たかがクルマのことだけど
勝手の違い ☆ 数台でドライブするとき
トップページに戻る 目次ページに戻る 前頁へ 次ページへ
気の合う人と数台で行動するときの一般的な注意や規制についてはすでに触れた。1台で走るときとは勝手が違ってイライラが増す。その原因は互いが自分の経験や習性に固執するからである。ここではなぜ苦痛に感じるかを整理しておこう。解決法は別の機会にしたい。
●参加者に甘えが入っている
これはドライバーを含めてお客様気分が抜けないことにある。後をついていけば何とかなるという甘えだ。目的地や経路の調べを他人まかせにして済ますことだ。道がわからないから金魚のフンのように追従し、信号無視することも多い。同乗者にしても同じことで
ドライバーの手伝いをせず、勝手なことを並べて足を引っ張ることも多い。
●運転に対する考え方が異なる
これは運転技術以前の問題である。同じ運転歴でも違いが生じる。自分のやりかたを絶対化し仲間に押しつける者から、些細なことに右往左往してオドオド運転する者まで幅広い。接近して走行する者がいれば、車間を広げて他車に割り込まれる者もいる。これは溝が深いから直しようがない。
●経験の違いや判断基準が異なる
これは運転経験の違いから生じる。長期的には適切なアドバイスやフォローで改善できることもある。でも、経験の違いは判断や行動に移る時間差が出るから、ベテランにイライラさせるモトである。
●仲間の間に別のクルマが入る
道路は誰もが使っている。スキマがあれば割り込まれるし、信号待ちで離れ離れにもなる。参加台数が増すほどバラバラになるモトである。それを嫌って固まれば他人には得体の知らぬ存在と映るだろう。数の多いことを鼻をかけ、浮かれた行動や狂態も生みやすい。
●運転のリズムが合わない
気心がしれた仲間でも運転に向かない人はいる。そして、参加者の相性も無視できない。話が合っても、運転を始めると性格が豹変する人もいる。それがリズムの違いとして感じることも出やすい。わだかまりがシコリになりやすい。これの解決は簡単にいかないと思う。
文頭へ戻る