たかがクルマのことだけど

起きてから慌てるのでなく


トップページに戻る  目次ページに戻る  前頁へ  次ページへ

目次
 
故障の予防
 ●故障の原因
 ●応急処置と修理とは別もの


 私は長距離ドライブが好きだ。近所の買い物に引き出されるのは気が進まない。少なくても100kmを超えなければドライブとは呼びたくない。昔は北アルプスや八ヶ岳の麓へ日帰りで往復した。でも、身体もがたついてきたので300〜500kmの走行にとどめている。

 中古車を乗り継いでいた頃は故障に備えて、ファンベルト、バッテリーコード、ヒューズ、スコップ、チェーン、ヘッドランプ、ワイパーブレード、空気ポンプ、牽引ロープ、消火器まで常備していた。でも、最近はクルマの故障は滅多にないからこの半分も載せていない。また、モノグサになったのでクルマの点検は業者に任せっ放しである。

故障の予防

 やるべきことは確実にチェックして故障の防止に努める。これが予防である。最低限やるべきことは次のとおりである。

 @走らせる前にクルマを一周

 私が免許を取った頃は「始業点検」というのがあった。クルマを使うたびにボンネットを開けてエンジンオイルなどを測定し、タイヤの傷や磨耗を目で見て、ウインカーの点滅やランプの点燈を確かめた。最近はそこまではしない。クルマのまわりを一周し、ルームミラーやシートの位置合わせだけは確実に行う。こうするだけでも気持ちを引き締める。

 Aエンジンをかけてから確認

 最近のクルマはエンジンをかけなければ燃料計さえわからないようになった。サイドミラー(フェンダーミラーやドアミラー)の位置合わせもエンジンをかけてからだ。ウインカーやライトの作動にしても同様である。ブレーキを踏んでストップランプを点燈させ、ウインカーも点滅させる。こうすれば、電球切れとかヒューズ切れに気づく。オイル量とか水温だってメーターを見ていれば確かめられる。他人に迷惑をかけないためにも欠かせない点検である。 

 B走行中にも計器類を確かめる

 速度計や回転計さえロクに見ないドライバーが多いけれど、運転は五感を働かせて行うものだ。異音・異臭で故障に気づくこともある。また、計器類を見ていればガス欠やオーバーヒートも防止できる。空気圧だって走っているうちに気がつくものだ。
                               文頭へ戻る

故障の原因

 無茶な走行、無理な判断をしなければいいのに浮かれてヘマを重ねる。次にあげるようなことは故障に結びつくのでやめたほうが良いだろう。かっこうにこだわってクルマを故障させるもとである。

 @フットブレーキを多用してブレーキロック
 A半クラッチで速度調整をしてクラッチ板の磨耗
 B急発進・急停車を繰り返してタイヤの磨耗や車体の破損
 C砂利道や泥道をあなどって車体の破損やタイヤのバースト
 D狭い道に入り込んで車体をこする
 E走行状況に応じたギアやレンジを使わないでクルマに過大な負荷
                               文頭へ戻る

応急処置と修理とは別もの

 応急処置で直したものはあとで専門家に点検してもらおう。電気関係、エンジン、ブレーキ調整は専門家に任すべきだ。素人の生兵法は危険である。故障はその場しのぎですまさず徹底的に直すに限る。金を惜しんで他人を巻き添えにするドライバーは最低である。
                               文頭へ戻る