思うこと 第281話 2010年1月5日 記
年頭に思う−その1−
母を亡くして
私は2003年の12月にこのHPを立ち上げて以来、この6年間、毎年欠かさず1月1日・元旦に年頭の所感などの発信を続けてきた。しかし、今年は正月三が日が過ぎても書く気になれずに、やっと今日、思い立って書くことにした。 というのも、母 マサが昨年6月15日に94歳で永眠して以来、この私のHPに何か文章を書こうという気になれなかったからである。 昨年3月に母が急変し、私の奉職している財団法人慈愛会の主要病院の一である今村病院分院のER(救急・総合内科)に緊急入院となり、あきらめていた命を奇跡的にとりとめてもらい、約2ヵ月後には退院にまでもっていってもらったのであったが、その後に再び急変し、6月15日に、とうとう帰らぬ人となったのであった。 20数年年前に父親を亡くした時の悲しみも相当なものではあったが、やはり母親との別れは特別のものであった。
今回、母が受けた病院での暖かい医療・看護に、患者の家族の立場から医療のありがたさを身にしみて感じることであった。 私を含め子供6人の全員の強い希望で剖検をお願いし、その願いがかなえられ、坂江名誉教授の暖かい執刀で剖検も完了した。 ありがたいことであった。
やっとこうして、今日、9ヶ月ぶりにこのHPにアップさせてもらったので、気を取り直して、明日以降、何回かにわけて、年頭の所感を書かせてもらおうと思う。
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