【カオダシ倶楽部 File068】
お面と少年(埼玉県)
旧「鶴川座」前
ということで「川越昭和の街」をウロウロしていると、今は営業していない映画館の前に2体(?)のカオダシ看板を発見!
廃業した映画館の前というところに、早くも邪魔者扱いされてる感が出ちゃってますね。
この映画館、私の中では「川越プラザ劇場」というピンク映画館だったイメージで、ご覧の通り壁に残っていた古いチラシもその記憶を裏付ける内容だったのですが、調べてみると元々は「鶴川座」という結構由緒のある劇場だったようです。なかなか雰囲気のある外観で、以前子供と一緒に「仮面ライダーW」を観ていたら、ライダー達の探偵事務所のあるビリヤード場として登場してきてビックリした記憶があります。
というわけでまずは右側、お面をかぶった子供たちにまざった少年(たぶん?)から顔を出してみることにします。
三脚を立ててインストール成功!
しかしこのカオダシ看板、顔を出す人は素顔を出しているはずなのに、描かれた少年の視点に立てば、それは「他人の顔という仮面」と捉えることも可能です。単純に見せて、実は重層的な構造になっているのでは? と哲学的な思考に誘うところが、なかなか興味深いですね(考えすぎ?)。
埼玉県川越市連雀町8
満足度:★★★
END
(2016.10)
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