17 指を動かす癖がついた
ギターに挑戦
久しぶりに出勤した。家にいるときは本を読む気が失せたのにバスや電車で意欲が戻るのに驚いた。でも、会議中でも無意識に指が動くのが気になる。左手の人さし指や中指と親指が交互に動く。先日読んだ本で身につけた早弾き運動をしてしまうのも恥ずかしい。
毎日50回は指のグー・パー運動を続けてきた。それで握力も付き、弦を押えるのもセーハーを除けば苦にならなくなった。最近はコード進行もそれなりにできるようになったがこの早弾き運動も役にたっている。ときどき薬指や小指も交えて親指と交差させてきた。
今まで身体を動かすのがオックウだったが自ら進んで行なうのも不思議である。山歩きしていたころに電車では爪先で立ってバランス体操をし、ゴルフを始めたころにスイングのかっこうをしていたようなものだろう。
ギターは持ち歩けないから当分は指の運動をするしかない。帰宅して無意識に指が動くと言ったら家族は呆れ返る。それにしても無意識に指が動くのも困ったものである。痴漢と間違えられるのもまずい。動かないように包帯でも巻いておこう。(2007/01/04)
【補記】
足りない握力をどうして鍛えるかと思案したが思いつかない。写真上は台湾製の握力強化器、下はどこにもある握力強化道具である。使ってみて気づいたのは握力を鍛える前に指を動かす方が先ということだ。小指を鍛えるならDやGのコードをシッカリ押さえるほうが実践的であ。1弦を押さえるのはけっこう力がいる。弾いて鍛えることも忘れてはならないことである。
【練習場では飛ぶのに】
腰痛を理由にゴルフはずっと前にやめた。いくら練習してもコースに出ると精神的な脆さが出て乱れるから足を洗った。ゴルフは精神力の強い人でないと向かないスポーツだと私は思う。練習場には夫婦で出かけた。早朝に起きて、子どもは家で留守番させ、市内の練習場をまわった。最近、子どもが「もう連れていってくれるんでしょ」と言い出す。大きくなったら連れて行くと言ったのを忘れていない。
練習場では自分が描いたラインで球が飛ぶのに、コースではあらぬ方向に飛ぶのが腹立たしい。足元が平らでないしマットもないからだろう。見慣れない景色にだまされて方向が意外にズレてしまうようだ。ゴルフは飛ばすだけでなくグリーン処理のセンスに左右される面がある。また、メンタルな面も無視できない。足すのでなく、マイナスで計算するのもなじまない。飛ばすことは練習で解決できるが、パターは経験で身に付けるしかない。
でも、練習は嫌いじゃない。試合が性格的に合わないだけである。飛ばしたり振る楽しみはある。また、練習場は夫婦が会話をする場であった。下手な者どうしが上手な人のスイングを眺めるだけでも飽きない。勝負にムキになるとそういうことが忘れてしまうのも精神的な脆さである。ゴルフは根気がかける私には向かない。周りの景色を見ていなかったのが口惜しい。(2005/05/27)