杖突峠に寄る
2004年06月20日

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  六月四度目の富士山がぼんやり映る温かな週末である。近所の散策やドライブに飽きて久しぶりに諏訪湖に向かった。昼間の暑さを避けて八時過ぎに横浜を発ったが、首都高の渋滞も加わり諏訪インターに着いたのは一二時を過ぎた。小淵沢の手前で薄い霧が出始め、富士見高原から雨の中の走行に変わった。

  晴れ上がったものの宿の周りの山々には雲がかかっている。
台風が接近しているから美ケ原へのドライブはあきらめた。曇った日の諏訪湖一周は気乗りがしない。「ここまで来たら、あの峠に寄るんでしょ」と妻が言い出す。今日と同じ宿に泊まり高遠を往復した前回のドライブを妻は忘れていない。

  八ケ岳を見るポイントのひとつが杖突峠(つえつきとうげ)であ
る。茅野市と高遠町の間にある標高一二四七メートルの峠だ。茅野市側の登りは断崖で杖を突いて歩くことから名付けられたという。独身時代から何度も訪れているが八ケ岳、美ケ原、諏訪湖それに諏訪盆地を何度眺めても飽きない場所である。

  峠に向かう道路は出向くたびに整備されている。峠はそのぶ
ん忘れられてドライブインや茶屋は寂れるようである。三店舗のうちレストランはシャッターが降りたままである。蕎麦屋と喫茶のある建物も客は少ない。ともあれ、無料解放されている二階の展望フロアに出向いて諏訪湖や高速道路を見下ろし、雲に隠れた八ケ岳や美ケ原を眺めつつシャッターを押しまくった。壁に貼られた夜景やパノラマ写真を眺めるだけで飽きない。杖突峠は何度訪れても私に印象深い場所である。

  今回出向いた場所は杖突峠だけである。天気が崩れる予報
に追われてトンボ帰りした。富士見高原は帰りも雨であった。強い横風にハンドルをとられたが、韮崎から横浜までは日差しの強さに呆れた。同じ暑さにせよ、横浜の暑さは湿気が多くてべたつくのが不快である。

  ◎参考データ
  全走行距離;480km、
  往路;6/19(土)20;20〜24;20高速走行、2回休憩。ルートイン諏訪に宿泊。
  復路;6/20(日)10;00〜14;50国道と高速併用、3回休息。
  夫婦でドライブ、子供は留守番


           

                案内板                バス停

          

                営業中                休業中

              

             右上中央に八ヶ岳が見えるのだが・・・

          
         
              左側が諏訪湖             中央道のカーブ