思うこと 第116話 2006年7月21日 記
昭和天皇のご発言に感動
昨日の日経新聞の一面トップ記事の昭和天皇のご発言メモを読んで、感動した。 嬉しかった。 昭和天皇が靖国神社参拝を中止された理由が、A級先般が合祀(ごうし)されたからであると、明確に発言されておられたことが明らかになったのである。 このニュースは、昨日、NHKはじめ全てのテレビでも報道され、今朝の新聞では、日経新聞以外のどの新聞社もトップニュースで大きく取り上げ、日経新聞も今朝は社説で論説し、『靖国参拝問題は小泉首相が言うように「心の問題」で単純に片づけられるものではない。昭和天皇の「心」の歴史的背景を重く受け止め、小泉首相はじめ関係者が適切に行動する事を切に望みたい。』と結んでいる。 「国のために命を落とした英霊のみたまをお参りするのが何故悪い」という論理の問題点が、これほど明瞭な形で国民の前に提示された意義は測り知れないものがある。 私は、かって「思うこと53話」でも取り上げたように、かねてより小泉首相の靖国参拝を困ったものだと考えてきたが、これを契機に、上述の日経新聞の社説にあるような方向に進んでいってくれる事を、私も切に願うものである。