6.2 のクリーンインストール

2007.01、160G の HDD もそれなりに値段がこなれてきたので 誕生日記念に購入しようと思っていたところ、誕生日イブ(日本時間)に 6.2-RELEASE がリリースされてくれたので、渡りに船、ということで 新しいディスクに移行しつつ、クリーンインストールを行った。 以下はその作業ログである。

作業ログの前に、使用機材について書いておく。

  • ThinkPad X23 2662-E5E / HTS541616J9AT00
  • Ultra Bay ( 2nd HDD Adaptor / CD-ROM drive ) (択一着脱)

移行作業の基本方針

  • FDISK パーティションは旧ディスクの切り方を踏襲する。
  • ハイバネーション領域を作り直すのが面倒なので、 PC-DOS パーティションは Ghost でコピーする。
  • 1 - 2 days でアタックするような無茶はしない。
  • 先にアプリケーションを投入し、データは後から移行する。
  • distfiles は引き継がず、まっさらな状態から始める。
  • アプリケーションは ports からビルドするのが基本。 一部の巨大モノはパッケージでバイナリを入れよう。

パーティション作成から OS インストールまで

このディスクはデカいので、boot するかどうか、がまず問題である。 BIOS でどのように認識されるか確認しようとしたが、該当項目を 発見することができなかった。 仕方ないので、FreeBSD の最小セットでディスク全体を使うようにして、 起動するかどうか、実験してみる。 というわけで iso イメージを CD に焼き、6.2 のインストールCD で起動。

Entire Disk にして、Minimal でインストールしてみる。

Boot Loader は、面白いのでとりあえず None で。

起動を確認する。…起動しない。 Boot Loader が無いとダメっぽい感じである。

オリジナルのレスキューCD で起動し、MBM を入れてみる。 起動を確認する。問題なさそうである。 旧ディスクをベイに突っ込んで、 ディスクの認識状態を PC-DOS 上の gdisk を使って確認してみる。

■6.2 を Minimal install した後の状態
> gdisk
Disk  Partitions  Cylinders  Heads  Sectors  Mbytes  Model
  1        1        20673     240      63  152627.8  Hitachi HTS541616J9AT00
  2        2        12921     240      63   95396.3  HTS541010G9AT00

→ ディスクはちゃんと見えている。

■旧ディスクのパーティション状態
> gdisk 2
Partition  Status   Type     Volume Label   Mbytes   System   Usage
 C:  1             PRIMARY    PCDOS         1026.2  FAT16       1%
     2        A    PRIMARY                 94367.6  UNKNOWN    99%

ディスクが期待通りに認識されていることがわかったので、 パーティションを作成する。

> gdisk 1 /del /all
  →全てのパーティションを削除
> gdisk 1 /cre /pri /sz:1024 /FOR /Q /V:PCDOS
  プライマリパーティションとして 1024m の「PCDOS」という名前の
  パーティションを作成し、FAT32 でクイックフォーマットする

旧ディスクから DOS 領域を Ghost でコピーする。 30 秒弱で完了。

旧ディスクを取り外して CD ドライブを付け、インストーラで起動する。 今度はちゃんとインストールする。

「Country Selection」 このマシンのキーボードは英語なので、デフォルトの「230 United States」を選択。

見慣れたインストール画面が出てくる。 「FreeBSD/i386 6.2-RELEASE - sysinstall Main Menu」となっている。 「/i386」の文言は前からあったかな?

「Standard」を選択。 まずはディスク切ってや、というメッセージのあとに、 予想通り WARNING が表示される。

WARNING:  A geometry of 310101/16/63 for ad0 is incorrect.  Using
a more likely geometry.  If this geometry is incorrect or you
are unsure as to whether or not it's correct, please consult
the Hardware Guide in the Documentation submenu or use the
(G)eometry command to change it now.

Remember: you need to enter whatever your BIOS thinks the
geometry is!  For IDE, it's what you were told in the BIOS
setup. For SCSI, it's the translation mode your controller is
using.  Do NOT use a ``physical geometry''.

ここはとりあえず OK するしかない。 見慣れた「FDISK Partition Editor」が登場する。

Disk name:      ad0
DISK Geometry:  19457 cyls/255 heads/63 sectors = 312576705 sectors (152625MB)

Offset       Size(ST)        End     Name  PType       Desc  Subtype    Flags
         0         63         62        -     12     unused        0
        63    2101617    2101679    ad0s1      7        fat        6
   2101680  310480128  312581807        -     12     unused        0

一番下の unused の行にカーソルを合わせ、 C にてスライス(FDISK パーティション)を作成する。 「Value Required」のダイアログが出てくるが、 これ以上スライス(FDISK パーティション)を分ける気はないので、 そのまま(最大値のまま)Enter で続行する。 また「Value Required」のダイアログが出てくるが、 ここは FreeBSD のスライス(FDISK パーティション)にするので、 これもデフォルト(165)のまま Enter で続行する。

すると、ad0s2 ができる。

Offset       Size(ST)        End     Name  PType       Desc  Subtype    Flags
         0         63         62        -     12     unused        0
        63    2101617    2101679    ad0s1      7        fat        6
   2101680  310475025  312576704    ad0s2      8    freebsd      165
 312576705       5103  312581807        -     12     unused        0

5103 セクタほど、割り当てられない領域が余ったらしい。Q で続行。

Boot Manager は MBM にする(もう入れてある)ので、「None」を選択。

パーティション切ってや、というメッセージに OK すると 見慣れた Disklabel Editor が登場する。

まず swap を 1024m くらい確保して、残りを File System として / 一発の構成にし、/ に softupdates を付ける。

Disk: ad0       Partition name: ad0s2  Free: 310475025 blocks (148GB)

Part      Mount          Size Newfs   Part      Mount          Size Newfs
----      -----          ---- -----   ----      -----          ---- -----
ad0s1     <none>       1026MB DOS
ad0s2b    swap         1024MB SWAP
ad0s2a    /             147GB UFS2+S Y

結局「147」か。まぁなかなかの数字。Q で続行。 「Choose Distributions」画面へ。 X はどうせ後で ports からビルドするので、「4 Developer」を選択。 ports collection は(後で update することになるが)、入れる。

インストールメディアは CD から。まだローカル I/O が一番速いでしょう。 Last Chance! は速攻 Enter で続行する。

…野郎、失敗しやがった。

/: create/symlink failed, no inodes free
Counldn't create directory /usr/compat: No space left on device

inode が足りないの? 何だとぅ。

とりあえず失敗メッセージのダイアログに OK したら「Congratulations!」 が出やがった。こらこら!

