たかがクルマのことだけど

旅にクルマを使う


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 歩いてゆっくり《見る》のが旅の基本だと思う。そして、《見る》ことを通じて何かを《感じる》のが旅の楽しさだろう。だからといてクルマの利用を拒むことはない。誰もが五体満足ではないし、老若男女を含めて行動したいときも多い。互いに《感じる》ものがあるだけでもクルマを使う意義はある。

 私は無目的に走らせる楽しみを否定しない。そういう利用を人一倍続けてきたからだ。でも、運転を好まないが使うしかないこともある。制約を伴いながら利用するのがクルマだろう。まとまって行動したり、費用の節約で選ぶこともある。

 どんな理由であれクルマを動かす限り何でも勝手にできるわけでない。《走らせる》ためには、状況に応じた準備や走行のための知識も欠かせない。まして、多数で行動するとなればペース配分や互いの協調をいかにして保つかの配意も必要だ。

 楽しく安全に旅をするためのヒントを私はこれから並べていきたい。でも、それを行動に移すのはドライバーであり同乗者である。それだけは忘れてほしくない。状況に応じた判断と行動が安全で楽しくクルマを使うのだと私は思う。

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