思うこと 第170話 2006年11月16日 記
パプア・ニューギニア、ソロモン巡回診療報告ーその23ー
ラバウル2泊3日の旅ー第6話ー
飢餓地獄の兵士を救った『タロ芋』にラバウルで出会えた!
やや硬めの話が続いたので、ここで一息入れたい。
パプア・ニューギニアの兵隊の手記のなかで幾たびとなく出てくる食べ物に『タロ芋』がある。これは、ジャングルの中のところどころに野生でも生えていて、土民は主食用に畑で栽培もしていて、飢餓地獄の兵士はこのタロ芋にありつくたびに命をつなぐ事が出来たという。このパプア・ニューギニア旅行のどこかで、このタロ芋を見ることが出来ればと思っていたが、ついに、ラバウルで出会うことが出来た。シート家で検診をさせてもらった11月2日、昼食でご馳走になった”この地特有の鍋物”のなかに『タロ芋』があったのである!
早速、皿に取り出し、割面を観察した。
左がタロ芋で、右はタロ芋を椰子のココと練ったものとのこと。
タロ芋は“やや大味の”サトイモの味で、タロ芋を椰子のココと練ったものはサツマイモ、特に紫サツマイモの味がした。シート夫人に調理前のタロ芋を見たいとお願いしたところ、調理の方が持ってきてくれた。なんと、巨大なサトイモという感じであった。
これは畑で栽培されたものとのことであったが、野生のものも,ついに郊外で見ることが出来た!
なんと、これまた巨大なサトイモの葉っぱであった!
さて、シート家の昼食では果物のご馳走もいただいた。
真ん中の青いものがアボガドで、左下がパパイヤである。
このパパイアは中は赤い色であった。
その味は、ことばでは表現できない絶妙の味であった!
さて、この項の最後にその朝、ホテルでの感動のショット3枚お見せする。
まず、朝食のパパイヤのおいしかったこと!
朝食のレストランの前のベランダから見えたパパイヤの木と実の見事だったこと!
そして、極めつけの見事さは、ホテルの玄関のこの土民の像であった!
褌は形だけつけている感じであった!