
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本堂
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本堂の脇にある脇き水は延命水と呼ばれている。
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延命水
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光前寺というと、「霊犬早太郎伝説」で知られている。
早太郎は、かつて光前寺に飼われていた山犬であったが、生贄として差し出された娘をさらっていく老ヒヒと退治したといわれる。早太郎は。ヒヒとの戦いで傷つき、光前寺までたどり着いて亡くなったという。
その早太郎の墓も、光前寺境内に残っている。
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本堂の早太郎像
早太郎像
霊犬 早太郎の墓
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三重塔は、文化5(1808)年の再建で、南信州唯一の三重塔であるという。
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三重塔
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鐘堂。大梵鐘は昭和35(1960)年の再建。
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鐘堂
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光前寺で最も古い建物が、弁天堂。室町時代の作で、現在国の重要文化財に指定されている。
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弁天堂
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訪ねたのは紅葉シーズンだった。境内は色づいている。
光前寺は春の桜も有名らしい。今回は光苔も見損ねたことだし、また別の機会に訪ねてみたいものだ。
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光前寺を見た後はすぐ近くの「明治亭」へ。駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べることにした。
ソースカツ丼というと、福井の名物でもあるが、駒ヶ根の場合は下にキャベツが敷かれている。
馬刺し、はちのこ、野沢菜、信州そばと、長野名物の勢ぞろいした「信州御膳」を注文した。
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(2006年11月4日) |