たかがクルマのことだけど

案内標識で1日に2度も戸惑った



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 横断歩道の表示がハシゴ形から横じまに変わっていることを最近読んだ雑学集で知った。水はけを良くし、塗る時間を短縮させる効果があるという。また、二輪車用の二段停止線も廃止する傾向にあるようだ。クルマの巻き込みを防止するために作られたが、すり抜け走行を誘発させたり変な優先感を生むからだという。

 その他の表示にしても微妙に変わっているようだ。見やすさや安全の見直しで改善を図るのも欠かせないことだ。でも、案内標識は高速道路と一般道で行き先の上下が逆になるなど相変わらず不統一がある。ちなみに、高速道路は近い順に上にして注意を促すという。また、一般道は上が遠くを示している。

 先日は1日に2度も案内標識に惑わされた。ひとつは川越から西大宮バイパス(国道16号)を使い、新大宮バイパス(国道17号)に入るときの標識の見にくさだ。左に大きくユータンするように入るのだが慣れないドライバーは直進するだろう。こちらはあらかじめ予告標識もあり、まだ明るいうちで、以前に走行した経験もあったので戸惑いは少なかった。

 もうひとつは、川口方向から外環道を使い三郷JCTで首都高速に入るときである。従来より車線が増えたから、首都高や常盤道に入るためには左に折れて大きくカーブして入る必要がある。手前に一般道に入る標識があって戸惑い、行き先が大きく表示されているために、首都高は真中になって直進するように錯覚させられた。文字を横に1列に並べるより、方向に応じて二段に表示して、左折と直進を区別したほうがドライバーに分かりやすいだろう。こちらは日も暮れて雨も降り出していたから大慌てさせられた。

 せっかく金を使うのだからドライバーを戸惑わせてほしくない。いつも走るドライバーには分かっても、慣れないドライバーを混乱させるなら罪作りである。カーナビを設置しているクルマなら案内標識は不要かもしれないが、そういうクルマばかりではない。また、設置した後にも見直ししてほしいものである。(2006/04/11)

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