ネットワークドライブを使う
ネットワークドライブ、いわゆる cifs を使う方法はたくさんある。 が、できたりできなかったりするので困る。 このページでは、主に net use について扱う。
基本の形は 以下の通りである。
C:> net use \\servername\sharename
ドメインに参加しているサーバに接続する場合など、 ユーザ認証が必要ないときにはこれだけで繋がる。
ユーザを指定する場合は、/user オプションを使う。
C:> net use \\servername\sharename /user:username
この形では、必要に応じてパスワードが求められる。
バッチファイルで処理する場合などは、 クリアテキストでバッチファイルに埋め込んでいいなら、 パスワードを打鍵する手間を省ける。
C:> net use \\servername\sharename /user:username password
よくハマるポイントが「同じサーバに別のユーザで接続したい」というケース。 「servername」の部分が同じ場合、たとえ sharename の部分が異なっていても 同時に異なるユーザで接続することができない。
そこでよくやるのが IP アドレスを書いてしまう方式である。
C:> net use \\xxx.xxx.xxx.xxx\othershare /user:otheruser password
サーバ名も IP アドレスも使いつくしてしまったら、 hosts に適当な名前を書いてそれを使えばいい。
自分がドメインに入っているときにドメイン外のサーバに接続しようとする場合、 認証に時間がかることがある。 これは、ユーザ名をドメインに聞きに行っているからである。 こんなときは、ドメインと関係ないユーザであることを明示すると サクっと認証される。
C:> net use \\servername\sharename /user:username.server password
「.server」のところは何でもいい。ドメインのユーザがないと言えればよい。
ネットワークドライブのことを一個も語っていなかった。 ドライブの割り当ても、net use でできる。
C:> net use z: \\servername\sharename /user:username.server password
割り当て解除(切断)は /delete オプションを使う。
C:> net use * /delete
「*」で全部指定ということになるので、いっきに切断できる。