細かい質問はとりあえず No にして、トップメニューに戻るまで進む。 再び「Standard」を選ぶ。FDISK パーティションはもう切ってあるので、 Q で進む。今度は / と /var の二つ構成で考えてみる。

Disk: ad0       Partition name: ad0s2  Free: 310475025 blocks (148GB)

Part      Mount          Size Newfs   Part      Mount          Size Newfs
----      -----          ---- -----   ----      -----          ---- -----
ad0s1     <none>       1026MB DOS
ad0s2b    swap         1024MB SWAP
ad0s2a    /            2560MB UFS2+S Y
ad0s2d    /usr          144GB UFS2+S Y

これで続行しようとしたが、 それでも「Write failure on transfer!」とか言い出したので、 いったん仕切りなおすことにする。電源スイッチ長押しで殺して、やり直し。

今度は Conglaturations まですんなりと到着。 細かいオプションは後で調整するので、とりあえず時刻とユーザとroot の パスワードだけまじめに設定して、あとは適当に流す。そして再起動。

MBM から起動。問題なし。 何だかくやしいので、もう一度 / 一発構成で同じことをやってみる。 む、今度はちゃんとインストールが流れている。 何だったのだろう。見なかったことにするか。

/ 一発な構成にできたので、今度は細かいオプションもそれなりに返答する。

Would you like to configure any Ethernet or SLIP/PPP network devices?
→ Yes
   fxp0  Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet card
Do you want to try IPv6 configuration of the interface?
→ No
Do you want to try DHCP configuration of the interface?
→ No
このマシンはあちこち移動するので、ネットワークの設定は後で変更する前提。
hostname の設定、ドメイン名の設定、ゲートウェイの設定、ネームサーバの設定、
マシンの IP アドレスの設定、サブネットマスクの設定。option は空欄のまま。
Would you like to bring the fxp0 interface up right no?
→ Yes (どうせ後で再起動がかかるので、ここではどちらでもよい)

Do you want this machine to function as a network gateway?
→ Yes (中で仮想マシンを動かす想定)
Do you want to configure inetd and the netwok services that it provides?
→ Yes (inetd 経由でシステム標準の tftpd や cvspserver を動かす想定)
The Internet Super Server (inetd) allows a number of simple Internet
Services to be enabled, including finger, ftp, and telnetd.  Enabling
these services may increase risk of security problems by increasing
the exposure of your system.

With this in mind, do you wish to enable inetd?
→ Yes (気をつけて使いましょう)

inetd(8) relies on its configuration file, /etc/inetd.conf, to determine
which of its Internet services will be available.  The default FreeBSD
inetd.conf(5) leaves all services disabled by default, so they must be
specifically enaled in the configuration file before they will
function, even once inetd(8) is enabled.  Note that services for
IPv6 must be separately enabled from IPv4 services.

Select [Yes] now to invoke an editor on /etc/inetd.conf, or [No] to
use the current settings.
→ No (エディタが使いにくいので)

Would you like to enable SSH login?
→ Yes
Do you want to have anonymous FTP access to this machine?
→ Yes
Anonymous FTP parmis un-authenticated users to connect to the system
FTP server, if FTP service is enabled.  Anonymous users are
restricted to a specific subset of the file system, and the default
configuration provides a drop-box incoming directory to which uploads
are permitted.  You must separately enable both inetd(8), and enable
ftpd(8) in inetd.conf(5) for FTP serivces to be available.  If you
did not do so earlier, you will have the opportunity to enable inetd(8)
again later.

If you want the server to be read-only you should leave the upload
directory option empty ant add the -r command-line option to ftpd(8)
in inetd.conf(5)

Do you wish to continue configuring anonymous FTP?
→ Yes
   FTP Root Directory: を 「/opt/ftp」に変更(過去の慣例による)。
   それ以外はデフォルトのまま、「OK」
Create a welcome message file for anonymous FTP users?
→ No (面倒くさいので)

Do you want to configure this machine as an NFS server?
→ No (誰かに mount されると帰れなくなっちゃうので)
Do you want to configure this machine as an NFS client?
→ Yes (どこかを mount したくなることがあるかもしれないので)
Would you like to customize your system console settings?
→ No (後で設定することにする)

Would you like to set this machine's time zone now?
→ Yes
Is this machine's CMOS clock set to UTC?  If it is set to local time,
or you don't know, please choose NO here!
→ No
   「5 Asia」
   「18 Japan」
Does the abbreviation `JST' look reasonable?
→ Yes
Would you like to enable Linux binary compatibility?
→ No (後で入れる)
Does this system have a PS/2, serial, or bus mouse?
→ Yes …して、そのまま Exit

The FreeBSD package collection is a collection of thousands of ready-to-run
applications, from text editors to games to WEB servers and more.  Would you
like to browse the collection now?
→ No (面倒なので)

Would you like to add ant initial user accounts to the system?
Adding at least one account for yourself at this stage is suggested
since working as the "root" user is dangerous (it is easy to do
things which adversely affect the entire system).
→ Yes (もちろん)
User    Add a new user to the system
を選択して、自分のユーザを作成する。ログインシェルは /bin/sh だ(笑)。
X Exit  Exit this menu (returning to previous)

Now you must set the system manager's password.
This is the password you'll use to log in as "root".
→ 打ちなれたパスワードを打つ。

Visit the general configuration menu for a chance to set
any last options?
→ No

これでトップメニューに戻る。「X Exit Install」を選択する。
Are you sure you wish to exit?  The system will reboot
(be sure to remove any floppies/CDs/DVDs from the drives).
→ Yes

これにて OS インストールまでは一段落だ。

アプリケーションの投入、OS の設定

再起動後、とりあえず ports を更新する。 そのために、旧ディスクから supfile を拾ってきて編集する。 /etc/make.conf も 旧ディスクから拾ってくる。 fetch の wrapper も旧ディスクから拾ってきて配置。 cvsup でなく csup が使えるようになっている(はずな)ので、 cvsup を入れずとも「SUP=/usr/bin/csup」を追記すれば更新できる。はず。

(/etc/make.conf の抜粋)
SUP_UPDATE=yes
SUP=/usr/bin/csup
SUPFILE=/usr/local/etc/supfile-src
PORTSSUPFILE=/usr/local/etc/supfile-ports
DOCSUPFILE=/usr/local/etc/supfile-doc
(更新作業)
# cd /usr/ports
# make update

