個人的出来事 第119話     2010年10月29日 記

日本画『明けゆく』が日展に初入選しました

10月22日の南日本新聞の記事をまず紹介します。


日展のホームページを見てみたところ、

鹿児島県からの入選者は私一人であった。

日展開催の前日(10月28日)に日展会員と入選者達を中心とした限定された人たちが内覧会に招かれた。会場の国立新美術館は4年前に上野公園からここ六本木に移転され、日展のこの新美術館での開催は今年が4回目である。


会場は天井が高く、採光も万全で、内覧会は人も少ないため、ゆっくりと鑑賞できた。

上の写真の右端の絵が私の日本画『明けゆく』である。




 (F150号  パネルサイズ 170cm × 220cm )

夜明け前の水平線が少し明るくなった時間帯を想定して、漁船のかがり火か灯台の灯かわからないが明かりが波に反射しているなかで、岩に打ち付ける太平洋の荒波が月光に輝く様子をイメージして描いたもので、タイトルを『明かり』にしようか『月照荒波』にしようかと悩んだ挙句、『明けゆく』として夜明け前の雰囲気をタイトルとすることに決めたのであった。

内覧会に引き続き、入選者を祝う懇親会が開かれ、20名余りの今年の初入選者は舞台に呼ばれ、それぞれスピーチをする光栄な機会をいただいた。

この日の感動は一生心に残ることであろう。