たかがクルマのことだけど
圏央道がつながった
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昨日午後にようやく圏央道のあきる野インターとハ王子ジャンクション間が開通した。9.6Kmで90分の短縮という。出かけようとしたがパソコンいじりに疲れてあえなく挫折し、妻に抵難される始末である。さっそく出かけなくちゃと言い交す両親に呆きれていた息子は苦笑いをする。
おととし3月の青梅lCとあきる野lC開通の時は娘も同乗していた。横浜とかかわりのうすい三多摩まで何で出向くのかと子供はいぶかし気であった。夫婦で秩父に出向くことさえ子供には不思議に映るようだ。結婚前にはー番手ごろなドライブルートだったのを知らないからだろう。地図を見れば三多摩と山梨や秩父は隣接しているのだが横浜育ちにはなじまぬ場所である。
そういえば高尾山の自然保護の訴訟もあったが判決はどうなっただろう。あれも圏央道にかかわるがさっぱり伝わってこない。ドライバーとしては早くつながってほしいが、自然破壊もほどほどにという感傷もある。でも、田舎はいつまでもそのままでという都会者のエゴでないことを信じたい。不便を地方に強いる環境保護はうんざりする。
それはともあれ、40年前から国道l6号の慢性渋滞を経験してきたわたしには今回の開通は嬉しい。炎天下に先に進まぬいらだちはドライバーにしかわからないだろう。後ろでのんきに本を読んでいた上品な人にはいらだちもわかるはずもない。動けないクルマもつらかったことだろう。これで行動範囲が広がるとほくそえむ夫婦がいることも忘れてほしくない。(2007/06/24)
圏央道開通後のスライドショーを併せてごらんください。