今回も anonymous ftp で distfiles を共有したい。また、時々 手動で fetch しやがれ、っていう port があるので、我輩自身が 書き込めるようになっているほうが便利である。 ついでに、anonymous FTP で繋いできたお客さんにローカル時刻を見せてあげる。 そのへんの仕込みを行う。

# cp -p /etc/localtime /opt/ftp/etc/
# mkdir -p /opt/ftp/pub/FreeBSD/distfiles
# chown -r takeo /opt/ftp/pub/FreeBSD
# cd /usr/ports
# rmdir distfiles
# ln -s /opt/ftp/pub/FreeBSD/distfiles distfiles

まずは portupgrade を入れておく。 オプションはデフォルトのままレッツゴー。

# cd /usr/ports/sysutils/portupgrade && make install clean

次に screen を投入する。これも特別に気を使って考えることはない。

# cd /usr/ports/sysutils/screen && make install clean

X を入れる。meta port で入れると要らないものまで入りそうなので、 個別に作ってみることにする。

# cd /usr/ports/x11-servers/xorg-server
# make install

このあたりから、個人用の設定とシステム全体の設定が渾然一体並行作業となる。 X のビルドをしている裏で、旧ディスクからローカル cvs リポジトリを移行する。 fdisk と disklabel で旧ディスクの切り方を調べる。…あれ、分けてある。 分けたっけ?記憶にないなぁ。気にせず参照 mount する。

# mkdir /oldroot /oldusr
# mount -oro /dev/ad2s2a /oldroot
# mount -oro /dev/ad2s2d /oldusr
# cd /oldusr/local/data/opt/; tar cf - cvsroot | (cd /opt; tar xf -)

このローカルリポジトリに我輩の大事なファイルがわさわさ入っているので、 とりあえず作業するために、checkout する。 ホームディレクトリを後でごっそり上書きするのは承知の上だ。

$ cd
$ cvs -d /opt/cvsroot checkout FreeBSD
$ mv FreeBSD/settings/CVS $HOME
$ cvs -q update -d -P (これで、$HOME 以下に最新状態が展開される)

zsh を入れ、シェルを変える。

# cd /usr/ports/shells/zsh
# make install
$ chsh
Shell: /usr/local/bin/zsh

まだしばらくはコンソール作業なので、コンソールのキーマップの設定をしておく。

# cp /oldusr/share/syscons/keymaps/us.unix2.kbd /usr/share/syscons/keymaps/
# echo 'keymap="us.unix2"' >> /etc/rc.conf
# kbdcontrol < /dev/ttyv0 -l us.unix2

tty の数を減らす。コンソールでそんな何枚も開かないし。四枚あれば十分。

# vi /etc/ttys
・ttyv4 〜 ttyv8 をコメントアウト。
・ttyv4 を X 用に編集(ttyv8 をコピって 8 を 4 に変更)

スピーカが鳴るかどうかを確認。

# kldload speaker
# echo T250L8CE-GE-C > /dev/speaker
# cd /usr/src/games/morse && make
# ./morse -p sos
# make install
# make clean
# vi /etc/devfs.conf
own     speaker root:operator
perm    speaker 0660

loader の設定を行う。 現時点で無いものは勝手にエラーになってくれることを期待して、 乱暴ではあるが旧ディスク(5.5)の設定を丸ごと投入してしまうことにする。

# vi /boot/loader.conf
beastie_disable="YES" … 起動時の AA をやめる。
autoboot_delay="5"    … 起動待ち時間を 5 秒に(デフォルト 10 秒)。
snd_ich_load="YES"    … サウンドドライバのロード。
speaker_load="YES"    … スピーカドライバのロード。
kqemu_load="YES"      … そのうち入れる qemu のカーネルモジュールのロード。
cpufreq_load="YES"    … CPU 周波数制御(powerd と連携)。
kern.hz="1024"        … mplayer が文句を言わないように。
linux_load="YES"      … Linux バイナリも使うのよね。
accf_http_load="YES"  … apache 2.2 系で使われる。

5.5 の時から apm はやめて acpi での運用だったが、ふと気になったので acpi の変遷ぶりを「sysctl hw.acpi」で確認してみる。 なかなか充実した模様。 そういえば起動時に AE_ ほにゃららなエラーがたくさん出ていた。

DOS パーティションを mount できるようにしておく。 別に mount しても何に使うわけでもないんだけど、 見えるんだから mount しとけ、と。

# mkdir /dos # chown takeo /dos # vi /etc/fstab /dev/ad0s1 /dos msdosfs rw,-L=ja_JP.eucJP,-D=CP932 0 0 # mount /dos

ram ディスクを作っておく。こちらはけっこう便利。

# mkdir /ram
# chown takeo /ram
# vi /etc/fstab
md              /ram    mfs     rw,nosuid,nodev,-s262144
# mount /ram

inetd の設定を行う。 cvs の設定は引数が長いのでスクリプト化したんだった。 旧ディスクより cvswrap を取り出す。

# vi /etc/inetd.conf
ftp     stream  tcp nowait      root /usr/libexec/ftpd  ftpd -l -l -S
telnet  stream  tcp nowait      root /usr/libexec/telnetd       telnetd
tftp    dgram   udp wait        root /usr/libexec/tftpd tftpd -l -s /tftp
cvspserver stream tcp nowait root /usr/local/bin/cvswrap /usr/local/bin/cvswrap
# cp -p /oldusr/local/bin/cvswrap /usr/local/bin
# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`
# mkdir /tftp
# chmod 777 /tftp

旧ディスクより、会社置き去りマシンの公開鍵を救出する。 % cp -p /oldusr/home/takeo/.ssh/authorized_keys2 $HOME/.ssh 旧ディスクの $HOME/.ssh/ には他にも大事なファイルがたくさんあるが、 これらはのちのちゆっくり移行することにする。

rc.conf の設定を行う。

# vi /etc/rc.conf
---- ここから
:r /etc/rc.conf
---- ここまで
ToDo: ここに rc.conf を読み込む

/etc/aliases の設定を行う。

# vi /etc/aliases
root: takeo

/etc/fbtab の設定を行う。

# vi /etc/fbtab
/dev/ttyv0      0600    /dev/console

ここまで諸設定を進めてきたら、やっと X server のビルドが終わったので、 続いて client とフォントのビルドに入る。

# cd /usr/ports/x11/xorg-clients && make install clean
# cd /usr/ports/x11-fonts/xorg-fonts-75dpi && make install clean
# cd /usr/ports/x11-fonts/xorg-fonts-100dpi && make install
# cd /usr/ports/x11-fonts/xorg-fonts-miscbitmaps && make install
# cd /usr/ports/x11-fonts/xorg-fonts-truetype && make install

