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◎目次
●機械にまかす
●知識と実行の違い
●こまめに行なうこと
●メリハリをつける
■機械にまかす
わずらわしさや面倒臭さを嫌って機械にまかせてきた。筆算の代わりに電卓、手書きに替えてワープロ、マニュアル車からオートマ車、一眼レフからデジタルカメラに移ってきた。
知識や思考力の低下を伴うものの機械の導入によって面倒なものから解放されている。いまさら過去に戻れと叫ぶつもりはない。ゆとりがうまれた分、予想もつかなかった分野に手を広げられた。
でも、依存を増すたびに機械に振り回され、それが高じて機械いじりに熱中することもある。機械にまかせておけば良いことまで立ち入るのも変である。
■知識と実行の違い
クルマの運転を例にあげれば、どんな機械が組み合わされてクルマが動くとか、止めるための物理法則などは大まかに知っていれば済むことである。
運転前とか運転中は単なる知識でなく、クルマの調子をメーター類や五感で確かめ、天候や混雑の程度に応じた判断をして的確に走行するしかない。つまり、状況に応じた冷静な判断や行動が求められる。
パソコンもそういう二面性がある。おおまかに知っていれば良いこととこまめに確かめて実行していくことは別であろう。
■こまめに行なうこと
パソコンは電源を入れ、OSが立ち上がるまでこまめに確かめる必要がある。異常を発見し、対処してからソフトを使わなければ折角作ったデータを壊して、悔やむことになる。
次は、使用中の動作や反応を確かめて操作することだ。いくらマルチタスクでも、あれやこれやを一斉に強いれば機械も反抗する。
でも、パソコンを魔法の玉手箱や疲れを知らない無限エンジンだと思い込む人も多い。それを避けるには機械の動作状況を的確に把握するにはタスクマネージャーを使うことである。
■メリハリをつける
データの破損を恐れて毎回バックアップするひともいるが、自動バックアップを設定すれば済む(ただし、できないソフトもある)。
それなら、メンテナンスに気を使うべきだろう。スキャンディスクとデフラグのチェック、あるいはソフトによっては「データの最適化」などを行なうべきである。
こまめとおおまかを使い分けるのがパソコンには欠かせない。知識で足りることに手を出さず、点検や補修を必ず行なうことが大切だろう。
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