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はじめ通信9−0104

日比谷公園の「年越し派遣村」に500人が結集
ねばりづよい交渉の結果、5日以後の居場所決まる!

●12月31日から、ネットカフェ難民などの支援グループ「もやい」の湯浅氏はじめ、全労連や連合等労働団体などが呼びかけて、仕事と共に住まいを失った派遣労働者などの支援のテント村が作られ、連日、マスコミにも報道され、近隣県からも含めて、ぞくぞくと労働者が集まり、4日夕刻現在、500名に達しています。

●実行委員会は、2日に、厚労省と交渉してテントに入りきらない人たちを、厚労省1階の講堂を解放させて寝泊りさせることができました。
 全国からも、長野からの米3トンをはじめ、700万円以上のカンパが集まり、関心の高さを示しています。

●4日午後に、共産党の志位和夫委員長、小池晃議員、民主党の菅直人、社民党の福島瑞穂、国民新党の亀井氏など各党のトップが集まり、全員参加の集会が行なわれました。
 志位委員長は、「政治災害であり、政治の責任で解決させる。第1に当面の衣食住の確保、第2に、生活保護、就労の最後までの支援、第3に再び被害者を作らせないための派遣・期間社員切り禁止の緊急立法を」と訴えました。
 各党も口々に前向きの発言を行い、5日からの国会で与党も巻き込んでの緊急対策を約束しました。厚労省は、3時から内部会議で、東京都などとも協議していましたが、これを世論で包囲するものともなりました。

●その後、夜9時ごろになって、ようやく500人分の収容場所が決まって、発表されました。
 優先順で、@中央区の二つの小学校体育館跡地に80人ずつ、A練馬区・大泉にある、都の社会福祉学院(4年前に浜渦副知事がらみで百条委員会まで作られた問題の場所。後に学院が撤退し空き家)には、100名以上、大田区にあるホームレスの越年用の「なぎさ園」にも100名以上で、総数で500名を確保する見通しとなりました。(ただし不当な1週間の期限が付けられたようです)

●各施設には、食事、毛布を用意し、近隣住民や自治会にも説明して、ただちに実施に移すとのこと。ハローワークの出先窓口を置き、そこで就労相談に乗ると共に、東京都社会福祉協議会も協力して生活保護やチャレンジネットの申請なども受け付けるとのことでした。
 明日以降は、場所を変え、引き続き運動を続ける模様です。

●集会に参加した野党間の協議で、明日5日の国会では、「派遣・期間社員切り禁止と、失業者への住宅供給の決議」を挙げる努力をすることで一致したようすです。

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