あれこれビルドが終わったので、設定を試みる。

# cp /oldroot/etc/X11/xorg.conf /etc/X11/
# startx

twm が無事起動した。懐かしい。 X 待ちの間に etc 以下をかなりいじったので、再起動してみる。 ここまでの作業時間は 2h41m であった。

Canna 、nvi 、 cannadic を投入する。 nvi は野良パッチを旧ディスクから拾ってくるところがポイント。

# cd /usr/ports/japanese/Canna/ && make install clean
----
# cd /usr/ports/editors/nvi-m17n
# cp -p /oldusr/ports/editors/nvi-m17n/files/patch-z* files
# cd /usr/ports/japanese/nvi-euc-jp
# make install clean
----
# cd /usr/ports/japanese/cannadic && make install clean
# cd /usr/local/share/canna/dic/canna
# cp dics.dir dics.dir.orig
# cat dics.dir.gpl_canna >> dics.dir
# /usr/local/etc/rc.d/canna.sh start
Starting canna.

Canna のユーザ設定を行う。自前辞書も入れる。

% mkdir $HOME/lib
% cp /oldusr/home/takeo/lib/myroman.cbp $HOME/lib
% mkdic takeo
% mkdic takeo
New dictionary "takeo" is created.
Please change customize file.
% mkdic katakana
New dictionary "katakana" is created.
Please change customize file.
% cd /oldusr/home/takeo/lib
% addwords -l cannadic.takeo.txt takeo
..............................
Addwords has done on "takeo".
% addwords -l cannadic.katakana.txt katakana
...
Addwords has done on "katakana".
% for dic in `lsdic -i`
for> do
for>   rmdic -fq $dic
for>   mkdic -fq $dic
for> done

エディタの動作を確認し、ひとまず今日の作業はここまでとする。

# dmesg | grep HTS
ad0: 152627MB <Hitachi HTS541616J9AT00 SB4OA70H> at ata0-master UDMA100
ad2: 95396MB <HTS541010G9AT00 MBZOA60A> at ata1-master UDMA100
# df
Filesystem  1K-blocks     Used     Avail Capacity  Mounted on
/dev/ad0s2a 149334442  2760598 134627090     2%    /
devfs               1        1         0   100%    /dev
/dev/ad0s1    1050720   666112    384608    63%    /dos
/dev/md0       126702        4    116562     0%    /ram
/dev/ad2s2a   1012974   780724    151214    84%    /oldroot
/dev/ad2s2d  91557392 79114096   5118706    94%    /oldusr

まだまだ移行の道のりは遠く長い。 新ディスクを外し、旧ディスクに戻して起動確認。


夜中のうちに旧ディスクから新ディスクへ、巨大なデータ群を移行しておく。 ローカルの ftp に溜め込んでいるアーカイブ、CD から変換した mp3 群、 cvsup-mirror のリポジトリ、辞書データ、qemu のディスクイメージなど。 新ディスクのセットアップまでは旧ディスクでシステムを動かすわけだが、 移行が完了した暁に、旧ディスクから rsync で update をかければよい… という目論見だ。

辞書データに関しては、EPWING を自前で吸い上げたものと ports で入れたものがあるはずだが、ports で入れると POERTVERSION が bump した時に鬱陶しいので、データだけをコピることにする。

単純にディレクトリを列挙して、for でぶん廻して tar でコピーするスクリプトを 書き捨てておいて、実行して寝る。


今日は一応仕事をしていたので、日中はずっと旧ディスクで動かしていた。 ようやく時間ができたので続行する。2007.01.17 19:15 開始。 夕べのうちにデータ群をある程度コピーしてあるので、けっこう消費している。

何はともあれ、日本語端末を入れる必要がある。 WindowMaker はまだだが、twm でも何でもいいから日本語が見える状態で作業をする。 まずは kon を入れる。コンフィグファイルは旧ディスクからサルベージする。

# cd /usr/ports/japanese/kon2-16dot
# cp -p /oldusr/ports/japanese/kon2-16dot/files/patch-nomads16855 files
# cd ../kon2-14dot/
# make install clean
# mv /usr/local/etc/kon.cfg /usr/local/etc/kon.cfg.orig
# cp -p /oldusr/local/etc/kon.cfg /usr/local/etc/
# cd /usr/local/share/fonts/bdf/
# cp /oldusr/local/data/src/X/fonts/maru14.bdf.bz2 .
# vi /usr/local/etc/kon.cfg

旧ディスクではローカルなソースアーカイブを直接見ていたが、 今度は同じ場所に置いてあげることにする。というわけで、 kon.cfg の maru14.bdf.bz2 の行を、今置いたところに書き換える。

bzip2 -cd /usr/local/share/fonts/bdf/maru14.bdf.bz2 | /usr/local/b...

kon.cfg と、デフォルトとの差分を置いておく。

kinput2、kterm、mlterm を入れる。

# cd /usr/ports/japanese/kinput2-canna && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/kterm && make install clean
# cd /usr/ports/x11/mlterm && make install clean

mlterm は、オプションは何もつけずにデフォルトでビルドする。 うぉ、gtk とかビルドし始めた。しばし待つとするか…

流れで、フォントを入れておく。

# cd /usr/ports/japanese/alias-fonts && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/mplusfonts && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/marumoji-fonts && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/kochi-ttfonts && make install clean

ついでに、日本語関係の小物を入れておく。 ここでは nkf / qkc / jcode.pl / jadetect が対象。 nkf は kterm の依存で既に入っているので、それ以外を入れる。

# cd /usr/ports/japanese/qkc && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/jcode.pl && make install clean

jadetect は便利なんだが ports にはないので、野良ビルドで入れる。

% cd /tmp
% cp /oldusr/local/data/src/jadetect-1.1.tar.gz .
% tar xvfz jadetect-1.1.tar.gz
% cd jadetect-1.1
% ./configure
% make
% strip jadetect nldetect
# make install
% cd /tmp
% rm -rf jadetect-1.1*

