51 「雨の物語」の移調にてこづった
ギターに挑戦
せっかくの 休日が朝から雨である。
こんな日は「物語の終りに/こんな雨の日/似合いすぎている♪」とイルカが唄った『雨の物語』を口ずさみたいが、
苦手なコード進行があってやめた。
移調をしても変な感じがしてそのまま弾く気がしないので先送りにしてきた。
我が家にはフォーク系の歌集がたまっている。
歌ったり演奏するためでなく、フレーズを間違えずに記録するための資料だ。
歌詞を確かめるために集めたが、レコードやCDに掲載されていたものと文字が異なるときもある。
楽譜もついているがコードしか見ないのも、音楽にそれほど関心がなかった反映だろう。
先日、市販されている譜面をパソコンソフトに入力して気づいたのはそのとおり演奏しても聴いたものと異なることだ。
わたしの耳が衰えたかと思いCDを聞き直したがやはり違う。
譜面になったものと実際に演奏されるものにはアレンジが介在するからだろう。
前々から違和感をもってきた『雨の物語』を弾くために我が家の楽譜を並べてみた。
EmではじまりBm7も入る楽譜をAmで移調しても違和感がつきまとう。
そこで別の歌集の譜面を眺めるとBmで始まりF♯mもはいるがAmで移調をすると違和感がない。
ま、ここらへんは苦手なコードが多いわたしの都合にすぎない。
作詞・作曲をした伊勢正三の唄を10曲ほどCメジャーで移調してきたからコード進行に違和感を感じて気づいたのかもしれない。
楽譜は読めなくてもコード進行や音の違いに気づくこともある。
コードの選択にしても12旋律には5つの異名同音(♯と♭がついても同じもので、ピアノでいえば半音の黒鍵部分だ)があるからだろう。
また、代理コードを使って譜面を作成したのかもしれない。
こんなことは自慢にならない。
でも、自分が納得するには比較して確かめるしかない。
いつもは手抜きで対応しているが、違和感を感じたままでは先に進めないのも上達しない理由かもしれない。
そういうことにも気が向くだけマシだと思っている。(2007/03/12)