思うこと 第293話 2013年1月5日 記
年頭に思う
1月2日、快晴の中、熊本の子供達一家4人と畑に育った桜島大根とジャガイモの収穫に向かった。
幸い、大収穫で孫達は大喜び。
殆ど手入れする暇がなく、一ヶ月おきに3回ほど除草しただけなのに、こんなに立派に育ったのは、桜島大根は弟の邦雄君が昨年採って私に分けてくれた種がよかったことと、畑の土がよかったからだと思うが、それにしても、ほっておいても育つ自然の力に感動したのであった。
収穫物は、早速弟を始め、近所にも配ったが、それでも大量残り、毎日、食膳に加わってくれている。
パタジャガは孫たちに大人気で、桜島大根は驚くほど味がよく、大人陣から大評判であった。
さて、昨年起こったことの中で一番嬉しかったことは、星総合病院の新館正面に飾るための日本画『月照安達太良山』の完成であった。
この写真は最後の一筆で星を描くシーンで、これでやっと星北斗理事長の『安達太良山の夜景に復興のシンボルとしての希望の光をいれた絵を描いてほしい』というご要望に答えることが出来たと、感無量になったのであった。 この絵は『英展』の無審査推薦入選作品に選ばれたことは、すでにこのHPの『個人的出来事 129話』で紹介したので、ご参照ください。
星総合病院は福島県・郡山市の中心部の約500床の総合病院であったが、東北大震災で病院は全壊した。
この病院を新たに新築移転するための鍬入れ式は震災の2週間後の3月27日に行われ、
復興のシンボル的存在となり、マスコミから報道され続けてきたのであった。
下の写真は、震災直前の2011年2月に星総合病院から撮影された雪の安達太良山で、
星先生のお話では郡山市民にとって自慢の山で、日本100名山の一つに数えられているとのこと、私達にとっての桜島みたいな存在の様である。
新病院は今年一月からオープンしたが、それに先立ち、昨年末に竣工式が行われ、その時私の日本画の除幕式も行われた。
私は、この様な形で私の絵が飾られたことに、ただただ感動したのでした。
さて、日本画に関しては、今春早々から2つのイベントを控えています。
一つは、京都府立医大に新舘が完成し、吉川敏一学長からの依頼で、その正面玄関に私の日本画が飾られることになり、来る2月24日に除幕式が予定されており、もう一つは、公益財団法人慈愛会・徳之島病院の新館の竣工式に合わせて、私の日本画の除幕式が3月1日に行われる予定です。
それぞれ、また、このHPで経過と除幕式の様子等を報告させてもらいますが、私にとって、2月のイベントは、京都画壇の中心地の京都の、そのど真ん中に位置する京都府立大学に飾られるにふさわしい絵にしなければならないという、大変なプレッシャーを感じており、現在、必死で描いている最中です。
以上、年頭に思うこととして、畑と日本画の2つを述べました。