ちなみに、jadetect は CYPAC さんで配布している。

フォントを持ってくる。

% cd /oldusr/home/takeo/
% cp -rp .fonts $HOME

これで、コンソールでも X でも日本語を扱える環境ができた。はず。 .xinit の「exec wmaker」を暫定でコメントアウトして、 「exec twm」を追加して startx して、動くことを確認する。

次に最も優先されるべきはメイル。読み書きできるようにする必要がある。 まずは受信用に、fetchmail を入れる。 オプションはデフォルトのまま。 続いて送信用に、mh を入れる。

# cd /usr/ports/mail/fetchmail && make install clean
# chmod 4755 /usr/libexec/mail.local
# cd /usr/ports/japanese/mh && make install clean

mnews はとりあえずバイナリを持ってくる。 そのままでは動かないので、compat5 を入れる。 まぁ、余裕ができたら mnews も再ビルドしよう。

% cp /oldusr/home/takeo/bin/mnews $HOME/bin
# cd /usr/ports/misc/compat5x/ && make install clean
% mnews

過去のメイルはもちろん、設定ファイルを含めて何もない状態だが、 起動できることだけは確認した。

GUI な メイルクライアントとして、Sylpheed も入れておく。 gtk2 な Sylpheed は仕込みに時間がかかりそうなので、 ひとまず gtk1 なほうを入れておく。先々で更新しよう。

# cd /usr/ports/mail/sylpheed && make install clean

あとは、メイル送受信に絡めて使う小物を入れておく。

# cd /usr/ports/converters/base64 && make install clean
# cd /usr/ports/converters/mpack && make install clean
# cd /usr/ports/archivers/lha && make install clean
# cd /usr/ports/archivers/zip && make install clean
# cd /usr/ports/misc/lv && make install clean

さて、ようやくネットワーク関係のブツを入れる。モノが多いので大変だ。 まず、名前解決を簡単に(トリッキーに)行うために dnsmasq を投入しておく。 起動用のスクリプトは旧ディスクから救出する。

# cd /usr/ports/dns/dnsmasq && make install clean
# cp -p /oldusr/local/etc/rc.d/dnsmasq.sh.manual /usr/local/etc/rc.d

続いて、大物である。firefox である。この時点でもう 21:54 だ。 こんなものをビルドし始めて大丈夫か?日付が変わる前に帰れるかな?

# cd /usr/ports/www/firefox && make install clean

近いところに firefox-i18n っていうのも発見。言語パックらしい。

Firefox のビルドは長すぎるので、ビルド中に $HOME の暫定移行を行い、 マシンの設定を進めることにする。 まだ本稼動ではないので、移行完了の暁に rsync で上書きすることを前提に、 あまり多くのファイルを書き換えないよう注意する。特にメイルに注意しよう。

% cd /oldusr/home/takeo
% tar cf - bin doc etc man lib | (cd $HOME; tar xf -)
# cd /etc
# rm hosts
# ln -s /home/takeo/etc/current/hosts hosts
# ln -s /home/takeo/etc/current/resolv.conf resolv.dnsmasq
# cat /oldroot/etc/resolv.conf > /etc/resolv.conf
# /usr/local/etc/rc.d/dnsmask.sh.manual start
# vi /etc/rc.conf
if [ -f /home/takeo/etc/current/rc.conf ]; then
    . /home/takeo/etc/current/rc.conf
fi
# sh netstart

ついでに root のファイル群も先行して移行しておくとする。

# cd /oldroot/root/
# tar cf - bin etc | (cd $HOME; tar xf -)

shutdown 時に resolv.conf を初期化する仕掛けも、忘れずに。

# vi /etc/rc.shutdonw
(# Insert other shutdown procedures here の行の次に)
/root/bin/resetresolv

/etc/group の設定を行う。

dialer:*:68:takeo  (←ユーザを追加)
network:*:69:takeo (←ユーザを追加)
www:*:80:takeo     (←ユーザを追加)
cvsup:*:1234:      (←行を追加)
cvsupin:*:4321:    (←行を追加)

その他のパッケージの origin を探している間に、firefox のビルドが完了した。 調子に乗って、install も行う。ビルド時間実績を書いておこう。

21:54 make 開始
23:08 make 完了
23:10 make install 完了

今日の uptime は 3 時間 57 分 だった。

さて、まだまだ当面はアプリケーション投入作業だ。

# cd /usr/ports/www/linuxpluginwrapper
# make install
とりあえずインストールのみ。
/usr/ports/www/linux-flashplugin7
# cd /usr/X11R6/lib/browser_plugins/
# ln -s /usr/local/lib/npapi/linux-flashplugin/flashplayer.xpt .
# ln -s /usr/local/lib/npapi/linux-flashplugin/libflashplayer.so .
# cd /usr/src/libexec/rtld-elf/
# vi rtld.c
iTakahiro さんち
を見ながら手パッチ
# make
# make install
# make clean
# vi /etc/libmap.conf
しかしこれでは flash 動かず。Firefox が落ちる。
# vi /etc/fstab
linprocfs を mount してやったら落ちなくなった。
とりあえずヨシとする。

opera も投入。

# cd /usr/ports/www/opera && make install clean

ASPELL も SHARED も解除。 ランゲージファイルは http://www.opera.com/download/languagefiles/ から入手する。 /usr/local/share/opera/locale にでも置けばいいんジャマイカ。

この状態で kinput2 がアクティブにならない。Shift + Space は単に Space が入る。 いったん消して、SHARED を付けてビルドしなおしてみる。 qt のインストールが始まるので、デフォルトのままビルドしてみることにする。 結果、Shift + Space で日本語が入力できるようになった。

しかし、インターフェース・メニューのフォントがちゃんと選べない。 qt を XFT 抜きでもう一度入れ直してみる。

しかしフォントがちゃんと選べないことに変わりはない。 悔しいがもとにもとに戻す(XFT つきで)。

続々とネットワーク系のアプリを投入。wget があると後でいろいろ楽になる。

# cd /usr/ports/www/w3m && make install clean
# cd /usr/ports/ftp/wget && make install clean

gtkipmsg は野良ビルドだ。

% cd /oldusr/local/data/opt/data/src/NetworkUtils/ipmsg
% cp gtkipmsg-0.2.6.tar.gz /ram
% cd /ram
% tar xvfz gtkipmsg-0.2.6.tar.gz
% cd gtkipmsg-0.2.6
% wget http://www5f.biglobe.ne.jp/~sempreff/script/gtkipmsg_026p3a.patch.gz
% gzcat gtkipmsg_026p3a.patch.gz | patch
% ./configure
% make
# make install

