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                        | ◎目次 ●安定性は家電の基本
 ●パソコンは拡張性優先
 ●拡張性がトラブル誘発
 ●神経質にならない
 
 関連 09 整理しすぎてクラッシュ
 12 バージョンアップはスリリング
 
 
 パソコンにトラブルはつきものである。こう言うと開き直りと思われるはずだ。同じ電子機器であっても不安定を内在するのは、パソコンが拡張性を優先させることを忘れてはなるまい。
 
 
 ■安定性は家電の基本
 
 電子レンジ、テレビ、ビデオなどの家電製品はどこのメーカーであっても安定している。クルマの操作と同じように手順に従えば確実に動く。
 
 家電やクルマは安定性を優先し、拡張性を除外している。つまり、改造ができない閉じたシステムである。
 
 
 ■パソコンは拡張性優先
 
 パソコンはソフトがなければ「ただの箱」といわれる。でも、基本ソフトのOSだけでは何もできず、アプリケーションソフトや関連する機器とつなげて利用する機械である。
 
 使う目的に合わせて利用の方法が異なるのがパソコンの「拡張性」である。多様な目的に合わせるために開いたシステムにするから安定性は度外視される。
 
 
 ■拡張性がトラブル誘発
 
 パソコンに安定性を求めたら買ったまま使うことである。あらかじめ組み込まれたソフトで満足し、後からソフトを追加したり削除しないことだ。
 
 でも、そういう使い方をしないのがパソコンである。不安定要因を抱えながらも目的に応じた使い分けをする。つまり、ある程度の知識とメンテナンスを身に付ける必要がある。
 
 
 ■神経質にならない
 
 すでに「11 こまめとおおまか」で触れたように点検とメンテナンスの基本は知っておくべきである。
 
 でも、神経質にならないことも大切である。なんやかやいわれているウインドウズもシステムの安定性は高まっているからだ。
 
 フリーズしてもあわてず、「タスクマネージャー」や「システムの復元」を使えばよい。壊れない機械などないと思えば済む。いじりまわさず、フリーズに至った原因を思い出せばいい。慌てて電源を切ることだけはしないことである。
 
 
 
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