19 コードチェンジを気にして押さえが甘くなる
ギターに挑戦
お前だけがを弾いていると「指が動くようになったね」と娘がおだてる。でも、上手になったとは言わない。相変わらずFコードでつまづくのである。
「お父さんて意外にしぶといのね」というのも腹がたつ。諦めが早い娘とは違う。せっかく買ったのにすぐ諦めたら家族に示しがつかない。
確かに指の移動は早くなった。でも、左指の押さえがゆるくなっている。どのテキストにも左手の押さえ方のコツは次の3つである。
●指先で弦を「しっかり押え」る
●押えない弦に触れないように「しっかり指を立て」る
●コードチェンジをしやすいように「力まずに柔らかく」押える
早いチェンジを気にするほど「しっかり指を立て」るのが雑になりやすい。ギターはバカ正直だから手抜きをすれば音が出ない。「力まずに柔らかく」というがけっこう肩に力が入っている。でも、退屈な基礎練習より耐えられるのもなじみの曲だからこそだ。
気があせっても身体がついてこないのはギターだけでない。そういうときは一息ついでから行なうにかぎる。調子がよすぎてもつまづくこともある。おだてられても有頂天にならずできることを積み重ねるしかないだろう。そう言い聞かせてギターを弾いている。(2007/01/06)
【フォークだけが音楽ではない】
フォーク系の唄ばかりあれこれとり上げてきましたが、私はロックや歌謡曲も好きです。軍歌や演歌は口ずさみませんが、根が単純だから失恋の唄でも心地よく感じます。歌詞にこだわるのは説明しやすいし、気に入ったフレーズがあるからです。リズムや細かいテクニックに立ち入らないのはそういう知識を持ち合わせていないからです。
音楽を言葉で説明するのは無理が伴います。リズム優先の歌詞が少ない音楽は特に説明が難しい。私がフォークを選ぶのは慣れ親しんだからです。歌詞がないインスツルメンタル音楽、フージュン系と呼ばれる歌もけっこう聴きます。でも、説明しにくいからとり上げません。これでも昔はバロック音楽にも懲りました。
そういうことで、これからもフォーク系の唄をとり上げていくつもりです。フォークを押しつけるつもりはありません。(2005/09/27)