思うこと 第172話 2006年11月18日 記
パプア・ニューギニア、ソロモン巡回診療報告ーその25ー
ポート・モスレビーに帰って
11月3日午前10時20分、ラバウル空港を後にした。ラバウルには必ずもう一度来たい、と強く強く思った。出発直前に空港待合室から撮った懐かしい写真を示す。
この椰子の林は計画的に植林されたもので、ラバウルの経済の一部を支えていて、
手前の芝生が空港の端にあたるが、見渡す限り椰子のプラントが広がっていた。
離陸したしばらく後に、水木しげる氏の従軍地と思われる海岸を見ることが出来(下写真)、
そして機はポートモスレビーに着いたのであった。
私はポートモレスビーに4連泊し、そして日本にむけ帰国した。
ポートモレスビーはパプア・ニューギニアの首都であり、検診希望者も多く、ここでは私達検診団3人は多忙であった。この中で、感動の出会いがあった。その方は、検診に足を運んでくださった山本 岬、ミエ子ご夫妻であった(下写真)。
ご夫妻のお話をお聞きし、感動した。ご夫妻は、2004年11月30日にご自身のヨットで岩手県大船渡を出港され、小笠原で出国手続きを済まし、グアム、サイパン、パプアのケービングを経てポートモレスビーに2006年6月に着かれたとのこと。夫妻はこの国に感動し、以後、この地にとどまってボランティア活動に従事しておられるとのこと。この様な生き方を選択されたご夫妻にお会いできたことはただただ感動であった。
ちなみに、山本ご夫妻のヨットが停泊されているヨットハーバーの写真をお見せしよう。
これがヨットハーバーの全景で、山本夫妻のヨットをした写真に示すが、
すばらしいヨットであった。夢を追って、それを実践しておられるご夫妻にお会いできた事は、私にとって、とても大きな出来事であった。