個人的出来事 第74話 2007年4月21日記 22日追記
第2回納光弘展を振り返って−その2−
感動の感想文
3月24日(土)から4月8日(日)の16日間にわたって開催された第2回納光弘展では、記帳簿に書いてくださった方々の総数は私の予想をはるかに超える1,336人であった。2〜3回繰り返し観にきてくださった方もおられ、延べ人数はこれより多い数ということになるが、これほど多くの方に来ていただき、本当にありがたいことであった。土日以外ウイークデイは仕事のため殆ど顔を出せなかったが、ずいぶん多くの方が暖かい感想文を残してくださった。いただいた感想文の総数は135を数え、第1回納光弘展の時の5倍でほどにのぼった。それらの感想文を読みながら、暖かいエールに涙が出るほど、胸が熱くなった。 その感想文の幾つかを紹介する。
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感想文−1(72歳 女性)
土曜日、講演会を聴きに行き、納先生、日野原先生のお話に感銘を受けました。帰ってすぐ先生のホームページを拝見し、すばらしい「熱い」ページに感動。どうしても実物の絵を鑑賞したくて県庁の近くから歩いて参りました。平等に与えられた24時間を何と有意義に使っていらっしゃるのでしょう。私、72歳ですが、好奇心旺盛で、日野原先生の「創めることを忘れなければ老いない」のお言葉が大好きで、2年前から70の手習いでパソコンを創め、どうにかホームページも開くことが出来ました。3年後、民生委員(30年)が定年になりますので、それまでに高齢者に教えられるスキルを少しでも高めるため、サンエールで月4回勉強しております。ボランティアが大好きで、人のお役に立て喜んでいただけることを自分の喜びとして活動しています。昨年10月「NPO法人デジタル倶楽部SORA」の承認を受けました。「新老人の会」に1月入会しました。納先生のお話を聴けますことを楽しみにしています。失礼ながら、納先生がこんな偉大な方とは存知ませんでした。今回の講演・ホームページを訪ね、いっぺんに大ファンになりました。孫達やパソコンの仲間達に先生のホームページの紹介をしました。先生のホームページ、5時間以上かけていますが、まだとても全部は読めていません。「第二回納 光弘展」を観に来た甲斐がありました。帰りはさらに足取りも軽いと思います。第三回、第四回展を期待しています。
納の感想: 感想文−1を読ませていただいて、私は、何とも言いようのない感動をおぼえた。私が褒められすぎているのは間違いないが、それにしても、この方は日野原先生のファンの中の優等生と言えるのではなかろうか。早速、この感想文のコピーを日野原先生にもお送りし、こんなすばらしい方がいらっしゃることを紹介させていただいた。ちなみに、県庁から三宅美術館を歩いて往復されたということは、ほぼ4里の道を歩かれたことになるのではなかろうか。
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感想文−2
いやー、すばらしいの一言です。オーロラや桂林の新作、どれも力作で、感動いたしました。市内でも伊敷からここまでは遠く、端から端ですが、来た甲斐がありました。やはり実物を見なければ本物の感動ではないと思います。次回も期待しています。弟子入りしたいぐらいです。今後もお元気で描き続けられますように!
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感想文−3 (70歳代のご夫婦)
先ず、正面の絵を見て何ともいえない感動を覚えました。湖の向こうにそびえる崇高な山々と湖面の美しさに一枚目から釘付けになり、立ち去り難く、本当に心が洗われるような気持ちで、一品一品、時間の経つのも忘れて拝見させていただきました。どの作品も私達の脳裏に焼きついています。有難うございました。
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感想文−4
新聞の写真で“マウントクックとターコイズブルーの湖面”を見て、山の絵の好きな私は来館しました。入り口で一瞬目の前に実物の風景を見ているようで感動いたしました。62歳からのこの情熱にも驚きと敬意を表したいと思います。オーロラの美しい青色、ぜひ本物が見たくなりました。
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感想文−5
身近で先生の作品に触れ、身も震えるほどの感動が伝わってまいりました。先生のお人柄同様、熱く、どこか幸福な気持ちの余韻の残る作品展でした。これからも多くの作品を生み出していかれてください。次の作品展も楽しみにいたしております。
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感想文−6
初めて先生の絵を見ました。最初の一言「わぁ〜」と感じ、体中に鳥肌が立つぐらいすいこまれて行きました。自分がその風景の前に立っているように感じ、山が動き、水が流れ、不思議な世界を感じるひとときでした。心が落着き、生きる勇気とパワーを頂きました。この一時を与えてくれた友達と先生に感謝いたします。
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納からの謝辞:1336人もの多くの方々におはこびいただき、本当にありがとうございました。私の夢を実現していただいた三宅美術館の三宅智館長、三宅たまき副館長にも心からの御礼を申し上げます。そしてまた、135人の方々からこのように身に余る過分なお褒めの言葉と熱いエールをいただき、恐縮すると同時に、今後も地道に描き続けてゆきたいと気を引き締めることでした。あと、私の余命が何年あるかわかりませんが、健康に留意して、日野原先生が100歳をお迎えになる5年後に、もう一度先生に、それまでの5年間に描いた絵をお見せできたらと、夢見ています。ありがとうございました。