GnomeICU のビルドの途中で依存性により gnome-vfs がビルドされようとした。 gnome-vfs で smb を有効にすると samba 3 が入ろうとするので、 先に samba を入れることにした。

# cd /usr/ports/japanese/samba && make install clean
SYSLOG、WINBIND、WBAUTH、RECYCLE、QUOTA を外す
# cp -p /oldusr/local/private/smbpasswd /usr/local/private

しかしながら samba が入っていても libsamaba 3 を要求するので、 しょうがないので手動で外してやることにする。

# cd /usr/ports/devel/gnome-vfs
# make config
SAMBA も MDNS も外す。
# make install clean

なかなか使う機会もないが、icq クライアントも入れておく。

# cd /usr/ports/net-im/gnomeicu && make install clean

gnome のビルドは深いので、待っている間に apache / php を入れて、 ローカルサイトを復活させることにする。

apache は個人的に昔から何故か理由もなく野良ビルドなので、今回も野良ビルド。

% cd /oldusr/local/data/opt/ftp/pub/apache
% cp httpd-2.2.3.tar.bz2 /tmp
% cd /tmp
% tar xvfj httpd-2.2.3.tar.bz2
% cd httpd-2.2.3
% ./configure --prefix=/usr/local/apache \
>   --enable-mods-shared=most --enable-proxy
% make
# make install
# cd /usr/local/etc/rc.d/
# ln -s /usr/local/apache/bin/apachectl apache.sh
# cd /usr/local/apache/conf
# mv httpd.conf /home/takeo/etc/current
# ln -s /home/takeo/etc/current/httpd.conf .
vi httpd.conf
以下二つを読み込むようにする
  conf/extra/httpd-autoindex.conf
  conf/extra/httpd-userdir.conf

httpd.conf をシンボリックリンクにしているのは、 マシンの移動先によって ServerName が変わったりするので、 一般ユーザが httpd.conf を切替えることができるようにする作戦だ。

php を入れる前に、前提となる postgresql を入れる。 これは ports から。

# cd /usr/ports/databases/postgresql82-server
# make install clean
# su - pgsql
$ initdb
$ exit
# /usr/local/etc/rc.d/postgresql start
# su - pgsql
$ createuser takeo
Shall the new role be a superuser? (y/n) y
CREATE ROLE
$ su - takeo
% createdb
% psql
Welcome to psql 8.2.1, the PostgreSQL interactive terminal.
takeo=# \q
% cd /oldusr/home/takeo/public_html/PRINTERS/php4/DATA
% createdb machine
% createuser nobody
Shall the new role be a superuser? (y/n) n
Shall the new role be allowed to create databases? (y/n) n
Shall the new role be allowed to create more new roles? (y/n) n
CREATE ROLE
% psql machine < machine.000809for821.dmp

準備ができたので、php を入れる。これも野良ビルドで。

% cd /tmp
% cp /oldusr/local/data/opt/data/src/php/php-5.2.0.tar.bz2 .
% tar xvfj php-5.2.0.tar.bz2
% cd php-5.2.0
% ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache/bin/apxs \
>   --with-pgsql --without-mysql --enable-ftp \
>   --enable-mbstring --enable-mbstr-enc-trans --enable-mbregex \
>   --with-zlib-dir=/usr
% make
# make install
# vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf
  → loadModule で libexec/libphp5.so を入れてくれていることを確認。
  → AddType で .php と .phps が入っていることを確認。なければ追加。
    AddType application/x-httpd-php .php
    AddType application/x-httpd-php-source .phps
  → DirectoryIndex に index.php を追加しておくといいカモ。
# /usr/local/etc/rc.d/apachectl start

cvsweb.cgi も使いたいので、今まで使ってた奴を野良コピーする。 何でも野良野良言うのは如何なものかと思うが…

# cp -p /oldusr/loocal/apache/conf/cvsweb.conf /usr/local/apache/conf
# cp -p /oldusr/local/apache/cgi-bin/cvsweb.cgi /usr/local/apache/cgi-bin
# cp -p /oldusr/local/apache/icons/back.gif /usr/local/apache/icons/
# cp -p /oldusr/local/apache/icons/dir.gif /usr/local/apache/icons/
# cp -p /oldusr/local/apache/icons/text.gif /usr/local/apache/icons/

It Works らしいので、とりあえずヨシとして、他のアプリ投入作業を続ける。

# cd /usr/ports/net/liferea && make install clean
# cd /usr/ports/www/tidy && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/another-htmllint && make install clean
# cd /usr/ports/net/rsync && make install clean
# cd /usr/ports/shells/fd && make install clean
# cd /usr/ports/security/stunnel && make install clean
# cd /usr/ports/security/ssh_askpass_gtk2 && make install clean
# cd /usr/ports/security/sudo && make install clean

ビルド待ちの間に 2ch でも見たいものだ。ochusha を入れる。 これは野良ports がある。

% cp /oldusr/local/data/opt/ftp/pub/FreeBSD/distfiles/ochusha-0.5.8.2.tar.bz2 /usr/ports/distfiles
# cd /usr/ports/japanese
# wget http://www5f.biglobe.ne.jp/~sempreff/script/ochusha.port.0.5.8.2_1.tar.bz2
# tar xvfj ochusha.port.0.5.8.2_1.tar.bz2
# cd ochusha
# make install

全文検索系のツールを投入する。namazu2, gonzui, hyperestraier …三つも要るか?

# cd /usr/ports/japanese/p5-Text-Kakasi && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/namazu2 && make install clean
# chmod 775 /usr/local/var/namazu/index
# cd /usr/local/etc/namazu
# cp -p /oldusr/local/etc/namazu/mknmzrc .
# /usr/ports/devel/gonzui && make install clean
# /usr/ports/textproc/hyperestraier && make install clean

cvsup リポジトリを会社に運ぶために、このノートをミラーにする。

# /usr/ports/net/cvsup-mirror
vi /etc/crontab
30      5       *       *       *       root    /usr/local/etc/cvsup/update.sh

その他のネットワーク系の小物をどんどん投入。

# cd /usr/ports/net/fping && make install clean
# cd /usr/ports/net/rrdtool && make install clean
# cd /usr/ports/net-mgmt/mbrowse && make install clean
# cd /usr/ports/net-mgmt/net-snmp && make install clean
# cd /usr/ports/security/nmapfe && make install clean
# cd /usr/ports/net/wireshark && make install clean
# cd /usr/ports/comms/ltmdm && make install clean

