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                  | 14 目的を絞って自作 
                    
                      
                        | ◎目次 ●英語に戸惑う
 ●買ったほうが安い
 ●深みにはまる
 ●目的を絞る
 
 
 やらなくて良いことに手を染めて後悔するが、パソコンの自作は楽しさにつられてハマるものの最たるものではなかろうか。
 
 
 ■英語に戸惑う
 
 自作を行なうと英語に振り回される。基板であるマザーボードは台湾製が多いから解説書も英語だ。他の機器との接続プログラムであるBIOSの設定は元々英語表記だから苦闘が続く。
 
 最初に英語で苦しみ、次から日本語の解説付きにしたがぎこちない翻訳に戸惑うことも多い。好きで始めていらだちが増えるのも自業自得だろうか。
 
 
 
 ■買ったほうが安い
 
 安いから自作というのは誤りである。あらかじめ自作に必要な機器をセットにした「ベアボーン」は確かに安価だ。すでにOSやソフトがあり、ディスプレーがあればのことだ。
 
 OSやアプリケーションソフトまで含めてメーカー品と比べれば、自作のほうが高くなる。サウンドボード、グラフィックカードそれにCPUにこだわればきりがない。
 
 
 
 ■深みにはまる
 
 自作はプラモデルの組み立てに似た感覚で始められる。ネジ回しがあれば済む。ハンダごてやテスターは不要だ。
 
 むしろ、組み立て後の設定のほうがてこずる。パソコンの知識が試されるが、それを乗り越えていくのが楽しい。
 
 そして、完成すると次の拡張がしたくなり、新たな機器や部品探しを始める。私にしても3回手を出し、ますます深みにハマるところであった。
 
 
 
 ■目的を絞る
 
 自分で作る楽しさはパソコンに限らない。凝ればきりがないのもつきまとう。挙げ句の果ては壊すために作る始末だ。
 
 どこで切り上げるかの見極めを持っていない自作は無限ループに入り込むだけである。目的を絞って、適度に切り上げて利用することが大切である。
 
 
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