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もくじ
●きっかけ
●相談をするために
●向上心が足かせ
●割り切りも大切
関連: ひけつ13 増設に歯止めなし
■きっかけ
ベランダに布団さえ干せない環境のため無線アンテナの設置をあきらめた10年前の転居に伴い、ウインドウズ3.1のMS-DOS機を買い込んだ。プリンターなど不要視された時代で、データ保存もフロッピーで行なった。当時は分厚い取扱書が付いていて何もかもが分からないことばかりであった。
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→参考; 「ウインドウズOSの移り変わり」、
「MS-DOSの思い出」
■相談をするために
取扱い説明書やヘルプが分からないのは今も昔も変わらない。それとともに何に使うかもはっきりしないのがパソコンである。何でもできそうで何にもできないのもパソコンにつきまとう。
相談相手のハムショップ(無線機販売店)では、自分のやりたいことや故障状況を説明するのに四苦八苦した。折角買ったのに放置すれば妻に笑われると恐れたものである。
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■向上心が足かせ
操作に慣れるに従って相談相手も増え、雑誌で得た知識をもとに簡単なバッチファイルを作り、立ち上げ時間を短縮したり、自分にあわせたバックアップも行なった。
経験を増すとともに自信も増え、興味や関心が広がっていった。ハードディスク交換、スキャナー増設、パソコン通信、パソコンどうしの接続などに手を広げたのも楽しい思い出である。
新しいことを始めるたびに何度もつまづいたが、それを乗り越えた達成感がパソコンにはある。同種のソフトの使用比較とか、設定の改良などに夢中になった。
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■割り切りも大切
手を広げればきりがないのがパソコンである。ハードからソフトまでまったく幅広い。増設したり改造して遊ぶ道具として不足がない。
でも、魔法の玉手箱ではない。いじりすぎれば故障もする。ソフトやデータを増やせば速度も落ちる。目的に合ったものに止めて使うものだろう。
あれもこれもでなく、自分が何を目的に使うのか確かめることが大切である。何もかもに手を染め、身に付けたものが少ない私はそんな気がする。
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