眠いので、ビルドかけて寝ることに。 snmp の設定(/usr/local/share/snmp/snmpd.conf)とかは、また今度。放置放置。


twm じゃ寂しくなってきたので ctwm を入れようとしたが、distfiles の中の パッチが1つ、見当たらない。お〜い…。頼むよ…。 じゃぁ fluxbox でも入れるか、と。

# /usr/ports/x11-wm/fluxbox && make install clean

引続き、ネットワーク系の小物軍団。 jerm は野良ビルドすることにする。

# cd /tmp
# fetch http://www.bsddiary.net/jerm/jerm-8095.tar.gz
# tar xvfz jerm-8095.tar.gz
# cd jerm-8095
# make
# strip jerm
# cp -p jerm /usr/local/bin

リモートデスクトップ系もどんどん入れる。

# cd /usr/ports/net/tightvnc && make install clean
# cd /usr/ports/x11-servers/x2vnc && make install clean
# cd /usr/ports/net/x11vnc && make install clean
# cd /usr/ports/net/xrdesktop && make install clean

AV関係を入れる。もちろんオーディオビジュアル系のほうで、アダル…(秘密)

# cd /usr/ports/audio/gogo && make install clean
# cd /usr/ports/audio/wavplay && make install clean
# cd /usr/ports/audio/mpg123 && make install clean
# cd /usr/ports/audio/gqmpeg && make install clean
# cd /usr/ports/multimedia/xmms && make install clean
# cd /usr/ports/audio/tosha && make install clean
# cd /usr/ports/audio/dagrab && make install clean
# cd /usr/ports/audio/cdparanoia && make install clean
# cd /usr/ports/audio/mp3info && make install clean
# cd /usr/ports/audio/aumix && make install clean
# cd /usr/ports/audio/moc && make install clean
# cd /usr/ports/multimedia/mplayer && make install clean

mplayer はずいぶんノブが多いな…
RTCPU は、外す。
RTC は、入れる。
ESOUND は、入れる。
X264 も、入れる。

win32-codec は、QUICKTIME を付けるとビルドできない(脆弱性の問題)。
むむぅ。簡単には回避できなさそうなので、オプションを外してとにかく入れておく。

# cd /usr/ports/multimedia/ffmpeg && make install clean
# cd /usr/ports/multimedia/mmsclient && make install clean

-cjk のついていない cdrtools が先に入ってやがったので
pkg_delete -f で消して -cjk のほうを入れる。

# cd /usr/ports/sysutils/cdrtools-cjk && make install clean

mp3 タグエディタは gmp3te っていう奴を使っている。これは ports にない (というか調べていない)ので、野良ビルドする。

% cp /oldusr/local/data/opt/data/src/audio/gmp3te-0.13.tar.gz /tmp
% cd /tmp
% tar xvfj gmp3te-0.13.tar.gz
% cd gmp3te
% make
% strip gmp3te
% cp -p gmp3te $HOME/bin

グラフィックス関係、OA関係に手をつける。

# cd /usr/ports/graphics/ImageMagick && make install clean

うわ…これもノブ多いな…ざっと見たが、デフォルトのまま入れることにする。

# cd /usr/ports/graphics/enfle && make install clean
# cd /usr/ports/graphics/gcolor2 && make install clean
# cd /usr/ports/graphics/gimp && make install clean

PRINT は外す。

# cd /usr/ports/graphics/gimageview && make install clean

だいぶできてきたので、ぼちぼち Window Maker 及び小物を入れるか。

# cd /usr/ports/x11-wm/windowmaker && make install clean
# cd /usr/ports/sysutils/wmbattery && make install clean
# cd /usr/ports/x11-clocks/pclock && make install clean
# cd /usr/ports/mail/wmbiff && make install clean
# cd /usr/ports/astro/wmmoonclock && make install clean
# cd /usr/ports/audio/wmrecord && make install clean
# cd /usr/ports/x11/wmdrawer && make install clean
# cd cd /usr/ports/net/wmnet
(いらない patch を削除)
# cd cd files; rm patch-main* patch-wm*; cd ..
# make install clean

wmmon は最新の ports から消えてしまった…。悲しいぜ。 だけど、旧ディスクに ports ディレクトリが残っていたので、 sysutils の下にコピー。 distfiles もコピー。 あとは普通に make install clean

# cd /usr/ports/distfiles
# cp /oldusr/local/data/opt/ftp/pub/FreeBSD/distfiles/wmmon-1.0b2.tar.gz .
# cd /oldusr/ports/sysutils
# tar cf /tmp/wmmon.ports.tar wmmon
# cd /usr/ports/sysutils
# tar xf /tmp/wmmon.ports.tar
# cd /usr/ports/sysutils/wmmon && make install clean

wmzcalock は最初っから ports に入っていないので、野良ビルドする。

% cd /tmp/
% tar xvfz /opt/data/src/X/WM/WindowMaker-DockApp/wmzcalock-0.1.tgz
% cd wmzcalock-0.1
% vi Makefile
% CFLAGS= -O2 -I/usr/X11R6/include
% make
# cp -p wmzcalock /usr/local/bin

だんだん生活環境が整って来た。辞書関係を入れよう。

# cd /usr/ports/misc/acron && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/ebnetd && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/ebview-gtk2 && make install clean
# cp -p /oldusr/local/etc/ebnetd.conf /usr/local/etc
# chmod 777 /var/run/ebnetd

ndtpc も便利なんだが、野良ビルドする。

% cd /opt/data/src
% cp ndtpc-20050323a.tar.gz /tmp
% cd /tmp
% tar xvfj ndtpc-20050323a.tar.gz /tmp
% cd ndtpc-20050323andtpc-20050323a
% ./configure
% make
# make install

xdkcal も、野良ビルドだ。

% cd /tmp
% wget http://www5f.biglobe.ne.jp/~sempreff/script/xdkcal-0.9d-jahol-2005.tar.bz2
% tar xvfj xdkcal-0.9d-jahol-2005.tar.bz2
% cd /tmp/xdkcal-0.9d-jahol-2005
% ./configure
% make
# make install

たまに使うと面白い奴も、入れておく。

# cd /usr/ports/sysutils/xbatt && make install clean
# cd /usr/ports/benchmarks/xengine && make install clean

天文系のアプリも入れよう。luna は必須じゃん?

# cd /usr/ports/astro/luna && make install clean
# cd /usr/ports/astro/stellarium && make install clean

さて、いよいよ Java 関係、開発関係を投入する。順序が違うか?(苦笑) 実際、Java 依存で待ちだった freemind もこの後に投入、だ。

# cd /usr/ports/java/diablo-jdk15 && make install clean

distfiles は手動で旧ディスクからコピー(手順は省略)。

# cd /usr/ports/devel/apache-ant && make install clean
# cd /usr/ports/textproc/gtkdiff && make install clean
# cd /usr/ports/devel/global && make install clean
# cd /usr/ports/java/jad && make install clean
# cd /usr/ports/editors/vim && make install clean
# cd /usr/ports/java/eclipse && make install clean
# cd /usr/ports/deskutils/freemind && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/acroread && make install clean
# cd /usr/ports/math/gnuplot+ && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/tgif && make install clean
# cd /usr/ports/graphics/zphoto && make install clean
# cd /usr/ports/java/junit && make install clean
# cd /usr/local/share/java/apache-ant/lib/
# ln -s ../../classes/junit.jar .
# cd /usr/local/ && unzip /opt/ftp/pub/java/FindBugs/findbugs-1.1.3.zip
# ln -s findbugs-1.1.3 findbugs
# cp -p findbugs/lib/findbugs-ant.jar share/java/apache-ant/lib/

だいぶ完成形に近付いてきた。その他のアクセサリを入れる。

# cd /usr/ports/games/actx && make install clean
# cd /usr/ports/games/macopix && make install clean
# cd /usr/ports/x11-clocks/glclock && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/today && make install clean
# cd /usr/ports/japanese/zipcodes && make install clean
# cd /usr/ports/misc/pinfo && make install clean
# cd /usr/ports/palm/jfconv && make install clean

qemu、kqemu と、投入リストの残りをゴリっとインストール。

# cd /usr/ports/emulators/qemu && make install clean

KQEMU, HACKS_CIRRUS, RTL8139_TIMER, SDL, CDROM_DMA, を ON に。
SAMBA は、変な依存関係は要らないので OFF に。

# cp -p /oldroot/etc/qemu-ifup /etc

# cd /usr/ports/devel/subversion && make install clean
# cd /usr/ports/sysutils/smartmontools && make install clean

リストにはまだ 二つほど 残りがあるが、 以上でアプリケーションの入れ込みはだいたい完了。 ちなみに、残ったのは以下の二つ。

  • OpenOffice (バイナリパッケージ探し中)
  • /usr/ports/x11-wm/ctwm (パッチ待ち)

データ移行をガバガバっと行う。

% cd /oldusr/home/takeo
% tar cf - .dot .fonts.conf .fluxbox .zshenv | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - GNUstep News Mail MISSION data log rrd tmp | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - windows_files public_html | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .mnews .w3m .canna .cannax .cvs* | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .fd2rc .gtkdiffrc .gtkipmsgrc | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .gtkrc .gtkrc-2.0 .memo .moc .ssh .vimrc | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .vnc .wget* .wm* .xdk* .xmms .xrd* | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .gqmpeg .ochusha .ebview .mailcap | (cd $HOME; tar xpf -)
% tar cf - .gnome/gtkdiff | (cd $HOME; tar xpf -)

% cd /oldusr/local/data/opt
% for d in __junk backup cps_jd eclipse ninix-0.8 oiduru tmp workspace
% do
>  echo "copying [$d]..."
>  tar cf - $d | (cd /opt; tar xpf -)
> done

# mkdir -p /usr/local/apache/logs/old
# cd /oldusr/local/apache
# tar cf - logs | (cd /usr/local/apache/logs/old; tar xpf -)
# tar cf - htdocs | (cd /usr/local/apache; tar xpf -)
# cd /oldusr/local/apache/cgi-bin
# tar cf - J* de* e* f* j* | (cd /usr/local/apache/cgi-bin; tar xpf -)
# tar cf - m* n* s* test   | (cd /usr/local/apache/cgi-bin; tar xpf -)
# cd /usr/local/apache/htdocs/pkwk
# find . -user nobody -exec chown daemon {} \;

# cd /oldusr/local/share
# tar cf - dict | (cd /usr/local/share; tar xpf -)

# cd /oldusr/local/var/namazu
# tar cf - index | (cd /usr/local/var/namazu; tar xpf -)

# cp -p /etc/ppp/ppp.conf /etc/ppp/

# cd /oldroot/tmp
# tar cf - radio | (cd /tmp; tar xpf -)

crontab の移行については、 旧ディスクの /var/cron/tabs/ 以下のファイルを利用して vi (crontab -e) で移植。


最後になってしまったが、以下は、動作確認のポイントということで、 各種周辺機器の動作確認、接続実験のまとめ。

■ネットワーク系
cvsup-mirror の動作確認。 → OK。

ppp の接続実験。→ OK。
DoCoMo の P-in master で実験したが、/dev/cuaa4 ではなくなった。
/dev/cuad4 にてOK。

■usb 系
usb mouse の動作確認 → もちろんOK。
usb シリアル変換器の動作確認 → OK。/dev/ucom でなく /dev/cuaU を見よ。
usb 外付けディスクの動作確認 → OK。右側コネクタだとNG(電源不足?)。
usb 経由で CLIE の接続実験 → 未
usb メモリの動作確認
  fstab のエントリは、とりあえず da1 で作成。

/dev/da1s1  /usbkey   msdosfs rw,noauto,-L=ja_JP.eucJP,-D=CP932,-l 0 0

  IBM memory key の動作確認    → OK
  Gundam memory key の動作確認 → OK
  EasyDisk Mate の動作確認     → NG 壊れたか?

■各種メモリカード系
cf カードの mount 実験 → OK(RiDATA の 64M でテスト)
  fstab のエントリは、そのまま流用できた。
/dev/ad4s1  /cf       msdosfs rw,noauto,-L=ja_JP.eucJP,-D=CP932 0 0

# mkdir /cf
# chown takeo /cf

■ハイバネ
  → 起動前(mbm)    :OK。
  → PC-DOS           :OK。
  → FreeBSD (console): 未
  → FreeBSD (X)      : 未

今回は土日も出勤しながらの移行作業だったので、前回のように 2 days で、 というわけにはいかなかった。 まだ移行しきれてないものもあるが、とりあえず生活はできるようになったので 記録としてはここまでにしよう。

作業期間は…、まるまる一週間、か…。ちょっと長すぎですな。

[Rev: --not under control--]
[EOF]